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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■次元俳句662「貴船より奥に人住む葛の花」(松尾いはほ)

2024-08-19 04:56:00 | 次元俳句

○次元俳句662・奥2(空間)・松尾いはほ03・2024-08-19(月)
○「貴船より奥に人住む葛の花」(→松尾いはほ03)
○季語(葛の花・初秋)【→次元俳句-索引1索引2索引3索引4索引5忌日祈念日俳句】【→俳人一覧(いいいたうえけこぬねふへむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:貴船は京都の奥座敷。さらにその貴船の奥に人が住んでいる。その情景に最も適した花。葛は花とともに香の芳しい花である。

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●特集俳句372・家具俳句1=春炬燵・松尾いはほ1・2018-3-30(金)

2018-03-30 04:56:00 | 特集俳句

●特集俳句372・家具俳句1=春炬燵・松尾いはほ1・2018-3-30(金)
○「かゝる世もありと暮しぬ春炬燵」(「ホトトギス」193806)(松尾いはほ1)
季語(春炬燵・三春)【→特集俳句-索引1索引2検索3 →俳人一覧(うえかきくけこしすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもや~)】

【鑑賞】:「春炬燵」つながりでもう一句。今日から新特集「家具俳句」のスタートです。戦時中の1938(昭和13)年作の句ですから、「かかる世」とは推して知るべしです。とはいえ現代にも通じる普遍性を持った句であります。

 

松尾いはほ(まつおいはほ)(1882~1963)
○好きな一句「摘草や裏より見たる東山」(「ホトトギス」193005)2
季語(摘草・三春)

【Profile】:京都生まれ。京都大学医学部卒。京大内科教授。のち大阪女子医専(現関西医大)理事長を兼任。俳句は→高浜虚子に師事。「ホトトギス」同人。


松尾いはほ掲載句
03貴船より奥に人住む葛の花(葛の花・初秋)〈次元662・奥2(空間)〉2024/8/19

○透次俳句ー羅列「桜時系列」12句(20180330)

・その01〈まだまだ先〉「花にまだ間のある雨に濡れにけり」(→久保田万太郎)『久保田万太郎全句集』(1971)

・その02〈蕾〉「地に揺るる影にも蕾糸ざくら」(→奈良文夫)『遡上』(2005)(「俳句201706」より引用)

・その03〈三分咲き〉「花三分琴の覆ひをはづしけり」(船越淑子
(→「ショウちゃんのブログ

・その04〈五分咲き〉「じつによく泣く赤ん坊さくら五分」(→金子兜太)『東国抄』(2001)(「俳句201206」より引用)

・その05〈七分咲き〉「初桜七分咲てふ旅帰り」(→稲畑汀子)「ホトトギス」(2003.3)
(→「歳時記」より引用)

・その06〈九分咲き〉「息荒く急いで来たり桜九分」(透次)『九分九厘』(2018)※架空出版社

・その07〈満開〉「→桜満開おのが身に皮膚いちまい」(辻美奈子)『真咲』(2004)(「俳句αあるふぁ2015年4-5月号」より引用)

・その08〈落花〉「→一陣の落花が壁に当る音」(→岸本尚毅)『』(1992)

・その09〈花吹雪〉「ひとひらのあと全山の花吹雪」(→野中亮介)『風の木』(1997)

・その10〈桜蕊〉「さくらしべ降る歳月の上にかな」(→草間時彦)『朝粥』(1979)

・その11〈葉桜〉「→葉桜の中の無数の空さわぐ」(篠原梵)『』(1941)(「名句鑑賞辞典(角川書店2000)」より引用)

・その12〈花過ぎ〉「花過ぎの駅までと母送りけり」(→鶴岡加苗)『青鳥』(2014)(「俳句201705」より引用)

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●特集俳句084・言葉=道03・藤後左右・2012-07-06

2012-07-06 00:00:05 | 特集俳句

●特集俳句084・言葉=道03・藤後左右・2012-07-06


○「おしへ錻力細工の如く居る」(藤後左右01)

季語(道おしえ・夏)

