ゴールデンウィークが終わってしまったのに、なかなかブログを書けないでいます。
子供2人にパソコンを独占されたり、目が疲れたりなんだりで・・・やっと序盤をご報告!
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久しぶり、家族全員での旅行先は息子お気に入りの伊香保温泉。
ゴールデンウィークの後半に訪れたその場所は、いつだったか
「星がきれいに見える所に行ってくるから」と言って彼が友人と出かけた場所でした。
首都高→外環→関越自動車道と、行きは私の運転で、バッハの「プレリュードと
フーガ」のジャズピアノ♪を聴きながら渋川・伊香保まで来ました。
インターを出てからは、ナビがないので地図が頼り。全員が運転できると、あーでもない
こーでもないと勝手気まま、言いたい放題でウルサイこと。
でも一発で「伊香保グリーン牧場」に到着です。
うゎ~子供連ればかり!
大人4人が、よりによってお子様の喜ぶ場所に来ちゃったよ~!
本当の目的はこの中にある、ハラ ミュージアム アークだったのです。
子供ばかりが目立つ広々した牧場でしたが、八重桜も芝桜も満開の気持ちいい場所。
せっかくだからシープドッグショーを見ようよ、と娘が言い出しました。
ちょうど始まったばかりで観覧席は満員。
超利口なシープドッグが、ニュージーランド人の羊飼い?の英語での指示にちゃんと応えて、
羊の群れの周りを走り回り上手に柵の中に導くのです。
「羊の毛刈り」のデモンストレーションでは、「コノヒツジノナマエハ、メリーサン・・デス」と
ユーモアたっぷりに日本語で紹介。毛刈りは素早く巧みでアレヨ~と言う間に終わりました。
最後には観客がドーッと柵の中にはいり、羊やシープドッグとのスキンシップを楽しみました。
最初は「お子様向けの~・・・」なんて言ってた人々も、しだいに動物にのめり込んでいき、
お馬さんだ、牛さんだ、ヤギさんだ、ヒツジさんだ・・と撫で撫でしまくり。
犬や猫のようには反応してくれませんが、動物ってなんてかわいいのでしょう。
ヒツジが全員でギャーギャーと鳴いている声にはびっくりしました。なんとすごいなき声!
私もすぐ反応し、「ギャ~ォギャーォ」と真似しながら歩いていました。
牧場の中はとても広く、ミュージアムは一番奥のほうに見えました。
品川にある、現代美術の専門館である「原美術館」の別館として、1988年に
榛名山の中腹にあるこの牧場内に開館。
現代アートはそれ程興味がなかったのですが、原美術館には一度行きたかったのです。
東京より、伊香保の方に先に来てしまいました。
古郷秀一「限定と無限定」
コールテン鋼
作品の解説書きには、小学生でもわかるように漢字にふりがなが振ってあります。
例えばこの作品の解説なのですが、以下の通り、とってもわかり易いんですよ。
でもまずは、目で見て自分の感性で感じてから読んだ方が面白いですよね。
はるか後方に広がる赤城山や牧場の草原を、作品越しに見てみましょう。
向こう側が透けて見えることで、まわりの風景も作品の一部になったようです。
季節や時刻で風景が変わることで、作品の表情も変わっていくように感じられ
ますね。鳥のさえずりも新鮮に聞こえてきませんか?柱に近い部分ではさびた
堅い鉄がぎっしり集まっていて、私たちの視線はさえぎられ、はね返されますが、
その反対側に行くに従って、風景に溶け込んでいくようです。「彫刻」という
限定された枠組から解放されたいという古郷(フルゴウ)さんの気持ちがタイトルに
込められている作品です。
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中岡晋太郎 「Dreamer] アフリカ産黒御影石 アンディ・ウォーホルのポスター
この美しい彫刻の前で、芝生に寝転んでぼんやりとした時間が持てたら最高でした。
ああ、どうしよう・・どんどんと日が暮れちゃう
お宿に3時にチェックインと言ってあるのにもうこんな時間だ
つづく