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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●次元俳句056・方位(空間)03・橋本多佳子・2011-08-28

2011-08-28 00:00:06 | 次元俳句

●次元俳句056・方位(空間)03・橋本多佳子・2011-08-28


○「いなびかりよりすればを見る」(橋本多佳子01)

季語(いなびかり・秋)

この稲妻には音がともなっていません。かなり遠い稲妻でしょう。音が遅れてやってくる直前、北の方角が光ってそのまま北を見たのです。雷は夏の季語、稲妻は秋の季語…おもしろいですね。

 

橋本多佳子(はしもとたかこ)(1899~1963)

代表句「乳母車夏の怒濤によこむきに」02

季語(夏の怒濤)

東京生まれ。湯島小学校卒。1922年、→杉田久女を知り、俳句の手ほどきを受ける。1935年より→山口誓子に師事。誓子とともに「ホトトギス」を離脱、→水原秋櫻子の「馬酔木」同人となる。1946年、奈良日吉館にて→西東三鬼・→平畑静塔らと奈良俳句会を始める。1948年「天狼」同人。「七曜」創刊、→榎本冬一郎と指導する。1950年「七曜」主宰。1959年、奈良文化賞受賞。

橋本多佳子掲載句

2012/05/29    03罌粟ひらく髪の先まで寂しきとき(罌粟の花・夏)〈五体・髪〉

2012/08/09    04炎天の梯子昏きにかつぎ入る(炎天・夏)〈方法・行為者隠蔽〉

2015/06/12    05あぢさゐやきのふの手紙はや古ぶ(あぢさゐ・夏)〈特集・言葉「紙」〉

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