じいの徒然日記

内野聖陽さんにfall in loveしたじいのおバカな毎日を綴った日記

内野さんメモ

10/14~26 芭蕉通夜舟 東京公演
 ≪地方公演≫
  10/29 群馬 11/2 宮城 11/12 岩手 11/16 兵庫 11/17 丹波篠山 11/23~24 名古屋 11/30 大阪

10/25  映画「八犬伝」公開
11/22 映画「アングリースクワッド」公開

幻蝶 東京千秋楽

2012-04-05 01:34:15 | 観劇記
とうとうこの日を迎えてしまいました、、、千秋楽。まだ地方公演が残っているとはいえ一区切りの日で戸塚さんの生き様をしっかり見届けなくては!というつもりでいつになくドキドキ、緊張感いっぱいで劇場に向かいました。いや~~涙涙の観劇で本気でバスタオルを持ってくればよかったと思う程の泣きっぷり。終演後にお会いした方にも「かなり泣いた?」と言われるよーな目だった……らしい 東京ラスト、またもや新たに感じることがあって、それが泣きツボに入ったのかもしれません。そのくらいにある意味しっくり来る公演だったのかもしれないな~~と。

今回のお席は2列目のど真ん中 この演目をどセンターで観たのは実は初めて 普段はセンターでもどちらかに振れている方が好きなのですが(できればセリフの空気が飛んでくる側)この演目はドドーン と真ん中で観ても思いっきり堪能できるんですわ。ちょいと目のやり場に困るモノもいろいろと……“ホモ”るシーンとか……いろいろ見えるし ますます激しくなってて、お尻チュッ も今日は1回+αあったように見えたのは気のせい そんな戸塚さんでしたが、感情の高ぶりは尋常じゃない感じに見えましたね~~千秋楽公演、、、開演時間が少し押したせいもあるのかな 特に最初の方はテンポが空回りしてイマイチ幻蝶の世界に入り込めないなーと思う部分があって……特に圭クンの演技が変に場慣れしているような慣れきった感ありのような気がして、これ以上こなれすぎるとヤバイのでは?と思っちゃって……しかも内野さんはセリフの一部をすっ飛ばしたような???シロギフの居場所が判明して真一に「誘ってくれてありがとな」とハグするところで「おぶってでも連れて行け」という部分のセリフが意味不明な文脈になっているように聞こえたのですが……じいもハッキリと脳内再生できるほど覚えていないので断定はできないけど、意味が通じていなかった気がするのよね~~せっかくの泣きツボが挫かれちゃったよぉ~~ 戸塚さんとしての感情の勢いゆえに…ということにしておきますが、恨むよぉ~ ただ、、、この前から実はツボっているリアルな箇所が1つ。安藤さんと初対面するシーンで立ちしょんをしている場面。前チャックを上げた後に手を拭き拭きしているところが自然でいいな~~って。ズボンやシャツで拭くのは明らかにきちゃないと思いますが何か好きなのよね~~

3月の最終週辺りに変わったらしい という演出、、、またもや変わっていました……っていうか元に戻ってたというべきかな ラストの真一の立ち位置が標本箱セットの枠の外になっていました。前楽から戻ったという話を聞いたのですが何故だろう???じい的にはやっぱり枠の外なんですよね~~真一の再生がやっぱり1つの“結末”だからそれは大切にしてほしいので。ただ、枠の中になってからずっと考えていたのが、もしかしたら真一は戸塚さんによって再生はしたけど戸塚さんと同じ道を辿るかもしれない「可能性」を残したのかも?それなら人間は結局標本箱の中で踊らされる存在と捉えられなくもないけど……でも、やっぱり枠の外の方が良いと思いました。地方公演ではどうなるのかな???後の細々した変更点はそのままだったかな~~中日過ぎた辺りかな?吉永さんの入浴→廃屋に入るまでの動きが長めに取られてたのとか、農家の2階を覗き見したのがバレて戸塚さんと真一が逃げ出す動き等々は変わらず。あと、コレは初日の時に実は気になっていた終盤で戸塚さんと真一が森の中で倒れこむ→夢?妄想??の世界に入るところの間合い。初日はすぐに戸塚さんが動き出しちゃったので余韻を味わう間もなく次へ~という感じだったのが、公演を経るにつれて沈黙の時間がきちんと確保されてきたので良かったな~と それと、、、ずっと疑問だった地方紙はどうやら中日新聞らしい 村木がさんざん暴れた後、これ見よがしに(笑)窓に新聞が立てかけてあるんだも~~ん まさかじいの疑問がバレた?とそんなわけはありませんが(笑)さすがにこんな前列でオペラを使うわけにはいかないので後から友人に確かめたら中日新聞みたいよ~って ということは、やっぱり単純に舞台は岐阜ということなのかにゃ

