俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●次元俳句058・遠(空間)02・矢島渚男・2011-10-16

2011-10-16 00:27:50 | 次元俳句

次元俳句058・遠(空間)02・矢島渚男・2011-10-16

○「遠くまで行く秋風とすこし行く」(矢島渚男01)

○季語(秋風・三秋)

【鑑賞】:秋風ははるか遠くまで吹いていくつもりです。作者はしばらくは秋の追い風のなかを歩いていますが、そのうち目的地で秋風と別れます。「すこし」秋風と行動を共にしました。

 

矢島渚男(やじまなぎさお)

○好きな一句「船のやうに年逝く人をこぼしつつ02

○季語(年逝く・暮)

【Profile】:1935年、長野県丸子町生まれ。はじめ→石田波郷に才を認められるが、波郷没後は→加藤楸邨に師事し、→森澄雄に傾倒する。1994年「」創刊主宰。第8句集「百済野」で第58回芸術選奨文部科学大臣賞受賞。

矢島渚男掲載句

03春の蟇つかめば骨もやはらかし(春の蟇・三春)〈五感126・触覚(柔)8〉2013/4/22

04渡り鳥人住み荒らす平野見え(渡り鳥・三秋)〈五感146・視覚8〉2013/10/28

05黒塗りの昭和史があり鉦叩(鉦叩・初秋)〈色彩636・黒34〉2023/9/6

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