俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●次元俳句045・背後(空間)03・河東碧梧桐

2011-06-12 01:33:31 | 次元俳句

次元俳句045・背後(空間)03・河東碧梧桐

 

○「精錬所もうしろに見えて麦の秋」(河東碧梧桐01)

季語(麦の秋・夏)

この句は風景を単純に描写しました。麦の穂の熟れるうしろに精錬所が見えます。近景と遠景のコントラストです。碧梧桐は定型句より自由律の句を多く詠んでいます。

 

河東碧梧桐(かわひがしへきごとう)(1873~1937)

代表句「赤い椿白い椿と落ちにけり」02

季語(椿・春)

愛媛県松山市生まれ。→正岡子規に師事。子規の俳句革新運動に参加。定型・季語を離れた新傾向の俳句を唱え、「海紅」「碧」「三昧」を創刊。のち自由律へ転じた。→高浜虚子とは子規門下の双璧といわれたが、守旧派として伝統的な五七五調を擁護する虚子と激しく対立した。1933年、還暦を機に俳壇を引退。俳句と自己の革新を不断に追求し書道家、旅行家としても知られた。

コメント