方法俳句索引4

方法俳句索引4

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◎〔俳句の技法〕

 

〈直喩〉

 

◯思ふ・思う〔1圏外と思ふ→森尾ようこ1〕

◯かたち・形 ＊関連・方法〔→形状発見〕

・かたち

〔1宵闇のかたち→北澤瑞史1〕

〔2あやまるかたち→穴澤篤子1〕

・かたちして〔１逃げ出すかたちして→野口る理1〕

・かたちに

〔1国のかたちに→伊藤白潮2〕

〔2風のかたちに→出口善子1〕

〔3鳥のかたちに→増田陽一1〕

・かたちの〔1雲のかたちの→高岡修3〕

・形に〔1風の形に→永六輔1〕

・形の〔1魚の形の→興梠隆1〕

◯かに

〔1脱ぐかに→榑沼清子1〕〔2かしづきてゐるかに→島田牙城3〕〔3山車を引くかに→伊藤瓔子1〕

◯かも〔1水の目差かも→遠藤睦子1〕

◯ごとく・如く

・ごと

〔1潮騒のごと→鈴木真砂女1〕〔2跼むごと→桜井博道1〕〔3雷・滴りのごと→村松紅花1〕〔4喪のごと→秋山珠樹1〕〔5白波のごと→木下杢太郎1〕〔6命のごと→岩淵喜代子1〕〔7聖者のごと→沖田佐久子1〕〔8楽隊のごと→町野けい子1〕〔9太刀包むごと→松山足羽1〕〔10かけら置くごと→喜多村秧子1〕〔11ほどけゆくごと→荻原都美子4〕

・ごとく

〔1密林のごとく→成田千空1〕〔2浸かるごとく→透次38〕〔3海底のごとく→山口青邨4〕〔4手錠のごとく→石原吉郎1〕〔5ごとく糸→望月周1〕〔6恋文のごとく→安住敦5〕〔7ゴッホのごとく→後藤一郎1〕〔8生まれしごとく→西宮舞1〕〔9黒き箭のごとく→友岡子郷3〕〔10手紙のごとく→藤野律子1〕〔11舞ふごとく→小津夜景1〕〔12襤褸のごとく→江見渉1〕〔13天踏むごとく→鈴木康久1〕〔14吸ふごとく→上甲平谷1〕〔15諾ふごとく→轍郁摩1〕

・ごとき

〔1芯のごとき→平井照敏1〕〔2うるしのごとき→三宅清三郎1〕〔3薄刃のごとき→星野石雀1〕〔4鋼のごとき→つじ加代子1〕〔5うすぎぬのごとき→片山由美子4〕

・ごとくに

〔1折鶴のごとくに→加倉井秋を1〕〔2水に入るごとくに→三好達治1〕

・ごとし

〔1ゆくごとし→鷹羽狩行1〕〔2泉のごとし→山口波津女1〕〔3無きごとし→岡田日郎1〕〔4坂ゆくごとし→秦夕美1〕〔5小鳥のごとし→大井戸辿1〕〔6道あるごとし→三嶋隆英1〕〔7沈むごとし→岩月通子1〕

・如く

〔1道ある如く→稲畑汀子1〕〔2龍の尾の如く→工藤玲音1〕〔3一筆書きの如く→水見壽男3〕〔4仮面置きたる如く→草深昌子1〕〔5矢玉の如く→加藤三辰1〕

・如き〔焦げるが如き→桜井土音1〕

・如くに

〔1人の如くに→原石鼎4〕〔2夢の如くに→星野麦人1〕

・如し〔鉄の如し→村上鬼城3〕

◯さうな

〔1陸に上りさうな→早野和子1〕〔2蘖えさうな→正木ゆう子4〕〔3飛んで来さうな→望月周3〕

◯といふ・と言う

・といふ

〔1初蝶といふ→阿部みどり女1〕〔2蜩といふ→安東次男2〕〔3冬木立といふ→河野薫1〕〔4水といふ→櫨木優子1〕〔5春潮といふ→今村征一1〕〔6快楽といふ→大山雅由1〕〔7洞といふ→楠戸まさる1〕

・と言う〔花冷えと言う →安養白翠1〕

◯として

〔1列柱として→高橋修宏1〕〔2宇宙の友として→倉田明彦1〕〔3秘話として→椋誠一郎1〕〔4螺子として→赤野四羽1〕

◯とは〔1怒号とは→藤幹子1〕

◯とも〔1眼とも→谷内茂1〕

◯となりたる・となりて・となる

〔1百合となりたる→真喜志康陽1〕〔2礫となりて→成川雅夫1〕〔3芯となる→坂田直彦1〕〔4鯉となる→横溝養三1〕

◯なす

〔1壁をなす→加藤霞村1〕〔2冠なす→倉田俊三1〕

◯にして〔回廊にして→上澤樹實人1〕

◯ばかりに・ばかりの

〔1声あげむばかりに→西嶋あさ子1〕〔2落ちんばかりの→阿波野青畝3〕〔3すれちがうばかりの→畠山弘1〕

◯ほど・ほどに・ほどの・程に

〔1佐渡ヶ島ほどに→櫂未知子1〕〔2米一俵ほどの→北原志満子1〕〔3帯程に→水間沾徳1〕〔4紙ほどの幸→沢木欣一4〕〔5息かけしほどの→青木華都子1〕〔6衣の朧ほど→坂本京子1〕〔7地軸折るほどに→浅津大雅1〕〔8火ほどの→栗原米作1〕