「ハンミョウ」ともいう「道おしえ」は、体長二センチほどの甲虫で、人が近づくと地面から飛び立ち、先の方の地面に止まることをくりかえすので「道おしえ」という名前がつけられました。碧緑色に輝く色をもつことから「ブリキ細工」に見立てたのでしょう。

 

藤後左右(とうごさゆう(1908~1991)

代表句「スキー長し改札口をとほるとき」02

季語(スキー・冬)

鹿児島県生まれ。七高、京大医科卒。松尾いはほ教授に内科を学び、志布志町にて医院を開業。京大俳句会に入り「ホトトギス」に投句。1933年より「京大俳句」創刊。1940年の俳句弾圧事件の禍をまぬがれ以後休止。南方従軍。戦後、俳句を再開するが俳壇を離れ「天街」に関係するのみであった。志布志湾開発反対運動のトップに立って活躍。全句集、「熊襲ソング」刊行。

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次元俳句索引1

2010-07-11 00:17:00 | 次元俳句索引1

次元俳句索引1

(→索引1索引2索引3索引4索引5

 

[空間]

◎0次元〈点〉

〔1一点がわれ石田郷子3〕

〔2点描の一点木内怜子3〕

〔3春光の点→橋本くに彦1〕

◎一次元〈線〉~長さ

◯直線〔1一直線に→能村研三1〕

◯曲線〔1耳の曲線今井聖3〕

◯遠

〔1遠泳→和田悟朗1〕

〔2遠くまで行く→矢島渚男1〕

〔3遠き帆山口誓子8〕

〔4遠い父→松崎豊1〕

〔5遠い湖→井上弘美1〕

〔6稲妻の遠さ→鷲巣繁男1〕

〔7牛鍋に遠い→野中亮介1〕

〔8遠く馬隊→舞原余史1〕

〔9遠き新居→比良暮雪1〕

〔10遠会釈→今留治子1〕

→果て〔1木枯の果→池西言水1〕

→彼方〔1鶴帰るかなた→暉峻康隆1〕

◯近

〔1近い虫の音→原田浜人1〕

〔2近所鈴木鷹夫3〕

〔3空に近づけ→渡井恵子1〕

◯横〔1横抱き→中島斌雄1〕

◯隣

〔1隣る→工藤進1〕

〔2隣(隣家)→二葉亭四迷1〕

〔3隣室に→尾野恵美1〕

◯列

〔1前列→菅原鬨也1〕

〔2一列に→島将五1〕

〔3僧列出づ→大橋嶺夫1〕

◯長〔1長い壁の影長谷川零余子3〕

◯短

〔1短い箸→岡本差知子1〕

〔1短い影→瀬間陽子1〕

◯とびとび〔1曼珠沙華→関圭草1〕

◯ぎざぎざ〔1切手のぎざぎざ→福永法弘1〕

◯すれすれ〔1生垣とすれすれ→柳川春葉1〕

 

◎二次元〈面〉~広さ

◯広い〔1道ひろびろと→堀切克洋01〕

◯中心〔1湖心→五十嵐哲也01〕

◯方位

〔1北へ行く船→折笠美秋1〕

〔2東西南北→夏石番矢1〕

〔3→橋本多佳子1〕

〔4西日石田波郷6〕

〔5湖の北→関戸靖子1〕

〔6西方→斎藤梅子1〕

〔7北面→窪田猿雖1〕

〔8北の海→上原三川1〕

〔9北に雪瀧春一3〕

〔10南半球山崎聰3〕

◯方向

〔1海の方向→柳原極堂1〕

〔2秋風の方向→栗田樗堂1〕

〔3靴の飛ぶ方向守屋明俊3〕

〔4刃の方向→丹間美智子1〕

◯四方

〔1四方に花を→宮澤賢治1〕

〔2四方の樹海→佐藤念腹1〕

◯八方〔1八方に聞耳→菊池麻風1〕

◯円〔1水盤の円→西村白雲郷1〕

◯輪

〔1花見の輪→田川信子1〕

〔2鳶の輪→小川昇一1〕

◯十字

〔1十字切る→平沢陽子1〕

〔1十字路→薬師寺彦介1〕

◯沖

〔1帰帆の沖→青木月斗1〕

〔2沖の石→松村巨湫1〕

〔3珊瑚の沖→小熊一人1〕

〔4沖のつめたき→白石喜久子1〕

◯対岸

〔1対岸に咲く→中川乙由1〕

〔2対岸に来る→山田讓太郎1〕

◯平ら

〔1平らな枝→八木澤高原1〕

〔2水を平ら→村松ひろし1〕

 

