じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

砂の器

2011-09-11 23:56:08 | テレビ・映画
3月の震災で放送延期になっていた「砂の器」 今週末にやっとこさ放送!3月の時から楽しみにしていたので2夜連続で付き合ってみたのですが……う~~ん、残念すぎ ってか脚本書いたの誰よ と言いたくなるよーな駄作 この脚本家が書いた映画「ホタル」は好きだったんだけどなぁ~~

何度も映像化されている超有名な作品。やっぱり映画版が良かったな~~じいの大好き……「だった」の過去形…か 今でも嫌いじゃないですが(笑)俳優さんが和賀英良を演じてたのよね~~若くてかっこよかった 原作と違うアレンジや設定が加えられているとはいうものの、一番原作に沿った立体化になっている気がします。ラスト、ピアノ協奏曲「宿命」をバックに全ての真相が語られるところは映像だからこそ成せる演出で心が締め付けられて人間の業を考えずにはいられません。最近ではやっぱ日曜劇場でドラマ化したヤツですよね~~主演のアイドル俳優はともかくとして(ま、同じグループのキ何とかより遥かにマシな演技だったし、その前の「白い影」は不覚にも嵌ったし)世界のケン・ワタナベや先日亡くなられた原田芳雄さんは素晴らしかったですね~~ 描かれた時代設定は全く違うし話の中身はいじりまくりでしたが←今の時代の人権等々の事情的に原作通りの設定は使えないので でもね~~生きることの残酷さ、強さ、哀しさ、、、そういうどうしようもない人間の性という物語の柱はしっかりと表現してあったと思います。

今回のドラマ、事件の背景が弱すぎ そこに至るまでに重く深く静かに積み重ね積み重ね、そして最後にドドーンと……この盛り上がりが全くなくて単なるサスペンス。別に「砂の器」じゃなくてもいいんじゃね?……ってか作品に対する冒涜かいっ みたいな キャストも良い役者陣(主演+α以外を除く)を揃えてるのにそれも活かしきれてない 最後は映画版の踏襲で構わないから、取調室でのやり取りで真相を明かすんじゃなくて、ピアノ協奏曲の演奏をバックに刑事が語るのをやってほしかったのよね~~特にピアノが奏でる主旋律と本浦父子の悲しい物語はもうぅ~~泣けて泣けて 登場人物それぞれが主役になり得る作品、見方や立場変わればで善悪が変わる問題提起のある重層的な話、そして映像化の度に作曲される音楽が示しているように様々な視点で描けると思うけど、、、ここまで薄っぺらい出来なのはいかがなものかと。。。せっかく佐々木蔵之介さんの緩急あるキャラクターの演じっぷりを楽しみにしてたのにな~~ あ、、、指揮はかな~り……以下自粛(苦笑)じい、楽器弾きなのでどんなに上手く演じたとしてもごまかせない……たとえ愛があっても許せない…かな~~さすがに目を覆いましたし~~光王子の時も

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2 コメント

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誤魔化しは難しい (聖陽命っ子)
2011-09-13 15:19:23
音楽に造詣の深いじい様の、指揮に関しての忌憚のないコメントにんまりして読ませて頂きました。
とは申しましても、私は完璧に音痴に属する人間です。

もう30年位前になるのですが、じい様はNHKのマルコポーロの東方見聞録をアニメ化された作品をご存知でしょうか?
そのなかで、マルコポーロの父親が美しいペルシャ絨毯を入手するために、所有していた大粒のダイヤモンドと交換しようとするシーンがありました。
マルコポーロの父親は、そのダイヤを無造作にテーブルの上にころがします。

その時NHKの音声担当の人は、深く考えずにガラス玉を転がす音で代用したそうです。
そうしたらなんと、子供さんと一緒にそのアニメを見ていらした宝石商の方が、ガラスを転がした時とダイヤを転がして出る音は全く違う物ですよと、指摘されたことがあるそうです。

テレビは見る人が多いですから、ちょっと油断すると思いがけないところから、誤り又は手抜きの部分を指摘される事がありますね。
それは、ハイビジョン放送となった現在ではなかなか誤魔化しがしにくい時代になってしまったと言うことでしょうか?

パンドラは、政治の抗争がテーマになっているところがありますから、いろいろシビアな目で見ている方も多いとは思うのですが、もちろん
早稲田の政経出身の内野さんならば、そんなことは織り込み済みなんですよね。

その前に、観る側の私達もしっかり事前に発売される雑誌でしっかりと予習をしておかないといけませんね。早く来い来い10月よですね。
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創り物を越えるもの (じい)
2011-09-16 02:38:12
聖陽命っ子様

「東方見聞録」のアニメ、幼き日の記憶にあるような、ないような
NHKは研究施設を持っているので結構練られていると思っていたのですが・・・
やはり本物を肌で知っている人の五感に耐え得るものを作り出すのは至難の業なのですね。

人材、予算、時間、様々な事情があるので本物を使う限界はあると思いますが、それを超えることができる1つが役者力だと思います。
空気感であったり、雰囲気であったり、表面上は微妙でも引き込まれることがあるので。
内野さんがおっしゃっていた魂レベルのアプローチにも繋がる・・・と少し贔屓目かな(笑)

パンドラ、制作発表やR25のインタでテンション上がりまくりです。
来週は雑誌のインタが3つ、いよいよですね。
しっかり受け止められるように頭も心も磨かなくては!ですね
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