愛媛の伝承文化

大本敬久。民俗学・日本文化論。災害史・災害伝承。地域と文化、人間と社会。愛媛、四国を出発点に考えています。

パソコンとプロジェクターの接続

2009年09月30日 | 日々雑記
この前の日曜日に出席したある委員会で、事務局側が、プレゼン用にパソコンとプロジェクターを準備していたのだが、出席していた別の委員さんが自分のパソコンを持参していたので、急遽、そのパソコンに取り替え、プロジェクターと繋ぎなおして会がはじまった。

ところが、会議の途中で、そのパソコンから映写しようとしても、プロジェクター側が「コンピューターを認識できません」というような表示が出てしまう。

これまでも、いろんな研究会や講演会で、パソコンとプロジェクターの接続トラブルを何度か見てきたが、やはりこの手の混乱は多い。数年前、ある研究会で、結局、プロジェクターが使えず、パワーポイントで発表できなくて、レジュメもごく簡単なものだけ配る発表者が、何とか自分の話術で乗り切ったという研究報告を目の当たりにしたが、このパターンの話はよく聞く。

今回も接続トラブル、出席者も一瞬焦っていたが、私が、キーボードのFnキーとF3キーを押して、映像信号の出力を変更すれば、たちまちプロジェクターは映像を認識。無事、会議進行、そして終了。

実は、我が家の2台ノートパソコン、NECのパソコンはF3キー、東芝はF5キーを押すと、プロジェクターはパソコンと無事つながる。私も以前、これを知らずに接続できず、人前で失敗しそうになったことがあったので、頭の中に入れていた。

メーカーによって違うらしく、主なものは以下の通り。
 Fn+F3 NEC・パナソニック
 Fn+F5 東芝
 Fn+F7 ソニー
 Fn+F10 富士通

ごく短時間でシンプルな解決作業ではあるが、パソコンとプロジェクターの接続トラブルの原因は、実は、このパターンが多いような気がする。


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愛媛大学ミュージアム

2009年09月28日 | 日々雑記
愛媛大学ミュージアムが間もなくオープン。

開館は11月14日から。休館日は火曜日。

当然、愛媛でははじめての大学博物館。

展示内容は、昆虫標本をはじめとする自然史系展示に加え、

文京遺跡出土遺物や、愛媛大学の歴史、

そして四国遍路など愛媛の歴史についても紹介するとのこと。

本日、愛媛大学に別件で所用があり、

折角なので準備室に、陣中見舞いにと行ったつもりが、

開館前の慌しさを察知。少し挨拶だけして退散。

オープンしてからゆっくりうかがいます。

入館料は無料とのこと。

愛媛に、また、新たな形のミュージアムが誕生します。

ちなみに、写真は、愛媛大学ミュージアムの玄関へのプロムナード。

梁が、ふくらんだ虹梁のようで、一瞬、法隆寺の回廊を思い出しました。

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下書きブログ公開

2009年09月26日 | 日々雑記
昨日も書いたとおり、ブログを更新していないことで、ご心配をおかけしているので、5月からアップしていなかったブログの下書き(夏の特別展開催までは、無事開幕、閉幕できるか、心配だったので、下書きとして公開はしていませんでした。)を公開します。

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元気です。

2009年09月24日 | 日々雑記
先日、朋友から、最近ブログ更新していないし、職場に電話してもいつも不在(実際は、特別展の借用返却で日々、出張)だし、8月に逢ったときにやつれていて(単に痩せているだけ)、元気がなかったし、もしかして、職場を病休している?との連絡あり。

それも、9月上旬に同じ話があって、今回、また「病休説」の話題。
そこまで、心配されていたのか・・・。いやいや、もしかして、知人の間で噂話になっておるのか~?

そりゃ、特別展の多忙さで、疲労はピークではありますが、職場にはきちんと出勤しておりますし、日々の業務もこなしています。

ご心配なく。

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方言「ねくじ」

2009年09月22日 | 口頭伝承
赤ん坊や幼児が眠くなって泣いたり、不機嫌になることを「ねくじ」というが、どうやら標準語ではないらしい。日本国語大辞典を見ると、山口県と愛媛県の方言とのこと。語源は不明。「ねくじ」の「ね」は「寝る」から来ているだろうが、「くじ」がよくわからない。「愚図る」が「ぐじ」→「くじ」になったと考えるのが説明はしやすいが、「ねぐじ」という方言がどこまで存在しているのか、手元に資料がないので、よくわからない。

