ビアンカの  GOING MY WAY ♪

昨日・・今日・・そして明日
   人生は ・・・ダバダバダ・・・

あぁ、ステファーノ!

2007-11-30 | weblog

先週の三連休には、久々振りに義兄のお墓参りに行こうということになりました。
八王子で高速を降りて、拝島橋を渡り、奥多摩街道をどんどん走り、
東青梅をさらに奥に入って行った所なので、年に一度訪れる位でした。
今回は、方角が近いので、S先生の眠る霊園にも寄ってきました。

カトリック霊園といっても、一見普通の墓地と変わりありません。違う点といえば、どのお墓にも十字が刻まれ、マリア像がその傍らに立っていたことでしょう。

左の像がS先生のマリア様です。墓石左手に立って祈りを捧げている表情は、他のどの像よりも無垢で美しく感じてしまいました。私たちがそこに着いた時、墓石の上にバッタがジッと佇んでいたのです。いつまでも動かずにいるので、デジカメを接近させて
「お~ぃ、バッタく~ん!こんにちは。」
と、声を掛けながら二枚ほど写した時、かすかに触角を動かして反応してくれました。すぐに、これは先生が昆虫になってで迎えてくれたんだ、と思いました。S先生のあだ名は「かまきり」だったけど、きっと色々な姿に変身し、時折地上に降り立つのかも知れませんね。


  夫の父親はいまから30年ほど前、まだ夫と
巡りあう前のことですが、サンパウロ市内で、
歩いていて突然倒れ、あっという間に帰ら
ぬ人となってしまい、市内にある広々とした
公園墓地に埋葬されました。夫はビザの
関係で2年おきにブラジルに行くのですが、
ある時、お墓参りに行ったら、墓石の周りを
赤いチョウがひらひらと舞ったり止ったりして
いて、彼がそこにいるあいだ中、傍から離れ
なかったそうです。一緒にいたブラジル人の
タクシーの運転手は、「これはすごいことだ!
奇跡だ!鳥肌が立ってきたぞ!」と、興奮
していたという話しを思い出してしまいました。

S先生より3年早く天国に召された奥様と一緒に眠るその墓石にはお二人の名前と洗礼名が左右に仲良く刻まれ、その上、中央には ~愛は永遠に~という言葉が彫られていたんですよ。   
何というロマンティスト!実に先生らしいその言葉に、つい笑みがこぼれました。幸せなお二人だったんだ・・・いいなぁ。私たちだったらぁ、、、絶対に・・真似出来ないだろうな、と一人密かに思っていたけど、二人密かに、だったかしら~。
                       
                      

気が付けば時間は2時を回っていたので、念願のお食事処には行けず、たまたま走っていて見つけた、冴えない「かんぽの宿」の中でパッとしない昼食、というより軽食をとり、「青梅宿アートフェスティバル2007-昭和浪漫の青梅宿」を開催中の青梅街道を少し走り、義兄のお墓へ、と向いました。本当はフェスティバルの中を歩いて見たかったのですが、日の暮れるのが早いので諦めました。お参りのあとは、昭和記念公園の中の紅葉も見て帰ろう、と計画していたんですよ。なのに~大渋滞に巻き込まれ、公園にたどり着いた時は閉園時間を過ぎていました。ついていない!以前来た時も、駐車場への列が延々と続き、諦めたことがあり、これで2度目。参りましたね。
高速道路もかなりのの渋滞中、とわかり、甲州街道を東京までノロノロと走り通しました。
どうせなら、と、井の頭通りから表参道を抜け、ミッドタウンに寄ってピザでも食べようと、勝手に提案しましたが、ここも駐車場が満車。でもクリスマスのイルミネーションが華やかで、ワクワク心地でしたよ。
それからわが街に戻ったか、って?そうは問屋は卸しません。そういうところに全然興味ない、というパパを、でも、まだ見ていないんでしょう?と言いながら、キラキラ輝くイルミネーションで飾られた丸の内仲通りを突っ切って、新丸ビルまで連れて来てしまいました。
やっと、東京駅を見下ろせる場所で、おいしいたべものにありつけた~。
この日のお食事処は「ソバキチ」。お蕎麦や単品モノを幾つか注文し、美味しくいただきました。オープンな居酒屋風のつくりです。そばのドアからベランダに出て飛び込んできたのは、この夜景。

       



                

   


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6 Comments

コメント日が  古い順  |   新しい順
めぐり合い (netton)
2007-12-04 09:31:26
biancaさんは沢山の素敵なお方とめぐり合っているのですね
カトリック霊園って何処にあるのか知りませんでした。
ご主人のお父さまのお話し・・・赤い蝶・・・なんか
夢物語のようです。
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不思議ですね! (poppy)
2007-12-04 20:56:37
カトリック霊園って行ったことありませんが・・・
先生のマリア様ほんとに優しい気品のある顔をしてますね
バッタが動かず墓石にいたなんてなんか不思議!
喜んでくれたんだと思いますよ・・・
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愛は永遠に (かぐやひめ)
2007-12-05 11:59:25
「愛は永遠にを墓石に彫る」は私の辞書には載っていません
きっと天国でもおふたりで幸せにお暮らしでしょうね
バッタも赤い蝶も・・・魂はやはりそこにいらっしゃるのかしら
コメントがクローズだったので、いたずらコメント攻撃に備えてかな?なんて思っていました。
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Unknown (bianca)
2007-12-05 22:25:00
nettonさん

沢山ではないですが、愛だ恋だ、抜きで、絶対に忘れられない
人っているんですよね。いつでもその頃の若かりし姿で
年食った私の前に登場します。
夫の父親も、写真で見る限り、ストーリー性がふんだんに
ありそうなんですよ。文才があればぁ~と思います。


poppyさん

霊園はマリア像と十字架を除けば全く普通の感じでした。
バッタには驚きましたね。バッタでなくてカマキリだったら
失神ものでしたよ。何年も前の、電話越しでの先生の声が
聞こえて来ました。喜んで迎えてくれたと思っています。


かぐやひめさん

リンク付けされた「変態コメント」が投稿されていたので削除し、
再投稿を防ぐのに、しばらく閉じていたんです。ご免なさい!
あの言葉は、先生の人生観が現れています。真っ直ぐを見つめたまま
人生を全うした一大ロマンティストの御言葉です。
だからぁ、ドキドキしすぎて再会を果たせませんでした。
「明日ありと思う心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬものかは」
親鸞の言葉を噛み締め続けています。




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ロマンティスト (ミサ)
2007-12-07 12:37:34
最近縁遠くなった言葉。
今日、ブログを拝見して、なんだか心がほんわか。
私にも心打つ娘時代に戻ったような気持ちがまだ残ってるのかな?って、再認識しました。
そんな夫婦で、いられたら幸せと思いますねぇ~。
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ミサさん (bianca)
2007-12-09 23:26:23
石に刻まれたその文字に一瞬ドキッとしました。
だってぇ、「さめたスープ同士」の四つの目に同時に
飛び込んできたんですもの~「愛は永遠に」の文字が!
享年80才のその方はきっと、永遠の青春の切符を
手に入れたことでしょう。
あぁ、ハートに火を付けて


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