愛媛の伝承文化

大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。

せいよ自然と暮らしのカレッジ

2018年10月30日 | 災害の歴史・伝承
西予市内の土砂災害(土石流、地すべり、急傾斜地崩壊)。過去の災害記録や記憶等をもとに現地確認。

今日は宇和町多田地区をまわりました。今年7月の豪雨で崩落した箇所もあり、また、昭和18年大水害では多田地区で5名の犠牲者、10名以上が生き埋めという被害が出ています。安政南海地震でお寺の山門倒壊などなど。

11/17午後、せいよ自然と暮らしのカレッジにて、多田地区の地形の成り立ちや過去の災害について紹介する予定です。

【せいよ自然と暮らしのカレッジ2018】
ジオパークの視点で地域を歩き、ジオパークの楽しみ方や活用方法について考えます。

A 宇和町多田地区 
11月17日(土)14:00~16:30頃
・社寺を巡りながら地質・地形を知る
<集合>
多田公民館

http://seiyo-geo.jp/

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大洲市河辺町の牛鬼

2018年10月25日 | 祭りと芸能
大洲市山間部の某所の牛鬼。祭りの参加者イコールほぼ担ぎ手。観客は地元のご婦人方数名と、よそから来たのは私一人だけ。

祭り参加者の年齢層と今後の10年程度の予測を、地元の方と確認する。

単なる「過疎」「少子化」「高齢化」というお決まりワードで語って「嘆く」、のではなく、数量、データで現況把握した上で今と未来を考える。地域を考える。

どうやって存続するかを考えると同時に、よりよい地域や祭りの「終活」の在り方、ということも視野に入れたり。主観、客観、綯交ぜです。

とはいうもののここの牛鬼、形相が宇和島などとは違いすぎて、牛鬼とはそもそも何なのか、そんなことも考えさせられる。

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岩手発 西日本豪雨被災地への応援メッセージ

2018年10月23日 | 災害の歴史・伝承
岩手発。西日本豪雨の被災地への応援メッセージ。

岩手日報の広告が愛媛にも入りました。

11月17日(土)午前に西予市立図書館野村分館にて、宮沢賢治「鹿踊りのはじまり」を子どもたちと読む予定。宮沢賢治から、災害、復興、鹿踊りを東北・南予で考える。その際にこの広告も岩手日報さんのご好意もあって、参加者に配る予定にしてます。

https://www.iwate-np.co.jp/content/ame/

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被災地の地域文化の再構築へ

2018年10月19日 | 災害の歴史・伝承
18日は西予市立図書館野村分館へ。

職場体験中の野村高校の生徒11名と野村や城川に伝わる伝統行事、祭り、芸能について談義。伝統行事と地域の繋がりを考える。

そして安心・安全に過ごす場としての図書館、博物館など文化施設の役割や可能性や、今回の西日本豪雨の経験をいかに後世に伝えるのか、ということについても一緒に考えてみました。

次回は、11月中旬を予定。次は未就学児から小学生対象のプログラムを計画中。

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