◎三次元〈空間〉~高さ

〈位置〉

◯上

〔1ピアノの上→島村元1〕

〔2市の上→深川正一郎1〕

→真上〔1真上なるもの→加藤燕雨1〕

◯下

〔1藤棚の下→須川洋子1〕

〔2鉢の下→加藤静夫1〕

◯高

〔1高い太陽→榎本冬一郎1〕

〔2高き芒→星野椿1〕

〔3朴の花の高さ→高澤晶子1〕

〔4山々同じ高さ→田川鳳朗1〕

◯天

〔1雪後の天加藤楸邨4〕

〔2→前田雀郎1〕

〔3天の川→長谷川草々1〕

〔4屋上の天→塚腰杜尚1〕

〔5天空に人→西谷剛周1〕

◯頂点

〔1背面跳びの頂点→石母田星人1〕

〔2鳥渡る頂点桑原まさ子3〕

◯正面

〔1正面に海→畑中とほる1〕

〔2正面の顏→石戸菜々花1〕

◯真向い

〔1真向ひに海→福島勲1〕

〔2真向きたき海原→佐藤きみこ1〕

◯背後

〔1焚火の後ろ松本たかし3〕

〔2後ろの精錬所→河東碧梧桐1〕

〔3振り向く→蝶丸1〕

〔4墓の後ろ角川源義4〕

〔5芝居観る後ろ炭太祇3〕

〔6宴席の後ろ→八木林之助1〕

〔7海を背→波止影夫1〕

〔8うしろ向→勝峰晋風1〕

〔9扇風機のうしろ→木割大雄1〕

〔10うしろより婆→依光正樹1〕

〔11振り向けば道→豊長みのる1〕

〔12後に榾火→大淀三千風1〕

〔13後ろより水→堤高嶺1〕

〔14人のうしろ→大崎紀夫1〕

〔15少年のうしろ→黒崎かずこ1〕

〔16父のうしろ長谷川双魚5〕

◯向こう

〔1雪吊の向う→薮内小鈴1〕

〔2水平線に向こう花谷清3〕

◯前後〔1前もうしろも→後藤昌治1〕

◯左右〔1霧の左岸→中井之夫1〕(左)

