ビアンカの  GOING MY WAY ♪

昨日・・今日・・そして明日
   人生は ・・・ダバダバダ・・・

伝説のリキュール

2005-09-23 | weblog

先日、高校生の息子さんと東ヨーロッパを旅行されたというH氏から、
こんなお土産を頂いた。
パパが驚いて、「これはずうっと“禁断の酒”として、その通には名のとおった
アブサンだよ。
右側のビンに描かれた葉っぱはなんだか知っているかい?大麻の葉だよ。」
そう言うと彼は何も知らなかったらしく驚愕した。ブダペストの酒屋で、
2箱だけ売っていたので、
土産物にいいかなと思い軽い気持ちで買ったという。
パパは私に開高 健の書いた「地球はグラスのふちを回る」と言う文庫本を見せた。
その最初の小章のタイトル〔紳士の乳〕というのがずばり、アブサンの事。
ベルレーヌ、ランボー、ゴッホやロートレックなどなど、
19世紀の芸術家達が愛飲していた事でも有名だそうな。
原料はニガヨモギ。液体の色は薄緑で、水を加えると白濁する。
アルコール度は60~70度以上で、
その香味成分であるツヨンが、幻覚症状等を引き起こすという。
こわ~い。

 飲みすぎると脳がやられ、性不能になり、発狂する。
ベルレーヌがレロレロになってのたれ死したのは
これを飲みすぎたためである。・・・
 

長い間、製造販売すべてが禁止されていたが、
どうやら今年の春、解禁されたらしい。
読んだ事はないが、漫画「あぶさん」は
この名前からとったと言う事も初めて知った。               


(web上よりの写真)


*** 緑色の詩神
    魅惑の酒 ***  
*** 聖女の溜息
       妖精のささやき ***

これほど、とてつもなく美しくも妖しげな別名が付いているなんて・・・
ここまで知ると、ドキドキしてくる。
パパはそ知らぬ顔で、「開高 健の本は何を読んでも面白いんだ。」

それにしても、H氏は、よくぞ思い切って思春期のご子息との2人旅をしたものだ。
ブダペスト、プラハ、そして、バチカンでミケランジェロのピエタも見たそうだ。
きっと懐かしい思い出として一生、息子さんの心に残る事でしょう。


H氏より送られてきた絵葉書

 

 

 


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4 Comments

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Unknown (やんちみき)
2005-09-23 12:55:45
うわー、本当に売っているんですねー!じゃあそれを飲み続けると。。。そうなってしまうわけ?怖いー!(けど、ちょっと魅力あるかも?)ギリシャのウーゾ(でしたっけ?)など白濁系?は夏にたまーに飲みたくなりますよね。なりません。あ、すみません。。。
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Unknown (いわ )
2005-09-23 13:01:17
気になる~その後のアブサン口にしただけでビリリリリィーかな???
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わ~~~ (netton)
2005-09-23 15:59:23
これ読んでるだけでドキドキしてきちゃいましたよ

それにしても、ご主人様は読書家なのですね

お土産を見て即座に開高 健さんの本が出てくる所をみると・・・。

行方・・・いわさんの思いと同じです。
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飲み方次第で・・ (bianca)
2005-09-24 10:11:19
やんちみきさん、

お酒に詳しいようですね。ギリシャのウーゾ、残念ながら飲んだことないわ。名前からして、ウーゾをドーゾ・・と、いい感じ!試そうっと。



おいわさん、

その後のアブサン棚の中~美味しい飲み方模索中

って所です。カクテル仕立てとか、(ブラジルのカイピリーニャのように)水で割ってレモンと砂糖を混ぜ合わせたり・・とかね。おいわさん強そう!そのまま飲むと思ったんでしょ。



nettonさん、

強いお酒は苦手ですが、天使の溜息♪を感じたいわ。ミニチュア版だからへっちゃらさ~!

ゥヒヒ・・・。うちのパパは本の虫。定年後は、家から出ないで本ばかり?の部類になったらどうしよう。こっちだって本読む時間がほしいのに、なぜ私ばかりが洗濯して、御飯作って、アイロンかけて、掃除して、仕事ばかりしなくちゃならないの?(なんていえないかな、手抜きばかりだから!でもやっぱり言いたいで~す。)
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