◯めく・めきて・めきたる

・めく

〔1物語めく→池内友次郎1〕〔2戦めく→殿村菟絲子1〕〔3肋めく→楠本憲吉3〕〔4乾電池めく→守屋明俊1〕〔5銀河めく→山﨑千枝子1〕〔6持薬めく→山口英二1〕〔7梵字めく→丸山佳子1〕〔8熾火めく→久留米脩二1〕〔9抜身めく→齋藤朗笛1〕〔10恐竜めく→森田純一郎1〕〔11獣めく→下里美恵子1〕〔12艦隊めく→高田菲路1〕〔13童めく→岩井鬼童1〕〔14夜店めく→森山いほこ1〕

・めきて〔1甲虫めきて→鈴木アツ子1〕

・めきたる〔1案山子めきたる→依田善朗1〕

◯やうな・ような

・やうな

〔1おもちやのやうな→森鴎外1〕〔2翼のやうな→大牧広1〕〔3起し絵のやうな→村上喜代子1〕〔4ひらがなのやうな→松村多美1〕〔5具象画のやうな→中嶋憲武1〕〔6手紙のやうな→中村光声1〕

・やうに

〔1吹き消したやうに→小林一茶2〕〔2鉄片のやうに→児玉輝代1〕〔3目を洗ふやうに→鴇田智哉1〕〔4水に挿すやうに→ 嘴朋子1〕〔5水母のやうに→ 和田華凛1〕〔6子猫のやうに→ 髙岡周子1※はしごだか〕〔7黒船のやうに→橋本喜夫1〕〔8水を巻くやうに→須原和男1〕〔9いけどるやうに→八木健1〕〔10降るやうに→佐藤映二1〕〔11守るやうに →丹羽真一1〕〔12言葉のやうに →山崎房子1〕〔13火の粉のやうに →多々良敬子1〕〔14足音のやうに →対中いずみ3〕〔15亡びてきたやうに →鈴木光影1〕

・やうなる

〔16木琴のやうなる→田代青山1〕

・ような

〔1紙のような→田島健一1〕〔2湯冷ましのような→室谷光子1〕〔3添え木のような→水野タケシ1〕

・ように

〔1料理店のように→小野裕三1〕〔2枕木のように→児玉硝子1〕

◯似る

・似たり

〔1老後に似たり→草間時彦1〕〔2日暮たのしむに似たり→神尾久美子1〕

・似たる〔きのふに似たる→加舎白雄1〕

・似て〔1乱交に似て→相生垣瓜人1〕〔2海底に似て→鳥居真里子1〕〔3軍艦に似て→谷口慎也1〕

　　　〔4波に似て→城島みつ子1〕

・似る〔恋に似る→瀧春一1〕

◯〈暗喩〉

〔1墓碑→福永耕二1〕

〔2埴輪の眼→篠原梵1〕

〔3畳→齋藤愼爾1〕

〔4鉄人と巨人→平田冬か1〕

〔5生絹の空→小笠原至1〕

◯〈擬人〉

〔1曼珠沙華→野見山朱鳥1〕

〔2東山→服部嵐雪1〕

〔3柱時計→阿部青鞋1〕

〔4さくらんぼ→高浜虚子3〕

〔5風の原→鎌田緑風1〕

〔6どんどの火→鎌田緑風3〕

〔7石一つ→藤崎久を1〕

〔8毛糸玉→栗生純夫1〕

〔9春の川→河村正浩1〕

〔10大西瓜→行川行人1〕

〔11蟇→菅沼曲翠1〕

〔12霜柱→白石多重子1〕

◯〈対比〉

〔1母と立葵→岸風三楼1〕

〔2沖と渚→高橋鏡太郎1〕

◯〈誇張〉

〔1倒れむばかり→沢木欣一1〕

〔2川うごかして→鳥居おさむ4〕

◯〈掛詞〉

〔1なにかあんず→松永貞徳1〕

〔2藤しろ→飯尾宗祇1〕

◯〈季語分割〉〔1去年今年→萩原麦草1〕

◯〈本歌取り〉

〔1いざのぼれ→安原貞室1〕

〔1ひさかたの→田中惣一郎1〕

◯〈仏教用語〉

〔1韋駄天・沙弥→川端茅舎4〕

〔2南無妙→川崎展宏4〕

〔3香象→早崎明1〕

〔4雨安吾→本多静江1〕

〔5色即是空→鈴木光彦1〕

〔6寂光土→植村通草1〕

〔7白毫の香→瀬戸清子1〕

〔8白毫の光→西田誠1〕

〔9曼陀羅→清水道子1〕

〔10倶会一処→務中昌己1〕

〔11夏断→大高子葉1〕

〔12吉祥→馬見塚吾空1〕

〔13五体投地→柿畑文生1〕

◯〈方言〉

〔1大阪弁→須崎豆秋1〕

〔2熊本弁→永田満徳1〕

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