◯片方〔1片草履→加藤武1〕

◯表〔1表富士→高橋克郎1〕

◯裏

〔1墓の裏→尾崎放哉1〕

〔2走馬燈の裏→橋石1〕

〔3路地裏攝津幸彦6〕

〔4葉の裏→馬場龍吉1〕

〔5裏山→石田勝彦1〕

〔6太鼓の裏→浪化1〕

〔7裏山→岡本まち子1〕

〔8紙の裏→杉野一博1〕

〔9菊人形の裏→太田うさぎ1〕

〔10幹うら→茂惠一郎1〕

〔11銀行の裏→菊田一平1〕

〔12外套の裏→山本則男1〕

〔13裏山→水野紀子1〕

〔14菩提樹の葉裏→池田昭雄1〕

〔15一筋裏鈴木榮子3〕

→裏返す〔1春の土→山崎ひさを1〕

→裏返る〔1冬天にうらがへる→浅沼璞1〕

◯周囲

〔1周囲に白襖→森澄雄1〕

〔2周囲に怒濤加藤楸邨5〕

〔3立臼の周囲→三浦樗良1〕

〔4猫のまはり→潮仲人1〕

〔5人に囲まれ→杉良介1〕

→包囲〔1水鳥にとりまかれ→坊城としあつ1〕

→四囲〔1角砂糖の四囲→豊口陽子1〕

◯真中

〔1空の真中→八木絵馬1〕

〔2まん中→内田南草1〕

〔3夏座敷の真中→柿本多映1〕

〔4人間のまん中→岸本水府1〕

〔5光のまん中→大山澄太1〕

〔6梅林の真中→茂里正治1〕

〔7真中に座し相子智恵3〕

◯隅

〔1厠の隅→肥田埜勝美1〕

〔2花むしろの四隅→平井岳人1〕

〔3隅に置かれて曽根新五郎3〕

〔4この世の隅→石飛如翠1〕

◯奥

〔1霞の奥→原敬1〕

〔2貴船より奥松尾いはほ3〕

◯水面上〔1水の上服部嵐雪3〕

◯底

〔1水底の岩藤丈草3〕

〔2川の底→千代田葛彦1〕

〔3万緑の底→宇田零雨1〕

〔4水底を水→根岸善雄1〕

〔5水底の落葉→相原左義長1〕

〔6寒鯉は底→辻井喬1〕

〔7海底の山河→島村正1〕

〔8海底に水→上田禎子1〕

〔9壺焼の底→籾山梓月1〕

〔10海底は白濱一羊3〕

〔11馬穴の底→車谷長吉1〕

〔12地の底→澤田はぎ女1〕

◯谷〔1谷に落ちる道→臼田亜浪1〕

◯端・先端

〔1縄とびの端橋間石4〕※門に月

〔2北端→岸田稚魚1〕

〔3突端→小池文子1〕

〔4打水の先→上野泰1〕

〔5鼻の先日野草城4〕

〔6山の端→向井魯町1〕

〔7端居・世の端→伊藤伊那男1〕

〔8エスカレーターの先→ドゥーグル・リンズィー1〕

〔9権現の足の先→菅原さだを1〕

〔10塔の先村沢夏風3〕

〔11雲の端→飯田鵬生1〕

〔12雲の一番端→有住洋子1〕
 
〔13祭の闇の端→白川宗道1〕
 
〔14箒の先→建部巣兆1〕
 
〔15靴の先→涌羅由美1〕
 
◯秀(ほ)〔1潮の秀→西尾桃支1〕
 
◯水平〔1こゑ水平に鷹羽狩行5〕
 
◯垂直〔1空中に垂直→丸田洋渡1〕

◯直立〔1直立の塔→塩川雄三1〕

◯直角〔1直角の冷たさ→斎藤昌哉1〕

◯穴

〔1風垣の穴→五十嵐牛てつ1〕※てつは牛2つで1文字

〔2一穴を→男波弘志1〕

〔3急須の蓋に穴→河野邦子1〕

〔4鍵穴星野高士03〕

〔5屑菜捨つ穴→犬飼孝昌1〕

〔6川に穴鳥居真里子4〕

〔7洞穴を水→筏井竹の門1〕

◯亀裂〔1ダリの亀裂→西岡正保1〕

◯隙間

〔1風のすきま→七種年男1〕

〔2胸のすき間→稲垣麦男1〕

◯皺

〔1鬼胡桃の皺→稲垣暁星子1〕

〔2水面の皺→松本進1〕

〔3象の目の皺→山崎満世1〕

〔4皺のある服→相川玖美子1〕

〔5シーツの皺→中塚健太1〕

◯罅

〔1出土甕の罅→河合照子1〕

〔2微笑仏の罅→堤信彦1〕

◯俯瞰〔1渡り鳥が俯瞰上田五千石3〕

◯限られた空間-獄中

〔1隙間風→大道寺将司1〕

〔2西日の独房→野村秋介1〕

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特集俳句索引3

2010-07-11 00:10:00 | 特集俳句索引3

特集俳句索引3

(→索引1索引2索引3索引4索引5

 

◎夢見俳句(2017/1/5~3/5)

*関連・次元超次元〔→

〔1「初夢の」 → 小倉英男1〕

〔2「初夢を」 → 家登みろく1〕

〔3「かはたれの夢」 → 平子公一1〕

〔4「柿落葉の夢」 → 藤岡筑邨1〕

〔5「水鳥の夢」 → 川井玉枝1〕

〔6「現も夢も」 → 宮部寸七翁1〕

〔7「夢より奥の」 → 高橋沐石3〕

〔8「うつし世も夢も」 → 石井保1〕

〔9「夢あまた」 → 水田清子1〕

〔10「吉祥天の夢」 → 武定巨口1〕

 

