俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●五感俳句0105・聴覚032・内藤鳴雪・2012-11-26

2012-11-26 00:00:05 | 色彩俳句

●五感俳句0105・聴覚032・内藤鳴雪・2012-11-26


○「凩の吹きあるゝ中の午砲かな」(内藤鳴雪01)

季語(凩・冬)

この句の聴覚は混じりあった二つの音を聴いています。吹きすさぶ凩の音と、正午を知らせる大砲の音です。凩の音は視覚的には背景といえます。

 

内藤鳴雪(ないとうめいせつ)(1847~1926)

代表句「初冬の竹緑なり詩仙堂」02

季語(初冬)

伊予松山藩士の子として江戸に生まれる。松山藩、愛媛県官を経て文部省に勤め、後、旧藩主の寄宿舎常磐会の舎監となった。舎生の→正岡子規の感化で中年より句作し、日本派の顧問格としてその洒脱飄逸の人柄に親愛と尊敬が寄せられた。

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