愛媛の伝承文化

大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。

カブトエビ

2008年06月30日 | 生産生業

ホウネンエビ、ジャンボタニシに続く田んぼの生き物。
生きた化石「カブトガニ」・・・ではなく、「カブトエビ」。
これは数年前、宇和の石城地区の田んぼで6月に撮影していたもの。
体長は3センチくらい。この時期の田んぼには結構います。
田んぼの雑草の芽を食べてくれるといいます。
子供に以前、田んぼで見せたとき、かなり興味を持った様子。
おたまじゃくしとは違って、捕まえやすいこともあり、
身近な自然を観察してもらう素材として、結構使えます。

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ユーロの誘惑

2008年06月30日 | 日々雑記
自分の頭の中でわざと忘れたふりをしていたが、ある所からの依頼原稿の締め切りが6月末日。完成させていなかったので、まずいと思い、今日月曜日は仕事が休みなので、仕上げてから寝ることにしようと決意。文章は何とか形にはなったが、引用部分の出典のチェックや読み直しなど細部を詰めなければいけない。ところが、夜中、ふとテレビを見ると、サッカー欧州選手権の決勝をライブでやっている。気になって、原稿完成どころではない。最後の詰めは集中力がないと、いくらやっても無理。というわけで、ユーロのテレビ中継に移り気。結局、今、朝5時40分。スペインの優勝。最後まで見てしまった。朝にもなってしまった。原稿はできていない。こんなブログを書くより、原稿を完成させろよと自問するが、これも一種の逃避行動。原稿提出は6月末ということは、今日の夜24時までは時間がある、と勝手に解釈して、仮眠?をとることを決意。徹夜はあまり効率的ではないことに気づく。でも、昨日が娘の日曜参観日で、今日は振り替えで学校も休み。娘と遊びに行く約束をしているので、寝て、遊んで、それから夜に原稿完成させることになりそう。

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ジャンボタニシ3

2008年06月28日 | 生産生業
ジャンボタニシは、水稲の苗だけでなく、コンクリートの壁面にも産卵。
この卵塊の光景は、本当に異様だが、7、8年前にはこんなことはなかったらしい。

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ジャンボタニシ2

2008年06月28日 | 生産生業
困るのが、ジャンボタニシの産卵。ピンク色の卵塊が苗に付いている。これもすぐに駆除が必要。日本の田んぼ景観の中に、ピンクの色彩は、ものすごく違和感あり。

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ジャンボタニシ1

2008年06月28日 | 生産生業
田植えの季節に、農家を困らせるジャンボタニシ。植え付け後の水稲を食べるし、大量に発生するので、駆除が大変。これを一つ一つ取り除いていく作業も苦労だが、卵を産み付けるので困りもの。もともと外来種で、食用として日本に入ってきたものが野生化したらしい。

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田んぼのホウネンエビ

2008年06月28日 | 生産生業
子供が、田植えをしていると「何かおる!」と叫んでいるので、水面を見るとホウネンエビが大量にいる。別に珍しくもないもんだが、それをすくってみて撮った写真。背泳ぎしている不思議なエビ。緑の羽根のようなものをひらひらさせながら動く。このホウネンエビ。昨日のテレビ朝日系の番組で紹介されていたらしい。田んぼがあれば、自然にわいてくる。害もなければ、有益でもない、身近な生き物。娘は学校の生き物係だそうで、珍しそうに観察していた。

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田植えもどき

2008年06月28日 | 日々雑記
今朝、松前で早起きして、雨が降らないうちに、子供に田植えをさせる。
といっても、実際には、田んぼの中に入っての、田植えの真似事。
田植えが終わった後、昼に県病院から家族が退院。安堵の一日でした。

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ある遍路

2008年06月27日 | 日々雑記
昨日、近所に、某政党の国会議員がお遍路さんの装束で歩いていた。博物館にも立ち寄ったとの情報。中町で知人は一緒に写真を撮ったらしい。数年前から、徳島から札所めぐりをしているのは報道でも知っていたが、まさか宇和に来ているとは。政治パフォーマンスかと思いきや、実際に巡礼しているようだ。今日は、夕方、松山の県病院に家族を見舞いに行くので車を走らせていたが、大洲あたりで、そのお遍路さんに出会えるかも、と思っていたが、そのまま松山に到着。

