○方法俳句695・語句すり替え14・大迫みゆき01・2025-04-08(火)
○「万華鏡春を廻して惜しみけり」(『万華鏡』2014)(大迫みゆき01)
○季語(春惜しむ・晩春)(「→文學の森」より引用)【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5】【→俳人一覧(あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】【→俳句結社索引】
【鑑賞】:実際に廻すのは万華鏡なのであるが。廻せば変化するカラフルな色合いは惜春の色そのものである。
○大迫みゆき(おおさこみゆき)
○好きな一句「体温の混み合ふ駅や夏はじめ」(『万華鏡』2014)02
○季語(夏はじめ・初夏)(「俳句界201405」より引用)
【Profile】:1926年東京都品川区出身。「あかざ」「青芝」所属。2006年第2回→寿美子賞受賞。
○方法俳句692・方言3大阪弁2・山田土偶01・2025-03-16(日)
○「春場所や浪花言葉の嬌声が」(山田土偶01)
○季語(春場所・仲春)(「→俳句データベースドットコム」より引用)【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5】【→俳人一覧(あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】【→俳句結社索引】
【鑑賞】:三月場所8日目。大阪場所に大阪弁の嬌声が響く。中日(なかび)という。この中日で勝ち越しができるということは初日から全勝であるということである。
○山田土偶(やまだどぐう)(1896-1983)
○好きな一句「小寒のさゞなみ立てて木場の川」02
○季語(小寒・晩冬)(「→575筆まか勢」より引用)
【Profile】:→高浜虚子に師事。人形問屋“吉徳”10代目店主。日本人形史の研究家。
○方法俳句691・オノマトペ97ぴいぴい1・望月たけし01・2025-03-13(木)
○「ぴいぴい昭和のテレホンカード鳥雲に」(「現代俳句歳時記・春」2004)(望月たけし01)
○季語(鳥雲に・仲春)(「→増殖する俳句歳時記」より引用)【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5】【→俳人一覧(あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】【→俳句結社索引】
【鑑賞】:オノマトペ「ぴいぴい」は鳥の鳴声とテレホンカードが吐き出される音をかけている。実は使いきれなかったテレカが何枚か机の抽斗に眠っている。
○望月たけし(もちづきたけし)
○好きな一句「潮ふくる能登千枚の春田かな」02
○季語(春田・三春)(「二十世紀名句手帖⑦花と樹木の饗宴(齋藤愼爾編)(河出書房)」より引用)
【Profile】:1939年山梨県甲府市出身。元「道標」同人会長。第5回新俳句人連盟賞、報徳文化賞、道標賞受賞。
○方法俳句690・材料発見4・高野清風01・2025-03-06(木)
○「深吉野の竹の皮なる流し雛」(高野清風01)
○季語(流し雛・仲春)(「→春耕>主要同人俳句作品」より引用)【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5】【→俳人一覧(あ・いい・いた・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】【→俳句結社索引】
【鑑賞】:「深吉野(みよしの)(奈良県東吉野村)」といううるわしい言葉。流し雛を竹の皮の小舟に乗せる。
○高野清風(たかのせいふう)
○好きな一句「恋猫がごろりと島の銀座街」02
○季語(恋猫・仲春)(引用同上)
【Profile】:1932年生まれ。兵庫県川西市在住。1997年「春耕」入会。2000年同人。「雲の峰」同人会長。