愛媛の伝承文化

大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。

保内町雨井の四つ太鼓

2011年09月30日 | 祭りと芸能
今年は10月21、22日に行われる保内町三島神社の秋祭り。

写真は、保内町雨井から出される「四つ太鼓」。

瀬戸内海沿岸各地で見られる「布団太鼓」とか「布団屋根型屋台」である。

東予地方では「太鼓台」の名称で知られる。

南予では太鼓台とはいわない。

四つ太鼓の呼び名は、遠く隔てて、和歌山県にもある。

雨井地区は海運が盛んな場所で、瀬戸内海交流の中で

祭礼でこの四つ太鼓を出すようになった。


八幡浜市内では、現在、八幡神社の祭りでも出ているが、

担ぎ手が少ないため、トラックで運んでいる。

昭和40年代には五反田湯島天神社の秋祭りにも出ていた。

ドデドン、サッサのかけ声で、若者が担いでいたが、

現在は廃絶している。


この四つ太鼓、というか、布団屋根の太鼓台(布団屋根型屋台)を語るには、

三重県以西、長崎県以東の範囲で、祭礼を見ていかないといけない。

新居浜や豊浜などの太鼓台が豪華絢爛で注目されやすいが、

西日本、とくに瀬戸内海周辺の祭礼の特徴を知る上では、

さまざまな地域の素朴な太鼓台、だんじりについても

注視していく必要がある。


というわけで、明日から兵庫県方面にだんじりや布団屋根型屋台の現地調査に行ってきます。











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博物館・美術館、図書館、文書館、公民館の被災・救援情報

2011年09月28日 | 災害の歴史・伝承
以前にも紹介しましたが、いま一度。


博物館・美術館、図書館、文書館、公民館の被災・救援情報 saveMLAK


http://savemlak.jp/



saveMLAKは博物館・美術館 (M) 、図書館 (L) 、文書館 (A) 、公民館 (K) (M+L+A+K=MLAK) の被災・救援情報サイト。

博物館・美術館、図書館、文書館、公民館の関係者や支援者等の有志によって構成されるsaveMLAKプロジェクトが運営。

被災地域の各施設の被災情報を集め、発信されています。










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小出裕章(京大原子炉研究所)さんと斉間満さん

2011年09月27日 | 日々雑記
斉間満さん。

八幡浜、西宇和地域のローカル新聞「南海日日新聞」の社主でした。



八幡浜にはローカル新聞が「八幡浜民報」、「八幡浜新聞」、「南海日日新聞」の3紙三つ巴で、

地方都市には珍しいローカル紙の密集地帯。

それだけ、八幡浜の人が「地域情報を得たい」という潜在欲求が強いということでしょう。

現在、facebookが八幡浜地域内でひそかに?流行していることも

何か共通する素地があるように思えてなりません。



南海日日新聞ですが、私は非常にお世話になった新聞です。

20代の時から、八幡浜地方の民俗文化に関するエッセイを連載されていただき、

約100回も掲載してもらいました。

その連載のきっかけを作ってくれたのが、斉間満さんでした。



しかし、斉間さんは、2006年10月に永眠。

もう5年になるのですね。早いものです。

その後、斉間さんと一緒に南海日日新聞を支えてきた記者さんが体調不良のため、

現在、南海日日新聞は休刊したままです。



南海日日新聞は、創刊当初から原発問題を率直に取り上げるという姿勢。

斉間さんがもしお元気だったら、現在の福島原発の事故をどのように紙上で取り上げただろうか。

そんな思いは今年3月以降、思うことしばしばです。



斉間満さんが刊行した本があります。

『原発の来た町』

この本は2002年に南海日日新聞社から出た本ですが、在庫切れ。現在入手できません。

再刊の話は、いろいろ噂が聞こえてきますが、まだ実現していないと思います。

ただし、ネット上でPDFで見る事ができます。

http://www.hangenpatsu.net/files/SaimaIkataBook.pdf



実はこの斉間さんの本で、「まえがき」を執筆しているのが小出裕章さん。

小出さんは京都大学原子炉研究所助教。

原発報道で、いまよくテレビや新聞でも取り上げられている方です。



今週末に、その小出裕章さんの講演会が八幡浜で開催されるということです。

私はこの日は、関西での研究会参加のため、話を聞きにいく事はできませんが、

開催情報だけでも紹介しておきます。



【小出裕章氏愛媛講演会-「放射能」汚染の現実を超えて-】

日 時:2011年10月1日(土)14時 ~ 16時

会 場:八幡浜市民会館中ホール(愛媛県八幡浜市本町62-1)

