愛媛の伝承文化

大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。

民博 被災文化財の支援 活動レポート

2012年03月13日 | 災害の歴史・伝承
国立民族学博物館で一昨年7月から9月に行われた企画展「歴史と文化を救う-阪神淡路大震災からはじまった被災文化財の支援」。東日本大震災の半年前に行われた展示である。その展示で紹介された被災文化財の支援活動のレポートがPDFで閲覧することができるので紹介しておきます。

『歴史と文化を救う 阪神大震災からはじまった被災文化財の支援 活動レポート』

http://www.minpaku.ac.jp/museum/exhibition/rekishitobunka/rekishi_leaflet.pdf

紹介されている被災文化財の支援活動は以下のとおり。

新潟県中越地震  山古志村民俗資料
2009年台風9号の水害  佐用町大庄屋民俗資料
平成5年8月豪雨 山口県防府市阿弥陀寺大般若経
阪神淡路大震災  国立民族学博物館蔵マヤ資料
新潟県中越地震  物部神社所蔵狛犬
能登半島地震   志賀町指定阿弥陀如来像
新潟県中越地震  馬具関連資料
新潟県中越地震  柳染色加工所ろうけつ染め見本布
新潟県中越地震  長岡市個人宅 襖下張り文書
能登半島地震   穴水町指定明泉寺台燈籠
新潟県中越地震  縄文土器


また、この企画展の関連事業として行われた公開シンポジウム「文化財を守る みんぞく資料を守る」(文化財保存修復学会主催 国立民族学博物館共催)の要旨集についてもPDFで見ることができます。

http://www.kuba.co.jp/bunkazai-minpaku/minpaku_100911.pdf

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