俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●特集俳句390・かげの俳句9・日下部宵三1・2018-8-3(金)
○「炎昼のおのれの影に子をかくす」(日下部宵三1)
○季語(炎昼・晩夏)(→「現代俳句データベース」より引用)【→特集俳句-索引1・索引2・検索3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:より地面に近い子どもの体感温度は、おとなよりも高いといわれます。子を連れている作者は、自分の影に子を入れて太陽光線から子を守ろうとしているのです。
●日下部宵三(くさかべしょうぞう)
○好きな一句「田を植ゑていちにち光る飛彈の国」2
○季語(田植・仲夏)(「俳句界201611」より引用)
【Profile】:1925年岐阜県高山市出身。個人誌「あかり」主宰。
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■Pickup季語「炎昼・晩夏」2句
2013/7/22方法・オノマトペ「→炎昼のうつらうつらと猫科なり」(牧石剛明)
2016/7/14方法比喩(直喩)=として「→炎昼の列柱として父ならぶ」(高橋修宏)
■Pickup「炎昼と死」3句
「炎昼の霊柩車から運転手」(池田澄子)『たましいの話(2005)』
「炎昼の谺返しに死者のこゑ」(岸田稚魚)「鶴俳句選集」
「炎昼の牛ゐて葬の列歪む」(澤井我来)