俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句0204・比喩(直喩)=似て06・鳥居真里子01・2014-12-11(木)
○「かざはなや海底に似て釘箱は」(鳥居真里子01)
○季語(かざはな・晩冬) 「かざはなやかいていににてくぎばこは」
【鑑賞】:釘箱が海底に似ているのは新しい発見です。釘が雑然と入っている様子が岩礁の海底のように見えたのでしょうか。折から風花が舞い始めました。
○鳥居真里子(とりいまりこ)
○好きな一句「冬野より違ふ冬野へ通さるる」(『月の茗荷』2008)02
○季語(冬野・三冬) 「ふゆのよりちがふふゆのへとおさるる」
【Profile】:1948年、東京都出身。義兄→鈴木鷹夫主宰の「門」に1987年入会。1997年「船団」入会。第12回俳壇賞、第8回加美俳句大賞受賞。「門」「船団」同人。
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鳥居真里子掲載句
03荷風忌の闇の型紙闇へ置く(荷風忌・晩春)〈特集・言葉(紙)〉2015/4/30
04川に穴あくまでのぞく日傘かな(日傘・三夏)〈次元652・穴(空間)6〉2024/6/11