ビアンカの  GOING MY WAY ♪

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   人生は ・・・ダバダバダ・・・

初めての岡山・広島 その2

2009-06-22 | visit/drive


和記念公園発宮島行きの船のことは、前もって知っていたのではなく、市電で出会った例の方からお聞きした情報でした。値段は割高だけど気持ちいいですよ、と。
それよりも嬉しかったのは、駅まで引き返すことなく、時間に余裕があれば行きたい、と思っていた宮島へ直行出来たということ。「あのかた」の仰ったように、水しぶきを感じながらの快適な45分間の船旅でした。と言っても、パッとしない、と言ったほうがぴったりの小さな船の窓から、やっとこさ見えた水しぶきでしたけど。

代より神の島として崇められてきたという宮島に到着です。
桟橋だけをみると、何の変哲もないのですが、ここは松島、天橋立と並んで日本三景の一つなのです。宮島の予備知識はそれ位でしたが、意外なお出迎えがありました!

愛いのでおいでおいでをしたら近寄ってきて、いきなり手に持っていた(宮島の地図の書かれた)一枚の紙をムシャムシャと食べ始めたんです。びっくりしてすぐに取り返しましたがゲンコツ大ほどはかじられました!お腹が空いているのかしら。それにしてもあちこち鹿だらけ。で、地面をよく見るとコロコロした糞がいっぱい。

   

ッソ~フンじゃったかな・・。車道を堂々とゆっくりと歩いているので車に轢かれないか心配でしたが、そういえば走っている車、全然見かけなかったな。気付かなかっただけかしら。
しばらく行くと厳島神社のシンボル、朱塗りの大鳥居が見えてきました。写真でなくて本物です!満潮時には海中に浮かんだように立ち、引き潮時は砂浜に立つという大鳥居。ちょうど4時過ぎごろでしたか、海中に立ち、優美な姿を見せてくれました。同時に、潮の満ち加減によって海に沈むモンサンミッシェルのバス発着所を思い出しました。


        

        

島神社は神殿造りの技の極意、といわれるだけあり、海に面したそのスケールの大きさを目の当たりにして、いにしえの優雅な平安朝の面影が凝縮して浮かんでくるようでした。集合写真を撮るのに整列している子供たちを背景に、私たちも一人ずつ写真の撮りっこをしましたよ。

  

古元年(593年)に創建されたといわれ、仁安3年(1168年)平清盛により現在のように造営されたという厳島神社。鮮やかな朱塗りと檜皮葺きの荘厳な屋根、そしていくつもの建造物が延長108間にもおよぶ回廊や橋でつながれ、満潮時には海側から見ると、海面に浮かぶ幻想的な平安の宮廷世界を垣間見るような風情のようです。

朱印をいただくとき、値段が表示されてなく、お志でけっこうです、と言われ困った!いつもなら窓口に300円とか書かれているのに、志となると300円はケチくさいかな、それとも気持ちだけでいいなら100円でもいいのかな、と一瞬あたまの中を忙しくセコい考えが一巡。財布をのぞくと小銭がなく、千円を渡して、じゃ500円でお願いします、と言っている私。
ハハハ・・・人の目の前で「お気持ち」を手渡すのって、即行だし焦りますね。
若い方が書いたのでしょうか、こんなの比べてしまいました。

くいただいたのでこれを差し上げます・・・と、しゃもじを頂いちゃいましたけど!宮島ってしゃもじが有名だと、その時、知りました。桟橋から神社に来る途中の表参道商店街内に、そう言えば長さ7.7mの大杓字が展示されていましたっけ。そのとき友人と言い合ったのです、「ウチではしゃもじって言わず、ヘラっていうけど!」「ヘラなんて言わないわよ、しゃもじよ!」「じゃぁ、西がしゃもじで、東はヘラじゃない?」と、両親が名古屋出身だった東京人の友人にさらに迫りましたが、結論は出ませんでした。帰ってきて辞書をみると、しゃもじの方に、ご飯(及び汁物)をよそうときに使うもの、と書いてあるではないですか。ヘラって、わが家(私)だけの言い方だったのかしら?

 宮島杓子の由来
  寛政の頃
(1800年頃)、神泉寺の僧に慈悲深き誓真という人がおりました。
  ある夜弁財天の夢を見て、その琵琶の形の美しい線から杓子を考察し
  御山の神木をもって作る
ことを島の人々に教えました。この神木の杓子で
  御飯をいただけば、ご神徳を蒙り福運を招くという誓真上人の高徳と共に、
  宮島杓子の名声は世に広く宣伝されています。なお現在では、その伝統を
  生かして、各種の調理杓子・お玉杓子などが考察されています。
 


    
   
りに建っている国重文の五重塔も千畳閣も、時間が過ぎていたので入れませんでした。名所旧跡を見るには時間を気にしなくてはならないんですよね。厳島神社へは東回廊から入りましたが、帰りは西回廊からとなっています。そこを出た所が、日本三大弁財天として有名な(神奈川県の江ノ島と、滋賀県の竹生島とここ)真言宗の古刹、大願寺だったので寄り、御参りしました。この日は朝から「厳島弁財天大祭」が行われていたようです。男衆たちが縁側で休んでいました。夜には宴会でもあるのでしょう。
のあと私としては、町屋通りなどをもっともっと歩きたかったのですが、そこが一人旅と違うところ。お互いのやりたいことを上手く譲り合わなくてはね。もしかしたら彼女の方は、足が疲れていたのかもしれません。あるいは夕食の時間を計算にいれていたのかもしれません。で、相棒の希望通り、桟橋に向かうことにしました。

