東日本大震災風評被害対策に大分県がお金を出してくれると言う事で、
コープおおいたが支援に入りました。
私達組合員理事は、炊き出しのベテランになったので、団子汁大丈夫ですと力コブ
前日から材料の仕込み班と、当日班に分けての作業です。
三月とは言え、まだ肌寒い一日でしたが、多くのお客さん達で賑わいました。
午前中のテレビニュースで知ったと、福島から疎開している方が、懐かしいと喜んで
こずゆを食べたと、後ほど話を聞き あ~良かった って思いました。
コープふくしま からは専務、組合員理事が来られ、農産物や、お酒、銘菓等の販売もありました。
コープおおいたからは、団子汁300人の無料配布の実施。 実際は400人分作りました。
コープふくしまさんからは、福島県会津地方の伝統食 こずゆ をやはり300人分
作っていただきました。こちらも無料配布です。
二ヶ月前の打ち合わせの時、何をしようか?と言うことで、是非 こずゆ を作っていただきたいと
私個人の思いから御願いしたので、感慨深いものがありました。
三年前福島に行った折、自分へのお土産に買ったのですが、実際の作り方を是非知りたいと
思ったのと、NHKのドラマ 八重の桜 の一シーンに こずゆ が出てきたのです。
烈しかった戦が終わり、残った家族が無事を祝い、有るだけの材料でこずゆ を作り
美味しいね~ ってしみじみ語り合うシーンがとても印象的でした。
おおいたでは馴染みが無いため、鍋が空っぽになるだろうかと心配しましたが
団子汁より早くなくなりました。
帆立貝の貝柱で出汁を摂った贅沢な汁です。
小さく切ったサトイモ、糸こんにゃく、人参等が入り上には玉状の麩が一杯入っています。
今回の貝柱の購入費用70000円には全員驚きました。 美味しいはずだよね。
酒好きな専務がチャチャっと、作った 烏賊人参 酒の肴に最高でした。
売り物も試食させていただきましたが、此方の方が口に合いましたよ。私も酒好き?
各家庭で切り方や、味が微妙に違うそうです。
切った人参とスルメを混ぜ、酒、みりん、醤油で味付けるだけのシンプルなものですが
お茶請け、ご飯のおかずにも最適な印象を持ちました。 ご馳走様でした。
午後からは、ホルトホールで原発関係の学習会と林檎農家さんからの
除染作業の実態等の報告会がありました。
震災から早三年経ちますが、元に戻るには余りにも過酷な現状の話に
涙をこらえ切れなくなってしまいましたが、私達は、私達の出来ることを、末長く続けて行く事が
被災された方々に勇気とやる気を出していただけるのではないかと感じました。
風邪気味だったので、後片付けもせずに帰らせていただき、最後まで残って作業していただいた
皆さんお疲れ様でした。
このとき参加した、二名の理事さんは月末に福島を訪問して、
団子汁と鶏飯を作る予定になっています。 頑張ってね。