ビアンカの  GOING MY WAY ♪

昨日・・今日・・そして明日
   人生は ・・・ダバダバダ・・・

収穫の秋に

2005-11-03 | weblog

                                
新潟から、沢山のおけさ柿が、
北海道からは大地の特産物、じゃが芋と玉葱が送られてきました。
玄関先にド~ンと置かれた箱を見ながらスゥーッと息を吸い込むと
それぞれの場所での様々な出来事が私の脳裏に次から次へと
浮かんでは消え、又浮かんでは消え・・・・・・。

義母のふるさとは新潟県新発田市。
今はホームで暮らしていますが、今年の連休時に、思い切って、私の夫が母を故郷に連れて行きました。
心臓バイパス手術をしてからというもの、ずっと紙オムツのお世話になっています。本人が、その安心感から手放せなくなったのでしょう。よろよろと、足元が不安定で、入浴時のこと等を考えると心配でどうなる事か、不安でしたが、もう今しかない、と思っての決断でした。
新潟では、85歳になる母の姉を、他の2人の妹と共に病院に見舞う事が出来ました。
その姉は、それから1ヶ月を待たずに他界。姉妹4人が再会出来た最後の機会に間に合って本当によかったなあと思いました。

新潟、と言えば、我が子が中学1年のときに山村留学をしていた所です。
私が新聞紙上でふと目にした、佐渡への留学生募集の記事。
へぇ~~こんな事があるんだ・・と思い、資料を取り寄せ、トントン拍子で決定となりました。本人は
快諾したものの、親と離れ離れになるのは生まれて初めての事。
東京駅で別れるときは、それは悲しそうで、こちらを見ていつまでも手を振っていたあの純粋な瞳は
未だに忘れられません。

あぁ・・何と懐かしいことよ。今の彼からはぜ~~ったいに想像もつきません!!
共同生活、農作業、干し柿作り、佐渡トライアスロン大会のお手伝い、片道8キロの自転車通学、
その他沢山の貴重な体験を、生活の一部として積み重ねていけたことは、その結果がすぐにどうこう・・というのでなくて、どこかで何かが、知らず知らずの内に身についているのではないかと思っています。
でもそのお陰で私も数回、佐渡への旅人になれました。

   

北海道にいる友人は、たまたま東京の大学で゛学んでいた彼に見初められ、美瑛の町のお嫁さんに
なってしまいました。野いちごを摘んでジャム作りをしたり、羨ましいくらいの自然の中での生活、
しかし、長くて厳しい冬は毎年必ずやって来ます。東京に生まれ育った彼女には今でも冬場は
辛いの一言。たまに訪れる私のような旅行者にとって、冬の北海道というのは一番北海道らしく、
ダイナミックで憧れの季節ですけど。
ちょっとした出会いがその人の一生を左右してしまうんですね。  

                                  

一年間の佐渡での生活を終えた息子は、今度は北海道に留学先をかえ、そこで中学を卒業するまで生活しました。
そんなことで、私は2年間の間、やれ始業式だ、運動会だ、文化祭だ、受験相談だといっては北海道へ出かけ、子の心身の成長に目を細め(勉学には目を閉じて!)、学生時代以来の友人とも会うことが出来、さらにはふるさと銀河線にのって、北見の親戚宅を何十年ぶりかで訪れる事が出来たのです。

       
 そして今は・・
なんにも・・・な・・い。
あるとすれば、おい。迫りつつあるおい・・・。オイオイ!  
Oi!Como vai?

       

 


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2 Comments

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そうなの? (poppy)
2005-11-03 12:03:14
息子さん多感な時期に色々経験されたのね、それって一生の宝物よね、親だっていろんな思いもあったでしょから・・・

そして今はなんにもなーい、なんて事はboancaさんには無いと思いますけど
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やっぱり (bianca)
2005-11-04 19:59:14
今を生きる!でなきゃ嘘ですよね。(ありがとう、poppyさん!)

ちょっとしたことで落ち込んだり、喜んだりの繰り返し。修行が足りまへんナァ・・。私が山村留学をすべきでした。

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