◎郵便俳句(2017/3/17~5/18)

〔1「投函」 → 大塚凱1〕

〔2「消印」 → 大串章3〕

〔3「ポスト」 → 津田清子3〕

〔4「封筒」 → 北見さとる1〕

〔5「郵便夫」 → 石河義介1〕

〔6「葉書」 → 土肥あき子3〕

〔7「郵便局」 → 有馬朗人4〕

〔8「消印2」 → ふけとしこ3〕

〔9「封書」 → 比田誠子1〕

〔10「切手」 → 今瀬一博1〕

 

◎ばかり俳句(2017/5/26~7/28)

〔1「はぐれ雲ばかり」(「限定」の「ばかり」) → 坊城俊樹3〕

〔2「触れむばかり」(「直喩」の「ばかり」) → 南うみを1〕

〔3「買ひしばかり」(「動作完了間もない」の「ばかり」) → 川口松太郎1〕

〔4「なき人ばかり」(「限定」の「ばかり」) → 山崎聰1〕

〔5「風ばかり」(「限定」の「ばかり」) → 藤原宇城1〕

〔6「一ト月ばかり」(「だいたいの数量」の「ばかり」) → 笹本英子1〕

〔7「待つばかり」(「動作実行段階」の「ばかり」) → 中烏健二1〕

〔8「大人ばかり」(「限定」の「ばかり」) → 江川一枝1〕

〔9「この日ばかり」(「限定」の「ばかり」) → 品川純胡1〕

〔10「飛ぶものばかり」(「限定」の「ばかり」) → 下田実花1〕

 

◎傾く俳句(2017/8/4~10/6)

*関連・次元空間〔→傾斜

〔1「斜に走る稜線」 → 藤野武1〕

〔2「草原の斜面」 → 由利雪二1〕

〔3「空に傾斜」 → 山下美典1〕

〔4「流灯の傾き」 → 川口咲子1〕

〔5「命傾く」 → 戸川克巳1〕

〔6「秤かたむく」 → 吉屋信子3〕

〔7「両翼の傾斜」 → 阿波野青畝5〕

〔8「地球の傾き」 → 赤尾恵以3〕

〔9「勾配ゆるやか」 → 藤川游子1〕

〔10「茸筵の傾き」 → 波多野爽波4〕

 

◎旅の俳句(2017/10/13~12/15)

〔1「烏瓜の旅」 → 庄司圭吾1〕

〔2「一商人の旅」 → 山中麦邨1〕

〔3「旅に見る月」 → 安藤橡面坊1〕

〔4「流星を見る旅」 → 大串章4〕

〔5「旅おえて」 → 宇多喜代子3〕

〔6「旅人の履く」 → 小野寿子1〕

〔7「旅人よ」 → 安井浩司3〕

〔8「この旅/恐ろし」 → 高原耕治1〕

〔9「旅の果て」 → 橋本幸明1〕

〔10「弔問の旅」 → 安原葉3〕

 

◎鍋・汁・椀物俳句(2017/12/17~3/23)

〔1「湯豆腐」 → 久保田万太郎7〕

〔2「牡蠣鍋」 → 水原秋櫻子5〕

〔3「牛鍋」 → 綾部仁喜3〕

〔4「寄鍋」 → 杉田久女3〕

〔5「白魚汁」 → 近藤潤一1〕

〔6「青汁」 → 金子光利1〕

〔7「蜆汁」 → 吉田透思朗1〕

〔8「田螺鍋」 → 小林一茶5〕

〔9「浅利汁」 → 黒岩徳将1〕

〔10「蛤椀」 → 内藤鳴雪3〕

 

◎家具俳句(2018/3/30~5/28)

