俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○色彩俳句047・青02・大串章
○「青あらし神童のその後を知らず」(『山童記』1984)(大串章01)
○季語(青あらし・三夏)
【鑑賞】:かつて神童といわれ注目された人の、その後のことはあまり噂にのぼらなくなりました。「青嵐」とは青々とした木々の葉や草を揺さぶって吹く強い風のことです。
○大串章(おおぐしあきら)
○好きな一句「耕人に傾き咲けり山ざくら」(『朝の舟』1988)02
○季語(山ざくら・晩春)
【Profile】:1937年佐賀県生まれ。1959年→大野林火に師事。1978年、句集「朝の舟」で俳人協会新人賞。1994年「百鳥」創刊主宰。1995年「現代俳句の山河」で俳人協会評論賞。句集「大地」で第45回俳人協会賞受賞。
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大串章掲載句
03絵葉書の消印は流氷の町(『天風』1999)(流氷・仲春)〈特集323・郵便俳句1〉2017/3/24
04流星は旅に見るべし旅に出づ(流星・三秋)〈特集355・旅の俳句1〉2017/11/3
05空に蒔く種子もあるべし種物屋(『天風』1999)(種物屋・仲春)〈特集629・商店俳句1〉2023/7/21
06子が慕ふ下宿学生地蔵盆(地蔵盆・初秋)〈五感634・感情47敬慕1〉2023/8/24