「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
■「透次の【時候・天候俳句】相模(さがみ)(神奈川かながわ)・座間(ざま)NOW」087
●2025(令和7)年5月17日(土)午前11時20分):雨がしとしと降っています。
●「走り梅雨(はしりづゆ)」:「迎へ梅雨(むかへづゆ)」の子季語。梅雨入りする前に梅雨のごとく降る雨。
●「走り梅雨あまたの石に名を附けて」(杉本雷造)
●季語(走り梅雨・初夏)
〇語句探訪「柞」(ははそ)
今回の「好きな一句」・「春蘭や柞の山を風渡る」(石渡旬)の「柞」(ははそ)。コナラの別名だということ。また誤ってカシワをいうこともあるらしい。また母の意にかけて用いることも。「柞」は晩秋の季語にもなっているので「母が愛した山」のほうがしっくりくるか。(透次)
○透次俳句羅列「桜二十四時間」8句(20180401)
・その01〈未明の桜〉「さくら咲く方へ未明の道選ぶ」(→横山房子)(「俳句四季201604」より引用)
・その02〈朝桜〉「→人にまだ触れざる風や朝桜」(星野高士)(『無尽蔵』2006)
・その03〈午前から午後へ〉「午前より午後へ桜の空うごく」(→猪俣千代子)(『太我井』2002)
・その04〈昼桜〉「白昼の桜しばらく縛るかな」(→鳴戸奈菜)(『微笑』2001)
・その05〈日中の桜〉「毛布はぐ日中桜満開に」(→佐藤鬼房)(『名もなき日夜』1951)
・その06〈夕桜〉「枝々に重さ加はり夕桜」(→深見けん二)(『日月』2005)
・その07〈夜桜〉「のしかかり来る夜桜を仰ぎけり」(→三村純也)(『觀自在』2011)
・その08〈深夜の桜〉「老妻と深夜の花に遊びけり」(→黒田櫻の園)(『黒忌抄』1991)