講 師:小出裕章(京都大学原子炉実験所)

参加費(資料代):当日 ¥700

主 催:伊方原発絶対反対八西連絡協議会、原発から子どもを守る八幡浜女の会、原発さよならえひめネットワーク






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震災以降初の特別展開幕 東北歴史博物館

2011年09月26日 | 災害の歴史・伝承
宮城県多賀城市にある東北歴史博物館。

先日23日から特別展「いつも元気な子どもたち!」が始まっています。

http://www.thm.pref.miyagi.jp/


【展示趣旨】
いつの時代でも、多少の不便や困難な生活の中であっても、こどもたちは家で、学校で元気な姿を見せて頑張ってきました。その姿をものがたる資料を展示することで、震災の影響を受けたこどもたち、ひいては社会全体が明るい元気な姿をとりもどしてもらうきっかけにしていただきたいと考えています。
 今回の特別展では、こどもたちの暮らしのよりどころである「家」と「学校」を取り上げて、そこで活動するこどもたちに関係した資料を紹介していきます。この展示を通じて、昔のくらしの様子や元気なこどもたちの姿を感じとっていただきたいと思います。


明治時代から高度経済成長期までの子ども達の生活道具を展示。「家」、「学校」をテーマに食事、遊び、勉強などを紹介している。

会期は12月11日まで。



東北歴史博物館は震災後、4月下旬に再開したが、特別展の開催は震災以降はじめて。

この博物館は宮城県にあるが、展示で取り上げるのは東北全域の歴史である。

私が6月に宮城に行った際に訪問させてもらったが、

その日はちょうど岩手県の平泉の世界文化遺産決まった時であった。

この館の常設展では、平泉についても取り上げているので、非常に参考になった。

JR多賀城駅のすぐそばにあり、仙台市からの交通の便もとてもいい博物館です。



東北歴史博物館
宮城県多賀城市高崎1-22-1
http://www.thm.pref.miyagi.jp/index2.html













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柿蜜柑 秋の栄えや 八幡浜

2011年09月25日 | 日々雑記
八幡浜。

五反田から国木を眺めると、
富士柿の実りに確かな手応え。

川名津、真穴の段々畑。
温州みかんの玉太り。


芭蕉の句をもじって、


柿蜜柑 秋の栄えや 八幡浜




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【案内】濱知の会 万葉集から八幡浜の自然環境を考える

2011年09月24日 | 日々雑記
濱知の会(八幡浜ふるさと発見倶楽部)例会のお知らせです。



スライド上映による自然環境講座を以下のとおり、開催します。


1 日 時 平成23年10月5日(水)19:00~21:00

2 演 題 万葉集と秋の七草~万葉集から八幡浜の自然環境を考える~

3 講 師 水本孝志氏(さんきら自然塾・県環境マイスター)

4 会 場 八幡浜市総合福祉文化センター視聴覚室(八幡浜市広瀬2-1-1)

5 申込み 当日受付・事前申込不要・参加費無料


【講師の水本さんからのメッセージ】
かつて九州の大宰府に赴任した<山上憶良>が
万葉集で詠んだ名歌に「秋の七草・・・」があります。

秋を深めながら優美に咲く大和風情は、
奈良時代から約1300年を経た今も、
私たちの心を魅了して止みません。

しかしながら、大宰府とほぼ同じ緯度に位置するにもかかわらず、
我らが八西地区~肱川流域において、
七種の花々が咲き揃う場所は激減中。

<健全な自然環境指標>でもあるベッピンさんたちの
「声なき声」に、そっと耳を澄ませみませんか?

