ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

2023年春 鴻ノ巣山

2023-04-02 22:17:57 | 日記
 自宅から徒歩5分の水度神社に参拝し、奥に続く鴻ノ巣山に登ってきた。展望台までは行かず、桜見台で引き返したので、1時間くらいのコース。

 もう25年くらい毎年春には登っている。桜もきれいだけれど、ミツバツツジがとてもきれいで。これを見ないと春が来たと言う感じがしないのだ。

 桜は満開を過ぎていたけれど、ミツバツツジは満開。山全体がピンク色に染まって、春の光に輝いていた。

 ところどころにベンチがあるので、水を飲んだり少し本を読んだり、休みながら行く。

 9時半から登って、降りてきたのが10時半くらい。

 帰るころには団体の人が登ってきてわいわいしだした。家族づれがいて、祖母、父、小学校低学年の娘2人という感じで、ほほえましく眺めていたら、祖母が枝垂桜の下のほうの花をちぎって孫に手渡していたのでびっくりした。もらった娘のほうが、「そんなことしたら枯れちゃうよ」と言っていて。

 たぶん、満開が終わっちゃうよ、と言いたかったんだろう。ほんとだよ、後から来る人の楽しみがなくなるよねぇと言いたかったけど、注意できなかった。まぁ、祖母の立場もあるだろうし。そこに母親がいたら、「お母さん、そんなこと娘のまえでしないで」ってたしなめたかもしれない。

 山も花もそのままで楽しむだけにしたいと思う。

 少し悲しい気持ちで下りていたら、すぐ近くでウグイスがきれいな声で鳴いた。

 そうだそうだ。私はきれいなものを見て、パワーをもらうために山に登ったんだったと思い出した。

 下から登ってきたひとも声のほうを見上げていた。

 来年も再来年も、桜もミツバツツジもウグイスも私も。変わらずにいられますように。
コメント
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