トット・ベーネ日記

いよいよ73歳に突入、人生を楽しむのに定年無し。日常的に心に留めておく三原則を 動く。楽しむ。そしてぼちぼちと。

人の心を掴む

2012-12-10 | 人・物・こと 社会見学
食を通して日本の自立を訴える映画



昨日は、ドキュメンタリー映画『天のしずく 辰巳芳子 いのちのスープ』をホークスタウンで見てきました。映画の話の前にちょっと・・・。当日は、隣のヤフードームで嵐コンサートというのをやっていて、チケットがない人まで九州各地から若い人が集まって身動きできないほどの多さにびっくりたまげました。この人たちをこれまで盛り上げるものはなんでしょうかね。ところで映画の話ですが、辰巳芳子さんはこれまで知りませんでしたがたくさんのファンがいるとのことであり、食を通して日本の自立を考え、自分たちが食べるものは自国で賄う必要があると考えてきた人で、そしてこの映画は、農と食を通して、人の命の尊厳を改めて考え直す映像の記録でした。海・山・畑の旬の恵みを渾然一体化し、もっとも吸収しやすい状態に仕上げた食物 それが「スープを含む汁もの」であり、一言で言うなら「おつゆ」、この言葉の表現には「天の露」のイメージが見えるものでした。私たちが失いかけたものを思い出させてくれるような人の心を掴む映画で、たくさんの人に観てほしいという気にもなりました。

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