俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句034・再発見04・波多野爽波
●「骰子の一の目赤し春の山」(波多野爽波01)
○季語(春の山・春)
【鑑賞】:骰子(さいころ)の一の目が赤いことに気がつきました。普段よく見るさいころです。新発見ではなく、さいころの再発見といえるでしょう。句の方法としては「→配合」の句です。
●波多野爽波(はたのそうは)(1923~1991)
○代表句「金魚玉とり落しなば舗道の花」02
○季語(金魚玉・夏)
【Profile】:東京都出身。京大経済学部卒。1934年より俳句を始める。→高浜虚子に師事。1940年に「ホトトギス」初入選。1953年より「青」を創刊主宰。徹底した写生主義をとなえた。
↓
波多野爽波掲載句
03「石に反る厨草履や初比叡」(初比叡・新年)〈次元・反り(空間)〉2016/1/4
04「茸筵この傾きを良しとする」(茸筵・晩秋)〈特集・傾く俳句〉2017/10/6
05「花満ちて餡がころりと抜け落ちぬ」(花・晩春)〈方法425・オノマトペ58〉2019/4/4