俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●次元俳句0270・八方(空間)01・菊池麻風01・2016-03-13(日)
○「八方に聞耳立ててシクラメン」(『自註菊池麻風集』1981)(菊池麻風01)
○季語(シクラメン・春) 「はっぽうにききみみたててしくらめん」(「名句鑑賞辞典(角川書店2000)」より引用)【→次元俳句-索引 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
【鑑賞】:三春の季語、シクラメン。息の長い花であります。まさしく花は四方八方に聞き耳を立てるように咲きます。花屋の店主と客の話でも訊いているのでしょうか。
●菊池麻風(きくちまふう)(1902~1982)
○好きな一句「うすうすとわが影ありぬ花の下」02
○季語(花・春) 「うすうすとわがかげありぬはなのした」(引用同上)
【Profile】:栃木県出身。→渡辺水巴に師事。「曲水」同人を経て、1968年「麻」創刊主宰。