俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●特集俳句399・家屋俳句2-8厨・名取里美1・2018-10-5(金)
○「野分だつ厨に残る蟻二匹」(名取里美1)
○季語(野分・仲秋)(「『俳句年鑑』2012年版(角川書店)」より引用)【→特集俳句-索引1・索引2・検索3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:台風がすぐそこに来ている。虫の類も本能から姿を隠しはじめているのだが、二匹の蟻だけが厨(くりや=台所)にまだ残っている。
●名取里美(なとりさとみ)
○好きな一句「野葡萄のはや海のいろ空の色」2
○季語(野葡萄・仲秋)(「俳句201308俳句手帖」より引用)
【Profile】:1961年三重県伊勢市出身。大学で→山口青邨、→黒田杏子に師事。「夏草」を経て「藍生」所属。1988年第1回ラ・メール俳句賞、1997年藍生賞受賞。2002年句集「あかり」で第4回駿河梅花文学大賞受賞。