※かの東日本大震災では野生生物は無論、
多くの環境保全団体諸氏も被災されました。
引き続きの支援募金をお願いできれば幸いです。


【問合先】
濱知の会・大本  nanyotv@gmail.com(@を小文字に変換してください。)





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三沢市歴史民俗資料館の企画展「地震海鳴りほら津波」

2011年09月23日 | 災害の歴史・伝承
青森県三沢市の三沢市歴史民俗資料館で9月11日から企画展「地震海鳴りほら津波2011~三沢の漁業を襲った東日本大震災~」が開催されています。

三沢市歴史民俗資料館のホームページはこちら。

http://museum.misawasi.com/


企画展のチラシは、こちらです。

チラシ表 http://www.misawasi.com/uploads/photos/1723.pdf

チラシ裏 http://www.misawasi.com/uploads/photos/1724.pdf



チラシから、内容を抜粋、引用します。


企画展「地震海鳴りほら津波 2011~三沢の漁業を襲った東日本大震災~」

今日でも青森県の三陸沿岸において、「地震海鳴りほら津浪」という銘文が刻まれた記念碑がいくつか存在している。三沢市内だけでも3例が知られている。これは昭和8年(1933)3月3日に発生した昭和三陸地震に伴う津波が甚大な被害をもたらしたさい、東京の朝日新聞社が募った義捐金によって建てられたものであり、当時の青森県知事であった多久安信が防災にかかわる教訓として「地震海鳴りほら津浪」という文言を考案したのである。

そして平成23年(2011)年3月11日、東日本大震災は昭和三陸地震を凌駕する未曾有の被害をもたらした。その爪痕は現在も各地に生々しく残されている。私たちが暮らす三沢においても、三沢の漁業を担ってきた三沢漁港が甚大な被害を受けている。私たちは今こうした時期だからこそ、あらためて「地震海鳴りほら津浪」という文言が持つ切迫した響きを再認識しなければならないだろう。

この企画展示は三沢の漁業を襲った東日本大震災の実際について来館者にわかりやすく実感してもらうことのみならず、三沢の漁業を再建するべく尽力している関係者を応援することをも意図しており、三沢市歴史民俗資料館と三沢市漁業協同組合が協議した結果として急遽実現した。したがって、はからずも三沢市歴史民俗資料館活性化事業第1回企画展示として位置づけられているが、三沢の漁業を活性化する事業としても一定以上の役割をはたすことが期待されている。それは三沢市民のための博物館であることを願って再出発した三沢市歴史民俗資料館が今後進むべき方向を示唆しているはずである。 (三沢市歴史民俗資料館プログラムディレクター・橋本裕之)



会期:平成23年9月11日(日)~11月27日(日)
会場:三沢市歴史民俗資料館企画室展示室(旧研究室)および屋外
開館時間:9:00~17:00(入館は16:30まで)※月曜休館(祝日の場合は翌日)
主催:三沢市歴史民俗資料館、テラヤマ・ワールド
共催:三沢市漁業協同組合、三沢市寺山修司記念館、三沢市教育委員会
後援:デーリー東北新聞社、ABA青森朝日放送

【展示内容】
「地震海鳴りほら津波」
三沢を襲った東日本大震災
東日本大震災前後の三沢漁港
救出された廃棄物
大漁旗の願いと祈り
三沢からの声、三沢への声
参考資料(昭和三陸津波)

【特別講演】
「博物館で被害を伝える-民俗知の継承をめぐって-」
林 勲男(国立民族学博物館准教授 災害人類学者)
日時:平成23年11月12日 14:00~15:30



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仙台市歴史民俗資料館 企画展「仙台古地図の旅」開催中!