〔1「春炬燵」 → 松尾いはほ1〕

〔2「箪笥」 → 鈴木真砂女4〕

〔3「春炬燵2」 → 境野大波1〕

〔4「椅子」 → 朝倉晴美1〕

〔5「」 → 山本鬼之介1〕

〔6「食卓」 → 大石雄介1〕

〔7「家具」 → 吉田成子1〕

〔8「」 → 神谷波1〕

〔9「2」 → 三村凌霄1〕

〔10「籐椅子」 → 岡本松濱1〕

 

◎影・陰・蔭・翳・かげの俳句(2018/6/8~8/5)

〔1「影濃し」 → 阿波岐八雲1〕

〔2「我影に」 → 前田貴美子1〕

〔3「あぢさゐの翳」 → 草間時彦5〕

〔4「陰る村」 → 茂木連葉子1〕

〔5「緑蔭ふかき」 → すゞき茂1〕

〔6「石積みの影」 → 宮田勝1〕

〔7「片陰」 → 染谷卓1〕

〔8「今日の影」 → 奥田杏牛1〕

〔9「おのれの影」 → 日下部宵三1〕

〔10「影の陰その翳」 → 林翔5〕

 

◎家屋俳句2(2018/8/17~10/19)

〔1「濡れ縁」 → 早川志津子1〕

〔2「屋根」 → 高石直幸1〕

〔3「風呂」 → 中里行雄1〕

〔4「土蔵」 → 北島大果1〕

〔5「縁側」 → 武藤尚樹1〕

〔6「」 → 森田愛子1〕

〔7「」 → 岩田昌寿3〕

〔8「」 → 名取里美1〕

〔9「」 → 小林逸翁1〕

〔10「土間」 → 柴﨑左田男1〕

 

◎酒呑俳句2(2018/10/26~12/28)

〔1「新酒」 → 高木良多1〕

〔2「新酒」 → 小倉英男3〕

〔3「禁酒」 → 金子兜太8〕

〔4「おでん酒」 → 久米三汀3〕

〔5「熱燗」 → 敷地あきら1〕

〔6「酒の肴」 → 井上井月4〕

〔7「スナック酒場」 → 坊城俊樹4〕

〔8「玉子酒」 → 柴田宵曲1〕

〔9「酔い」 → 岡井省二4〕

〔10「蕎麦屋の酒」 → 小島健3〕

 

◎初物俳句1(2019/1/5~3/8)

〔1「初富士」 → 大谷碧雲居3〕

〔2「初夢」 → 朝妻久美子1〕

〔3「初場所」 → 柏原眠雨3〕

〔4「鶏交み初む」 → 成田一子3〕

〔5「初午」 → 鎌田緑風7〕

〔6「初雲雀」 → 朝倉和江3〕

〔7「初恋」 → 池田澄子3〕

〔8「初蛙」 → 大谷弘至3〕

〔9「初蝶」 → 今村妙子1〕

〔10「初雷」 → 宮坂静生3〕

 

◎学校俳句1(2019/3/15~5/15)

〔1「卒業」 → 小菅暢子1〕

〔2「卒業証」 → 岡部義男1〕

〔3「春休み」 → 野口る理3〕

〔4「入学」 → 石井とし夫1〕

〔5「校内放送」 → 中林明美1〕

〔6「遠足の磐梯」 → 高久田橙子1〕

〔7「遠足の殿」 → 栗林浩1〕

〔8「遠足の列」 → 瀬戸幹三1〕

〔9「音楽室」 → 矢野玲奈3〕

〔10「大学」 → 田中裕明3〕

 

◎美し俳句2(2019/5/24~7/27)

〔1「空美しや」 → 三橋敏雄9〕

〔2「人もまた美しく」 → 和田華凜3〕

〔3「美しき傷」 → 仲村青彦1〕

〔4「石美しや」 → 京極杜藻3〕

〔5「人間美し」 → 金子兜太9〕

〔6「脚美し」 → 山本鬼之介3〕

〔7「斑のうつくしき」 → 福神規子3〕

〔8「かの世美し」 → 渡辺純枝4〕

〔9「美の山」 → 山﨑十生3〕

〔10「美しき公式」 → 小澤實4〕

特集俳句索引3

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