        
      
       
      
       
  
 
ようなら、宮島! 短い時間でしたが、次回があるとすれば自然歩道を歩き、島中を散策したいです。帰りは行きとは異なり、宮島口行きのフェリーに乗り約10分で対岸の宮島口桟橋に到着。

 
食は、宮島口駅前にある「うえの」で穴子飯を食べよう、ということになっていたので直行したのですが、この日に限って食堂は6時まででした。しかたなく穴子飯弁当を二つ注文し、岡山までの山陰本線の車内で食すことに。店内にいろいろなものが置いてあるので興味津々で写真に収めました。時計だと思ってよく見ると、中に昔のタバコのパッケージがはいっていたり、へんてこな手作り品があったり・・・。面白~い!



  
  
たちがお店を出たときには、もう店の暖簾は取り外されていたのですよ。
なんてラッキーなんでしょう!明治34年創業以来、一世紀に渡って先代から守り継がれた味を提供している老舗というだけあり、とても美味しかったです。

 

山に到着し、やっとホテルでチェックイン。「安いチケットだから部屋もそれなりかしら?それとも良い部屋を用意してくれるのかしらぁ?」と、カウンターで友人が聞こえよがしに喋ったら、1000円プラスすれば高層階のエグゼクティブツインをご用意できます、というので、そうしました。なかなか快適な広々した部屋に大喜びの二人。
      さぁ明日は倉敷です。

 


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6 Comments

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穴子飯おいしそう・・ (カメリア)
2009-06-26 11:16:38
さんざん画像で見て知った気になっている所でも、実際にその場に立つと新鮮な発見があって感動しますよね。
丁寧に描かれたbiancaさんリポート、さすが力作です。
早く倉敷版読みたいけれど、マイペースで楽しんでくださいね。
因みにウチは東の私も西の夫もシャモジですよ~(笑)
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間違えました (poppy)
2009-06-27 09:08:05
biancaさん

ゴメンcarrotを消してpoppyです
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ゆっくり行きたい (かぐやひめ)
2009-06-27 22:10:13
母と2泊3日で下関・萩・津和野・広島をめぐる旅をしましたが、バスツアーだったのでベルトコンベアーに乗っている感じでした。
帰ってから地図で復習してどこを巡ったのかやっとわかった状態。
宮島もほんの少し見ただけ。
biancaさんのレポートを拝見して、今度はじっくり見て回りたくなりました。
きのう、ランチに広島焼を食べました
西のわたしは、もちろんしゃもじ以外に呼び名はありません
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カメリアさん (bianca)
2009-06-28 23:59:16
本当に画像と現物とは感じ方が違いますね。
画像はその技によって本物以上に美化されることもありますが、
旅先での光景は、そこで呼吸しながら五感で感じるものなので
よりおいしいのですよね。やはり、カメリア宅でもしゃもじ
でしたかぁ!東西は無関係だったのですね。
この年までへらで通せたってことは、信じられないような事実ってことでしたね。

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気付くのが遅くなりました! (bianca)
2009-06-29 00:31:33
★poppyさんからのコメント:

厳島神社って朱塗りできらびやかで私の神社いうイメージからはちょっと離れていたのですが・・・

実際見てみると朱塗りの神殿が回りにとけ込んでbiancaさんが言うとおり優雅さと威厳を感じさせてくれましたね

うちは二人とも東ですが・・・
しゃもじで~す

   * ~ * ~ * ~ * ~ * ~ *

★biancaからpoppyさんへのコメント:

拝見するのが遅かったので訂正が遅れ、ゴメンナサイ!
よりによって次の日からほぼ3日間、ネットに繋けませんでした。
本文だけコピーさせていただきましたが絵文字が消えちゃった!
あの朱塗りの境内は周りの自然の中によく溶け込んでファンタスティックでした。
その上、回廊を歩く朱色の袴を着た巫女さんの姿が印象的で
写真に収めたのですが、残念にもボケてしまいました。
そちら宅も東西ともしゃもじでしたかぁ!

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かぐやひめさん (bianca)
2009-06-29 00:55:16
萩、津和野・・私も行きたかったぁ!お母様との二人旅なら、
バスツアーのが安心だし便利だったと思います。私も広島で
ツアー時間に合うなら 宮島を含んだ半日バスツアーもいいかも、
と思ったのですよ。瀬戸内海の島巡りもしたくなりました!
広島焼き、美味しかったでしょう?店構えよりも味にこだわる
友人と一緒ならではの食の選択でした。
あぁ~~あ、やっぱり「しゃもじ」が正解のようですね。
どうしてウチが「ヘラ」になっているのか謎です。
姉に聞いても「ヘラ」だったから、その言い方は母から
伝わったってことのようです。母に聞いても??でしたが。
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