2011年09月22日 | 災害の歴史・伝承
仙台市の榴岡公園内にある仙台市歴史民俗資料館。

http://www.city.sendai.jp/kyouiku/rekimin/index.html


昔の暮らしの道具など明治時代からの仙台地域の生活展示や体験学習イベントが充実した資料館です。

建物自体は旧陸軍歩兵第四連隊の兵舎で、戦時中の様子を再現したコーナーもあり、

宮城県で現存最古の洋風木造建築物として仙台市有形文化財に指定されています。



この仙台市歴史民俗資料館ですが、

震災直後は、壁のはがれ、亀裂があったものの5月から修復工事を行い、

7月9日に再オープンしています。

私が6月に宮城県に行った際には、まだ再開前ででした。


建物が古く、震災のうち津波ではなく、振動による被害が懸念されていたのですが、

saveMLAKの情報によると、建物も収蔵品、展示の被害も甚大ではなかったとのこと。


4月の季節展示「花見」と、4月29日からの企画展「伊達な手仕事展~仙台の伝統工芸~」は中止となりましたが、

現在は、7月9日~11月3日の企画展「仙台古地図の旅」が開催され、

各種講座やスライド上映会も予定されています。




仙台市歴史民俗資料館 
仙台市宮城野区五輪1丁目3-7
http://www.city.sendai.jp/kyouiku/rekimin/





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福島県歴史資料館 収蔵品展「公文書で見る明治時代」

2011年09月21日 | 災害の歴史・伝承
福島市にある福島県歴史資料館。

http://www.history-archives.fks.ed.jp/


震災直後に建物や中の書棚など被害がかなり大きいとなど、早い時期から被災状況が伝わってきていました。

福島県の歴史資料館と公文書館を兼ねている施設で、

5月から収蔵資料(公文書等)の閲覧は再開されていましたが、

8月20日から展示室も再開され、収蔵品展「公文書で見る明治時代」がはじまっています。


福島県歴史資料館
福島県福島市春日町5-54
http://www.history-archives.fks.ed.jp/



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岩手県立美術館の復興支援展示・ワークショップ

2011年09月20日 | 災害の歴史・伝承
岩手県立美術館の復興支援展示・ワークショップの紹介です。

http://www.ima.or.jpma.or.jp


岩手県立美術館では、親子で素材に親しみながらアートを楽しむワークショップ「アートデオヤコ」を開催し、そのイベントの拡大版である「『ユメノマチ』ができるまで」を県内各地域の会場でも開催しています。5月には陸前高田市、6月には大船渡市で開催。

そして今週末には、田老・岩泉・田野畑の施設を会場にワークショップが開催されます。

【アートデオヤコ拡大版 「ユメノマチ」ができるまで】

日時:9月24日[土]13:00-15:00 
会場:宮古市グリーンピア三陸みやこ

日時:9月25日[日] 9:30-11:30 
会場:田野畑アズビィホール

日時:9月25日[日]13:30-15:30 
会場:岩泉町小本浜漁業共同組合

対象:小学生以下のお子様、また地域の方

内容:親子で遊びながらアートを楽しむ「アートデオヤコ」の拡大版です。当日は小学生以下のお子様、また近隣の皆様と一緒にいろいろな積み木を組み合わせて、ものづくりを行います。

※事前申込不要。参加ご希望の方は当日直接会場へ。参加は無料。



なお、岩手県立美術館では震災復興対策により、平成23年度に予定していた企画展・企画展関連イベントはすべて中止されましたが、新たに、復興支援展示として「アートのチカラ、いわてのタカラ」が7月2日から開催されています。9月28日までです。

この企画は第一弾。「'70、'80年代生まれの美術家たち、IMA(いま)ここで」という副題で若い世代(1970、80年代生まれ)の岩手在住もしくは出身作家の作品を紹介しています。

第二弾展示の「アートのチカラ、いわてのタカラ」は、10月8日~12月11日。「いわて 美術の歴史-コレクションを中心に-」。この展覧会は、岩手県ゆかりの作家の作品を中心として構成された岩手県美のコレクション展です。

なお、常設展は、従来どおり開催しています。


岩手県立美術館
盛岡市本宮字松幅12-3
http://www.ima.or.jpma.or.jp




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久慈市の水族館「もぐらんぴあ」再出発

2011年09月19日 | 災害の歴史・伝承
岩手県久慈市の水族館「もぐらんぴあ」(久慈地下水族科学館石油文化ホール)。

震災の津波で建物が壊滅的な状態となり、

その様子は震災直後から、スタッフブログで紹介されていました。

ミュージアム施設の津波被害をいち早く情報発信していた館です。

その惨状には目を覆うばかりで、

このブログでも岩手県の博物館関連施設の情報を流してはいましたが、

この「もぐらんぴあ」については意識的に、被害状況の紹介を控えていたところもありました。

震災直後の3月のスタッフブログがこちらです。

http://moguranpia.blog81.fc2.com/blog-date-201103.html




さて、この「もぐらんぴあ」。海岸沿いの建物はかなりの被害が出ていますが、

先月5日に、市街地の久慈駅前に仮移転のうえ、「もぐらんぴあ・まちなか水族館」として新規に出発しています。


http://citykuji-kougyou.com/moguranpia/index.html


上記のサイトの内容を一部引用しておきます。

2011年3月11日に発生した東日本大震災により、もぐらんぴあは壊滅的な被害を受け、日本初の久慈地下水族科学館は営業停止となってしまい、私たちも全員離職を余儀なくされました。

