○挿絵俳句711a・さびしさは・鎌田透次725a・2025-07-30(水)
○「さびしさは日輪草の群るるほど」(『転生』2025)(鎌田透次725a)
○季語(日輪草・晩夏)(「透次の自作俳句カード」より引用)
loneliness is growing
sunflowers bloom
in clusters / Touji
【作句メモ】:「日輪草」とは「向日葵」の別名で子季語であるという。向日葵は座間市の花となっている。東北へのドライブの途中で何度も向日葵畑を目撃したね。
○挿絵俳句710b・干拓地・鎌田透次724b・2025-07-26(土)
○「干拓地には向日葵と水位標」(『転生』2025)(鎌田透次724b)
○季語(向日葵・晩夏)(「透次の自作俳句カード」より引用)
on reclaimed land
sunflower Street
and a water mark / Touji
【作句メモ】:大潟村を供に訪れた。向日葵の街道を車で走った。大潟富士と八郎潟干拓記念水位塔に立ち寄った。
○挿絵俳句710a・空垂れて・鎌田透次724a・2025-07-25(金)
○「空垂れて凌霄葛過ぎてより」(『転生』2025)(鎌田透次724a)
○季語(凌霄葛・晩夏)(「透次の自作俳句カード」より引用)
the sky hangs low
passing the trumpet
creeper flowers / Touji
【作句メモ】:「凌霄葛(のうぜんかづら)」は曇天の道に鮮やかに咲き崩れる。そこを右に折れれば君の待つ部屋も近い。
○挿絵俳句709・俤を・鎌田透次723b・2025-07-19(土)
○「俤をあまた祀りて土用入」(鎌田透次723b)
○季語(土用入・晩夏)
putting up lots
of photos of you
in the dog-days / Touji
【作句メモ】:農耕と関わらぬ一人の暮らしに「土用」とは単に時期だけの意味となっている。しかし独りの和室に「俤(おもかげ)」をいくつも祀っている。
○挿絵俳句709a・風の降臨・鎌田透次723a・2025-07-14(月)
○「風降りて青田を移る縞となり」(『転生』2025)(鎌田透次723a)
○季語(青田・晩夏)(「透次の自作俳句カード」より引用)
the wind from the sky
making waves on the
green paddy field / Touji
【作句メモ】:降臨を待っている。風は青田に描く波となり。いつでも通信を待っている。