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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●五体俳句0170・眼06・宮坂静生01・2014-04-15(火)

2014-04-15 17:03:49 | 五体俳句

五体俳句0170・06・宮坂静生01・2014-04-15(火)

○「石蓴採のしんしんと老ゆるなり」(『樹下』1983)(宮坂静生01)

○季語(石蓴・三春)

【鑑賞】:石蓴(あおさ)は海藻で青のりのもとになるようですが、三春の季語となっています。養殖網で栽培した石蓴を採取している漁師の眼がしんしんと老いている、という情景です。

 

宮坂静生(みやさかしずお)

○好きな一句「八重桜さみしきものに革鞄」『春の鹿』(1988)02

○季語(八重桜・晩春)

【Profile】:1937年、長野県松本市生まれ。→富安風生に師事、「若葉」を経てのち→藤田湘子の「」同人となり、1978年に「」創刊主宰。現代俳句協会賞、山本健吉文学賞、読売文学賞他受賞。


宮坂静生掲載句
03初雷に混る木のこゑ草のこゑ(初雷・仲春)〈特集421・初物俳句〉2019/3/8

04父母や切干のいま狐色(切干・三冬)〈色彩466・狐色2〉2020/2/17

05海鳴りは海の歯嚙みよ長崎忌(切干・三冬)〈忌日祈念日・長崎忌4〉2023/8/9

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