その後、行政から緊急雇用対策事業による支援を受けることができまして、委託という形で再スタートを切ることができました。現在、今年度(平成24年3月31日)までの期限付きではありますが、久慈市をはじめ、さかなクンや関係者の皆様のご支援、ファンの皆様のあたたかい声援をいただきながら、久慈駅前の旧中村家具店様をお借りし「もぐらんぴあ・まちなか水族館」として開館させていただきました。

宜しくお願いします。皆様のご来場をお待ちしております。

もぐらんぴあ・まちなか水族館スタッフ一同




展示コーナーでは、41種342点が展示されています。

1 さかなクンコーナー(自宅のフィッシュ・ハウスでの飼育魚) ハコフグ、カスザメ、アカエイ等・・21種42匹

2 震災を生き抜いた生き物 クサガメ(カメ太郎)・・1匹 カブトガニ・・6匹

3 クラゲコーナー(山形県加茂水族館より支援生物) パラオ産ミズクラゲ・・2種、日本で2ヶ所目展示・・4種30点

4 淡水魚コーナー 国産メダカ、ナマズの仲間、金魚等・・14種263匹前後

5 さかなクン・パネルコーナー(常設展示として借用) さかなクンが書いたイラスト、写真・・263点




もぐらんぴあ・まちなか水族館
岩手県久慈市中央2丁目9
http://citykuji-kougyou.com/moguranpia/





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石巻市の石ノ森萬画館 復興義援金口座とグッズ販売

2011年09月18日 | 災害の歴史・伝承
6月に宮城県に行った際に、石巻市にも足を運んだのですが、

北上川河口に浮かぶ中瀬にある石ノ森萬画館にも行ってきました。

http://www.man-bow.com/manga/


震災の際には、建物の1階には津波が流れ込み、大きな被害がでたのですが、

周囲の建物は流されていましたが、この萬画館の建物自体はしっかりと建っていました。

写真は、玄関の自動ドアが壊れていて、そこを補強するために貼られている合板です。

全国から訪れたであろう石ノ森章太郎ファンのメッセージが館の入り口一面に書かれていました。

そして、4月、5月にスタッフ、市民やボランティアの協力で、

館内1階に流れ込んだ土砂などは撤去されたとのことで、

中瀬の周囲に比べると復旧が進んでいる(というか、周囲が進んでいない)状況でした。



この石ノ森萬画館は、いまだ臨時休館していますが、

その復興にあたって「石ノ森萬画館復興義援金」口座が開設されています。

http://www.man-bow.com/manga/gien.html

その趣意文を一部転載します。


石ノ森萬画館の復興にあたっては、
機械設備・建物・展示などの修繕財源の確保、市民のご理解、
そして一時離散せざるを得ないスタッフ等々
多くの障壁があることも事実です。

しかし動かなければ何も進みません。

石ノ森萬画館の運営を行っているTMO「(株)街づくりまんぼう」では、
震災後、多くの皆様からのご要望をもとに
関係諸機関やスタッフと協議した結果、
この度『石ノ森萬画館復興義援金口座』
を設置・開設することとなりました。

皆様から寄せられた義援金につきましては、
萬画館の復興に向けての調査や修繕、
改修費等の一部に活用させていただきたいと思っています。

一日も早く石ノ森萬画館を復興させ、
スタッフ一同笑顔で皆さまをお迎えできるよう頑張って参りますので、
今後ともご支援くださいますよう何卒よろしくお願いいたします。