楽ならでは?と思うような出来事もあり。時代劇俳優の名前を言いながら蝶を捕まえるところで、勝新ネタの時に戸塚さんが座頭市の振り付け?思いっきり自己流のチャンバラもどきの真似を1人でやっていたんだけどぉ~(苦笑)公演の後半になって真一が廃屋に火をつけるところで戸塚さんの周りに殊更念入りに灯油を撒くようになったんですよね~~しかも今日はしばらく戸塚さんの顔をジッと見てから灯油をかける……千秋楽の空気がそうさせたのか、単なる演出の関係なのかは分かりませんが、じいが観たのは楽1回きりだったので逆にダメ押しの泣きスイッチを入れられてしまったのですが、これが必要だったかといえば正直??ですね~~観ようによってはしつこく感じてしまう危険性があるので。終盤、、、安藤さんが500万円をばら撒いた後、廃屋の中では戸塚さんと真一、安藤さんがシロギフの居場所が判明したことを喜んでいる一方、廃屋の外では村木が吉永さんに「手伝って」もらってお金を集めているんだけど、安藤さん、よほど激しくばら撒いたっぽい 下手側の木の枝にまで引っ掛かってたみたいで、村木がカサカサ揺らしながらお金を落としてるし、吉永さんと面白そうなやり取りをしてるし~~もうぅ~~一度にあちこち観るのは大変なんだから勘弁してよぉ~と贅沢な愚痴をば

今回もやっぱり戸塚さんと真一は他人でした でもそこに家族を感じた……廃屋に集った4人は戸塚さんが最後に作った家族だったんじゃないのか?と思ったんですわ。あるいは戸塚さんの心の奥にあった願望が形になったもの?擬似家族??憎まれ口を叩いて突き放しながらも待ってくれる女性の安藤さん、ちょっぴり横恋慕な気持ちもありつつ可愛がることができる愛おしい若カップルの真一とユカ、そしてそれぞれを繋ぐのが戸塚さんを虜にして話さないチョウチョ……ずいぶん身勝手な願いだし、それもまた「幻蝶」のようなものだし、実際には実現しないし戸塚さん自身が失ったものの裏返しなんだと思うけど、一瞬でも、擬似的でも叶ったこと……4人で蝶採り合戦するところや廃屋で蝶の話題をえさにバカ騒ぎするところを見ていると涙が止まらなくなっちゃって 戸塚さんはきっと幸せだったんだと自分に言い聞かせる部分があったんだと思うのですが泣けて泣けて……しかも、真一が安藤さんやユカに嗾けられてストリップショーを見せるところで戸塚さんがそっと微笑んでいたんですよ~~しかも「それでいい」というように優しく頷いている。真一に対する思いが溢れた表情に号泣でしたね~~罪すぎです!!!

戸塚さん……何て哀しくて切なくて愛おしい存在なんだろうかと 自分の素直な思いを表現できない人だと思いました。不器用とは違う……多分、人の思いを敏感に察する天性の「勘」が備わっていて、普通の人なら感じなくていいものまで受け止めてしまう人で、その分だけ素直な自分を出せなくて、いいかげんそうに見える言動でごまかすことを覚えてしまった……でもバカなことをすればするほどそれは戸塚さんの心の悲鳴になっている ユカは若いから自分の思いが吐露できるし、安藤さんもある程度突き放して感情を顕にすることができるんですよね~~でも戸塚さんは誰にもぶつけられなくて、そんな思いを解放できた存在が真一だった。でも逆に真一は大切すぎて言えなかった底の底の思いがあった。分別のある大人として自制すれば手に入れられたはずの幸せ……望めば手に入れられるものを求めながらもそれだけでは生きられなくて、そういう身勝手さが堪らなく人間味に溢れていて愛おしい。そういう部分を最後に掬い取ってくれたのが真一、、、他人だからこそ分かるもの、親子だからこそ分かるもの、それらが綯い交ぜになってズッシリきた結末。そして、、、繰り返し思うけど、戸塚さんは幸せだったと ユカの語りではないけれど、最後に真一と二人で見たシロギフ……眠りから覚めた時に分かった本当の自分、それで良かったんだと。。。

特別な千秋楽カテコはなし。ストプレですから~~ でも客席はスタオベ状態になり4回幕が開きました。最後は皆さん満面の笑みで応えてくださって……やっぱり何よりも板の上で充実した笑顔を見せてくださった時の内野さんが大好き 久しぶりに内野バイバイも見られたし 最後は手を下向きにして膝の下でバイバイ。無性に嬉しかったな~~
コメント
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