俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●次元俳句0280・列(空間)01・菅原鬨也01・2016-05-22(日)
○「前列はおほかた逝けり麦の秋」(菅原鬨也01)
○季語(麦の秋・夏) 「ぜんれつはおほかたゆけりむぎのあき」【→次元俳句-索引 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
【鑑賞】:古い集合写真です。卒業写真か同級会の写真でしょう。2列目も3列目も亡くなった人がちらほらいるのですが、特に前列はほとんどが鬼籍に入りました。麦の秋という夏です。
●菅原鬨也(すがわらときや)(1940~2016)
○好きな一句「めんどりに眞水が見ゆる祭前」(『祭前』1980)02
○季語(祭・夏) 「めんどりにまみずがみゆるまつりまえ」(「俳句201206」より引用)
【Profile】:宮城県仙台市出身。はじめ「→鷹」の→藤田湘子に師事。1991年、→岡井省二の「槐」創刊同人となる。1992年「滝」創刊、主宰。『立春』にて第29回角川俳句賞、宮城県芸術選奨新人賞受賞。日本伝統俳句協会理事、宮城県俳句協会顧問。