また、館内にあるグッズショップ「墨汁一滴」では、

仮面ライダー、サイボーグ009、ロボコンなどの

石ノ森章太郎作品に関するオリジナルグッズの生産販売を行っており、

萬画館の再開を目指して、そのグッズのネット販売も再開されています。

そのページはこちらです。

http://bokujyu.shop-pro.jp//



再開までにはまだ時間がかかりそうで、

全国からの支援が必要だという事を6月に行った際に実感したのですが、

それから3ヶ月経っても、状況はあまりかわっていないように思います。











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まほろん 福島県文化財センター白河館

2011年09月17日 | 災害の歴史・伝承
福島県文化財センター白河館 通称まほろん。

http://www.mahoron.fks.ed.jp/


震災後、5月1日に再開してから、数多くの講座や体験イベントを開催しています。

以前から、考古学に親しむためにいろんなアイディアを考案してきた先進館という印象です。

現在は、収蔵品展「発掘された浜通りの遺跡」が開催中です。

10月1日には、文化財講演会「災害と考古学 -遺跡が語る地震の歴史-」も開催されるようです。



まほろん(福島県文化財センター白河館)
福島県白河市白坂一里段86
http://www.mahoron.fks.ed.jp/

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南相馬市博物館 常設展再開しています。

2011年09月16日 | 災害の歴史・伝承
福島県南相馬市の南相馬市博物館。

http://www.city.minamisoma.lg.jp/hakubutsukan/museum.jsp


合併前は、野馬追の里原町市立博物館という名称で知られいた博物館です。

10数年前になりますが、私の職場で藤原純友・平将門に関する企画展が開催された際に、

展示資料を借用させていただき、私もその資料調査で現地にお邪魔させていただいたことがあります。

その際には、学芸員さんに大変お世話になり、いろんな貴重なお話をうかがいました。


さて、この南相馬市博物館ですが、8月9日に一部業務(常設展の観覧とのこと)が再開されています。

同じ南相馬市内の鹿島歴史民俗資料館(旧鹿島町立歴史民俗資料館)については未だ休館中です。


南相馬市博物館
福島県南相馬市原町区牛来字出口19
http://www.city.minamisoma.lg.jp/hakubutsukan/museum.jsp

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シンポジウム 南予・愛媛のくらしに確かな未来がある

2011年09月15日 | 日々雑記
10月9日(日)に愛媛県歴史文化博物館を会場に「ものづくり生命文明シンポジウムin西予市」が開催されます。

【趣意】南予・愛媛のくらしに確かな未来がある

南予地域は、ヒノキの生産が日本一。鯛、ぶり、真珠、カキなど水産養殖と柑橘類の産地で知られる。関門海峡を通過する湿った風が雪として降り、雪解け水で育つ米と日本酒の産地でもある。肱川と四万十川の源流、瀬戸内海と太平洋に注ぐ魚付き林を有する。まさに、森里海のつながりと、清浄な水、食料および伝統・文化が残されている貴い地域である。シンポジウムでは、地元の中高生を聴衆に迎え、南予と県外のそれぞれで地域活性化を実践する出演者が、南予の地域資源の価値と南予の明るい未来について語り合う。


日時:平成23年10月9日(日)10時30分~16時

場所:愛媛県歴史文化博物館(西予市宇和町卯之町4丁目)

主催:国際日本文化研究センター 安田喜憲研究室

共催:NPO法人ものづくり生命文明機構、愛媛新聞社、西予市

協賛:えひめ地域づくり研究会議

後援:愛媛県、愛媛県教育委員会、西予市教育委員会


【内容】
0.歴史文化博物館見学(10:30~11:50)
   愛媛県の歴史と文化を学ぶ

1.開会あいさつ(13:15~13:20)
   三好 幹二氏(西予市長)

2.講演
演題「森・海からの日本再生:漁師は海を恨まない」(13:20~)
  畠山重篤氏(気仙沼市・牡蠣養殖業・「牡蠣の森を慕う会」会長)

3.鼎談~森里海で生きる~(13:55~14:35)
 対談者
  畠山重篤氏(気仙沼市・牡蠣養殖業・「牡蠣の森を慕う会」会長)
  安田喜憲氏(国際日本文化研究センター教授)
  若松進一氏(伊予市・人間牧場主)

4.南予の中高生と語る(14:45~15:55)多目的ホール
「南予のくらしに確かな未来がある」
  進行
   長野麻子氏(内閣府食品安全委員会)
  パネリスト
   後藤健市氏(帯広市・場所文化機構代表)
   斉藤碌氏(東温市・農業法人JWF)
   和田てつ子氏(宇和島市・真珠デザイン、農家民宿)
   高橋司氏(西予市・商工観光課課長補佐)

【募集人員】先着300人

【申し込み先】
はがき、ファクス、Eメールで住所、氏名、職業、電話番号を明記。
〒790-8511
愛媛新聞社事業部「ものづくり生命文明シンポジウム西予市」係
ファクス089(934)2471
Eメール jigyo-mono@ehime-np.co.jp

【問合せ先】
790-8511 松山市大手町1丁目12-1
愛媛新聞社地域読者局事業部
電話(089)935-2355

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