「ねくじ」は、親にとっては大きな悩みの種であるが、その用語が方言であるとは認識していなかった。

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友愛という言葉

2009年09月21日 | 信仰・宗教
今、「友愛」という言葉が氾濫している。キリスト教のいう「愛」、釈尊の教えの真髄である「慈悲」とどうちがうのだろうか。「慈悲」はすなわち親の子に対する愛情である。「友愛」は近代より前の時代には、兄弟・友人の間の親しみを指している。江戸時代の慈雲が説いた「十善法語」にも「友愛」の文字は出てくる。

また、中国の儒教の「仁」とはどうちがうのか。「仁」もいわば博愛のことである。そして、日本では聖徳太子が「和」を説いている。どれも同じような言葉であるが、それぞれの概念を整理してみたくなる。


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仏像調査

2009年09月16日 | 日々雑記
本日は、南予地方のある堂庵の仏像調査。

最近(ここ1年ほど)、仏像に関する問い合わせが何故か多い。写真を送っていただければ、像容の特徴、制作年代や保存対策がおおまかには判断できるのだが、やはり実際に拝見しないことには、確かなことはいえない。

世の中は「仏像ブーム」といわれているが、軽いながらも、その波が、私のところにも押し寄せているような気がする。

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松竹大歌舞伎

2009年09月15日 | 日々雑記
人間国宝・坂田藤十郎を見てきました。外題は「封印切」。いわゆる「冥途の飛脚」です。藤十郎の孫の中村壱太郎の活躍も今回の注目点でした。忠兵衛役を藤十郎が演じて、その恋人役である梅川を孫の壱太郎が演じるという、興味深いキャスティング。

文楽でも上演される「封印切」。為替金の封印を忠兵衛がいかに切るかという場面は、歌舞伎の世界でも、文楽でもいろんな切り方、いや切れ方があって、舞台によって違うことに面白さを覚えました。

今回は、どう切ったか?それは、まだこの興行が続いているので、内緒です。

今回の歌舞伎は、博物館の友の会民俗クラブの会員のみなさんと見に行きました。歌舞伎の展示は終わりましたが、公演を見たりする機会は、この秋、まだまだあります。

10月3日には、博物館友の会主催で、阿波十郎兵衛屋敷を訪ねるツアーがあります。そこでは、おそらく「阿波鳴」の上演を見ることができるでしょう。

11月には愛媛県の文楽合同公演も控えています。詳細が決まりましたら、このブログでもお知らせします。

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デジタル音楽プレイヤー

2009年09月12日 | 日々雑記
YTO-MP004-2というデジタル音楽プレイヤーを衝動買い。2980円。2GBの容量。ipodを買おうかと思っていたが、安いので、これに決めた。普段、音楽を聴くことのない自分であるが、テープやICレコーダーで録音していた民俗芸能や年中行事などの音源や、調査での聞き取りの際の音源を、自宅のパソコンから取り出して、聞きながら文字入力するのにちょうどいい。ipodは少し機能が多様すぎて、そこまでは必要がない。

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東京方面返却完了

2009年09月09日 | 日々雑記
先ほど、東京から帰ってきました。7日に出発し、国立劇場や早稲田演劇博物館から借用していた歌舞伎資料を無事返却してきました。そして今日は、来年度の特別展示について打ち合わせのため、調布と蔵前に行ってきました。すでに来年の夏の展示準備は、始まっています。

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久万高原モダニズム

2009年09月04日 | 日々雑記
久万高原モダニズム 久万美術館での展示を見てきました。
久万・直瀬という山村。昭和初期に小椋寛一郎のライカ購入。
山村生活と画一化する情報、そしてカメラという機材。
そして写真を通しての表現力。しかし、素材は地元の山村。
近代化と民俗のはざまで生きている小椋寛一郎の姿を見て、
ますます興味を惹かれた次第。いい展示を見ることができました。

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身近な巨樹・巨木

2009年09月01日 | 自然と文化
宇和町の下松葉の春日神社境内にあるタブノキ。地表から1.3メートルの高さで幹の太さを計測すると、5m96cmだった。ここは私の通勤途中にあるので、以前から太さが気になっていたが、計測してスッキリ。6mに届かなかったのは残念だが、全国のタブの樹齢と幹周を眺めてみると、6mだと樹齢300~400年らしい。宇和町内、巨樹・巨木を一通り巡って写真を撮ってみたが、里山や奥深い山中ではなく、集落に隣接する、もしくは集落内にある神社・寺院に多い。巨樹・巨木を伐ることなく、今に伝えているこの事実は、純粋な「自然」ではなく、「文化(人間の営みの産物)」なのかもしれないとも思った。

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