ほよほよさんぽみちNEW

いつでも君のこと好きだったよ

紫陽花弁当

2020-06-21 19:57:41 | 日記

 去年の11月から介護付老人ホームに入所している義父。いろいろ解除されて、日常が戻りつつあるけれど、ホームに問い合わせてもまだ本部からの許可がでないとのことで、なかなか面会にいけない。

 

 義父は93歳という高齢だけれど、ガラ携を使って毎日ショートメールで様子を知らせてくれる。朝起きてから、食事、寝るまで、1日5通くらい。

 

 きょうのお昼に届いたメール。

 

 「今日は紫陽花弁当です」

 

 紫陽花弁当・・・・ お花見弁当はよくきくけれど、紫陽花弁当っていうのはどんなだろうと思う。写真の添付ができないので想像するしかない。よくわからないけれど、

 

 「いいですね!」

 

 と返す。ホームのスタッフと電話でこのあいだ話したら、英会話などの外部からの先生のメニューは中止になっているけれど、スタッフが先生になってくれている書道は積極的に参加しているらしい。書道は黙ってやるし、人との距離も保てるので安全だという。毎回、何枚も書いて楽しんでいるもよう。

 

 本当に義父の対応能力というか順応性の高さに助かっている。

 

 はじめはいろいろ運営のことが気になっていろいろ私に言ってきていたけれど、数か月で慣れてくれた。コロナで会いにいけないこともちゃんと理解して納得してくれている。

 

 実家の父は、自分で家事をまったくしないので、母の具合が悪いともう弱気になっておろおろするばかり。一昨日も妹に電話をして、「お母さんが家事がまったくできなくなったから、お姉ちゃんとふたりで相談して助けに来てほしい」と言ってきたそうだ。たぶん私は一蹴するので言ってこないのだろう。

 

 母にきのう電話をしたけれど、結構元気そうだった。買い物ヘルパーも週に2日お願いすることになったし、食べ物に困るということはなさそうなんだけど。

 

 どうも父は娘を自分の所有物と思っているきらいがある。いつも母とふたりで「うちは女の子でよかった」ばかり言っている。いや、娘であろうとサポートできない人はできないし、私たちだって限度がある。

 

 妹もいま週に1回、交替でサポートするのが精いっぱいだということを言ってくれたらしい。

 

 「自分たちで暮らせないなら施設に入るしかないよ」とも。

 

 嫁にだして30年以上が経つんだから、ちょっとは遠慮してほしいものだ。 私たち、もうお宅の子じゃないのよ。なんでもそうだけど、やってもらってあたりまえってなると、心からやってあげたい気持ちが萎えてくる。徒歩10分くらいのところにスーパーもあるし、ゆっくりでも買い物はできるはずなんだけど。

 

 相手の状況とか気持ちとか慮れなることが、年齢に関係なく老化のバロメータなんだと思う。

コメント
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