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鳥坂峠

2008年06月25日 | 口頭伝承
香川の善通寺から三野へのトンネルも鳥坂という名前。峠の名前にあまりにも鳥坂が多い。鳥越もそうだ。
これは鳥が越える坂だから、というのが定説だろうが、もしかして峠の語源のトウが本当の語源ではないか。トウプラス坂、トウプラス越え、という具合。
要するに、鳥は関係ないという説。いかがだろう。

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指定管理者制廃止

2008年06月24日 | 日々雑記
今日の日経朝刊の文化面に、06年に指定管理者制度を導入した関東地方の市立美術館が、09年度から自治体直営に戻す、という記事が載っていた。指定管理者制度の導入は「はやり病のようだったかもしれない」という館のコメント付き。今年から契約更新時期をむかえる館が増えてくるが、「はやり病」の言葉に考えさせられることも多い。

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遍路の落書き

2008年06月24日 | 信仰・宗教

四国霊場81番札所で見つけた遍路の落書き。

「卯之」「天保六未」とある。

これは「卯之町」の「町」が消えたのではないかと勝手に推測。

天保6年は1835年。

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いつ迄「わらぐろ」はあるの?

2008年06月24日 | 生産生業

先日、松山から、農業の専門の先生が宇和の「わらぐろ」を見学したいということで、石城公民館に来られたと聞いた。この時期にはわらぐろはもうないぜ~、と思いつつ、写真整理しながら、何月頃まで残っているか、撮影日付を調べてみた。

その結果、この写真。5月18日撮影。宇和の清沢で撮影したもの。

とはいっても、4月29日の「れんげ祭」までは、わらぐろを見ることができるが、5月以降は、ほとんど無理。収穫後の10月まで待たなければいけない。

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シロアリと文化財

2008年06月24日 | 日々雑記
只今、職場では資料の虫菌害防除作業中。その立ち会い、調整でばたばたの日々。

例年必ず、この時期に県内の文化財、特に建造物へのシロアリ被害の相談がある。4月下旬~6月に多く、連絡を受けた時には既に、侵食がひどい場合が多い。

ただし、そのほとんどがヤマトシロアリによる被害。より進行の早いイエシロアリ被害の実例は私自身は直接見たことがない。山間地や盆地部での被害と聞くと、だいたいはヤマトシロアリと想定する。海岸部だとイエシロアリも考慮に入れる。4月、5月に羽アリを見たというならヤマトシロアリ。6月に羽アリを見たというならイエシロアリ。という具合に、シロアリの同定を考える。

最近、外来種のシロアリが県内でも確認されているが、これは床下からの防蟻処理では駄目で、窓や屋根からも侵入するらしい。昨年の愛媛新聞にも記事にもなった。確か「アメリカカンザイシロアリ」。新聞記事になったということは、既に実際には広範囲に生息しているかもしれない。

管理の行き届いていない無住の堂庵とそこに保管されている経典や仏像。虫菌害、シロアリ相談はこのパターンが多い。

ヤマトシロアリはどこにでもいて、海岸部ではイエシロアリも生息していて、まだ防除対策はたてやすい。近未来、都市部では外来種による建造物被害が問題になってくるかもしれないが、外来種だけは拡がってほしくない。防除方法は、密閉燻蒸となるのだろうか。その場合、防除費用が高すぎて、どうにもならないケースも出てくる。

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公文書整理

2008年06月20日 | 日々雑記
このところ、夕方に時間がとれる日は、仕事を終えてから、八幡浜の公民館で資料調査兼整理。

近代の村役場の公文書が大量に残っていて、その資料群と格闘中。公民館の協力で夜遅くまで部屋を使わせてもらっている。これから暫く近代の公文書保存作業は続きそう。

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県病院2

2008年06月20日 | 日々雑記
昨日は仕事を終えて県病院に直行。家族の手術日だったわけだが、無事終わって少し安堵。

県病院は妻の入院と出産て゛長らくお世話になったところ。見舞いや付き添いの度に、現在の出産をめぐる環境を考えさせられた。民俗学で人生儀礼に取り組むにあたって、周産期センターや今回の救命センターでの件は、強い動機付けになっている。

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