俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●次元俳句039・方位=北(空間)01・折笠美秋
○「夢夢と湯船も北へ行く船か」(『君なら蝶に』1986)(折笠美秋01)
○季語(無季)
【鑑賞】:お風呂に入っています。夢心地になってみると、この湯船も北へ航海する船のようです。乗客は作者一人の客船です。
○折笠美秋(おりかさびしゅう)(『君なら蝶に』1986)(1934~1990)
○好きな一句「ひかり野へ君なら蝶に乗れるだろう」02
○季語(蝶・春)
【Profile】:神奈川県横須賀市出身。新聞記者。全身の筋肉が失われる原因不明の奇病で闘病生活をおくる。呼吸もできないので人工呼吸器を着け、声がでないから妻が目や唇の動きを読み取り文字にした。→高柳重信に師事。「俳句評論」で活躍。のち「騎」同人。
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折笠美秋掲載句
03日暮れまで日は遊びおり黄水仙(『君なら蝶に』1986)(黄水仙・仲春)〈色彩俳句528・黄14〉2021/4/25
04菜の花継げば彼岸にとどく物干竿(『君なら蝶に』1986)(菜の花・晩春)〈次元俳句640・超次元53彼岸3〉2024/3/17
05天体やゆふべ毛深きももすもも(『君なら蝶に』1986)(もも・初秋)〈特集662・天体俳句2-6天体〉2024/8/23