先日、高校生の息子さんと東ヨーロッパを旅行されたというH氏から、
こんなお土産を頂いた。
パパが驚いて、「これはずうっと“禁断の酒”として、その通には名のとおった
アブサンだよ。
右側のビンに描かれた葉っぱはなんだか知っているかい?大麻の葉だよ。」
そう言うと彼は何も知らなかったらしく驚愕した。ブダペストの酒屋で、
2箱だけ売っていたので、
土産物にいいかなと思い軽い気持ちで買ったという。
パパは私に開高 健の書いた「地球はグラスのふちを回る」と言う文庫本を見せた。
その最初の小章のタイトル〔紳士の乳〕というのがずばり、アブサンの事。
ベルレーヌ、ランボー、ゴッホやロートレックなどなど、
19世紀の芸術家達が愛飲していた事でも有名だそうな。
原料はニガヨモギ。液体の色は薄緑で、水を加えると白濁する。
アルコール度は60~70度以上で、
その香味成分であるツヨンが、幻覚症状等を引き起こすという。
こわ~い。
飲みすぎると脳がやられ、性不能になり、発狂する。
ベルレーヌがレロレロになってのたれ死したのは
これを飲みすぎたためである。・・・
長い間、製造販売すべてが禁止されていたが、
どうやら今年の春、解禁されたらしい。
読んだ事はないが、漫画「あぶさん」は
この名前からとったと言う事も初めて知った。
(web上よりの写真)
*** 緑色の詩神
魅惑の酒 ***
*** 聖女の溜息
妖精のささやき ***
これほど、とてつもなく美しくも妖しげな別名が付いているなんて・・・
ここまで知ると、ドキドキしてくる。
パパはそ知らぬ顔で、「開高 健の本は何を読んでも面白いんだ。」
それにしても、H氏は、よくぞ思い切って思春期のご子息との2人旅をしたものだ。
ブダペスト、プラハ、そして、バチカンでミケランジェロのピエタも見たそうだ。
きっと懐かしい思い出として一生、息子さんの心に残る事でしょう。
H氏より送られてきた絵葉書
それにしても、ご主人様は読書家なのですね
お土産を見て即座に開高 健さんの本が出てくる所をみると・・・。
行方・・・いわさんの思いと同じです。
お酒に詳しいようですね。ギリシャのウーゾ、残念ながら飲んだことないわ。名前からして、ウーゾをドーゾ・・と、いい感じ!試そうっと。
おいわさん、
その後のアブサン棚の中~美味しい飲み方模索中
って所です。カクテル仕立てとか、(ブラジルのカイピリーニャのように)水で割ってレモンと砂糖を混ぜ合わせたり・・とかね。おいわさん強そう!そのまま飲むと思ったんでしょ。
nettonさん、
強いお酒は苦手ですが、天使の溜息♪を感じたいわ。ミニチュア版だからへっちゃらさ~!
ゥヒヒ・・・。うちのパパは本の虫。定年後は、家から出ないで本ばかり?の部類になったらどうしよう。こっちだって本読む時間がほしいのに、なぜ私ばかりが洗濯して、御飯作って、アイロンかけて、掃除して、仕事ばかりしなくちゃならないの?(なんていえないかな、手抜きばかりだから!でもやっぱり言いたいで~す。)