TSUNODAの経営・経済つれづれ草

身近な経営に関すること、経済に関することを思うままに

今度は厚生労働省が勤務時間中に「隠れネットカフェ」」

2008-07-16 20:20:34 | 経営全般
 厚生労働省の職員が勤務中に公用パソコンを使って業務と関係のない掲示版やゲーム関連サイトなど一日12万件閲覧していたことがわかりました。厚生労働省が5月7日時点で、本省と地方厚生局8か所の計5500台のパソコンのネット利用状況を一斉に調査して判明しました。

 調査対象の閲覧されたサイトは約1千万件だったので、1.2%が業務に関係ないサイトでした。サイト別では掲示版やチャットが約7万5千件で最も多かったようです。

 それにしてもこのモラルの低下はどうしたわけでなのでしょうか。「接待タクシー」といい「大分県教員採用汚職」といいあきれてしまう事件が次から次と判明します。

 舛添厚生労働大臣は「職務中にそうゆうことはすべきでない。きちんとルールを作る」と述べていますが、ルールを作って対処するような方策では根本の問題は解決しないように思えます。モラル低下した職員の意識改革を変えなければ、ちがう形で問題が発生すると思われます。

 公務員の問題については、もっと根本的な解決策が必要になっているのではないでしょうか。 

ファームドゥ、高崎市の是正勧告に従わず

2008-07-15 21:19:20 | 地域産業
 「食の駅」を多店舗展開するファームドゥ株式会社が高崎市の都市計画法に基づく物販面積縮小の是正命令に従わずに地元新聞に最近よく取り上げられています。新聞によく取り上げられているので気になっています。

 高崎市が、なぜファームドゥ株式会社に是正勧告を出したのか新記事を読んだだけでは詳しい経緯はわかりません。インターネットで調べたところは、同店は市街化調整区域の特例で建設の許可が認められる「ドライブイン」として開発許可を受け、平成19年5月に物販面積1,000平方メートルで開店しました。高崎市の開発許可質疑応答集で認めているドライブインの物販面積は50平方メートル以内ですので、市は申請通りに縮小するように再三指導してきたようです。

 一方、ファームドゥ㈱は法的根拠のない質疑応答集による市の指導は違法で、物販面積を縮小したため利益減少などの賠償を市に求めました。

 今日の新聞記事では、14日に立ち入り調査した市は同社が期限だった11日までに
命令に従わなかったので、さらに命令書を交付して是正を求めるか、刑事告発を行うか検討すると記載されています。ファームドゥの岩井社長は「市の条例に物販面積を制限する規定がないのだから、従ったらおかしな話になる。こちらも法的に対応したい」と話しています。

 下の写真は伊勢崎市の「食の駅」の店舗です。この場所は旧東村でしたから、線引きされておらず同社の計画どうりの出店が可能だったと思われます。



 この店舗は、下のように、食品の販売のほか、そばうどんの飲食、そして農業関連資材の販売の3部門が合体した店舗となっています。



 下の写真はポール看板です。かなり目立つ看板となっています。



 食の駅の店舗内の商品を見ました。地元中小店の食品と、農産物は地元農業者からの仕入れた商品構成となっています。生産者の名前付いた商品もかなりあります。JAが多店舗展開している「食彩館」の商品構成と似ています。食品スーパーにはない魅力があります。

 さて、高崎市役所の是正勧告ですが、質疑応答集に書かれているからというのは法的根拠とは弱い気もするのですが、行政は今まで法にかかれていない事項は通達や質疑応答集を根拠として行政指導してきていますから、なんの疑いもないことなのでしょう。

 是正勧告に至るまでの経緯を詳しく知らないので私はなにも言えませんが、行政側も通達や質疑応答集をいつまでも根拠として指導することに疑問を抱いてもよいのではないでしょうか。前例踏襲を疑ってみてはどうでしょうか。

 

都市緑化フェアのサテライト会場「波志江沼ふれあい公園」の今

2008-07-14 19:54:50 | 地域文化・地域資源
 全国都市緑化ぐんまフェアのサテライト会場であった「波志江環境ふれあい公園」の周辺を散歩しています。フェアは終了したのですが、伊勢崎市は10月4日から11月9日までこの「波志江環境ふれあい公園」で秋のイベントが開催されます。                                    
 下の写真はその準備でしょうか構築物を公園内に建設中です。



さて、公園内ですが、きれいに整備されていた花壇は今は写真のように草だらけです。秋のイベントではまたきれいに整備されるのでしょうが、そのためにかなりの経費がかかりそうです。



 沼の周囲はインターロッキングの遊歩道で散歩には最適ですが、レンガの隙間から草が生えてきてしまっており、今後はこの整備にも地域の住民の協力なしには維持が難しそうです。



 そして、公園内です。真ん中の木の場所には観覧車の設置が予定されていた公園です。そのため、公園内は芝生のみでイベント等が実施されなければ殺風景な景観です。今後はどのように活用されていくのでしょうか。子供連れの憩いの場にするためには遊具が必要な気がします。観覧車ありきの公園だったでしょうから、広さも中途半端で秋のイベントが終了したら、どのようなコンセプトの公園にしていくのでしょうか。



 これだけ整備された波志江沼と環境ふれあい公園、遊歩道等を維持していくのはたいへんだと思います。私が思うに公園の花壇や遊歩道等を地域ボランティアに任せたらどうでしょうか。自分たちの環境は自分たちが守っていくということが、都市緑化フェアの精神に繋がるのではないかと思うからです。

 市はぜひ、NPOやボランティアに波志江沼周辺の維持管理を任せることを考えてみてもらいたいものです。新しい地域環境保全の流れが生まれてくると私は思います。


ベイシアの諦めない経営-日経ビジネス2008.7.14の特集記事から-

2008-07-13 14:37:50 | 地域産業
 日経ビジネス2008.7.14号の特集記事に地元小売業の雄「ベイシアグループ」のことが掲載されています。内容は、国内消費の低迷と値上げ圧力の逆風下で、好調な業績を維持し続けるベイシアグループについてのその徹底したローコスト経営についてです。特集は土屋嘉雄ベイシア会長のインタビューも掲載しています。

 特集記事の核となっているテーマはベイシアグループの徹底した「安売りのシステムとその安売り魂」です。ベイシアグループは10期連続増益で、売上高7500億円を達成しています。特集記事ではベイシアグループ企業の安売りのシステムを記載しています。

 カインズは低価格なPB商品の開発に力を注いでいます。全売上高のPB商品の占める比率は25%になるといいます。カインズは売上日本一のホームセンターです。地元西部モールのカインズは伊勢崎オートレース場の隣接した場所に移転しましたが相変わらずの混雑です。下はそのカインズです。

 

 セーブオンは、ベイシアグループのコンビニです。セーブオンの特長は損益分岐点が日商30万円でも利益がでることです。店舗コストが競業他社と比較してローコストです。店舗はプレハブ工法でつくられています。下の写真はそのセーブオンです。売上高590億円で営業利益12億円、店舗数は558店舗です。地元群馬県ではどこにもあるコンビニです。



 ワークマンは作業服専門店です。売上高500億円、営業利益44億円、店舗数606店です。このワークマンは超優良なグループ企業です。ワークマンはメーカー直取引を実現して作業服小売店の価格破壊を実現しました。そして究極の鮮度管理として、店舗そのものを刷新するというから大胆です。600店にうち、古くなった店の5~10店を黒字でも閉店し、新たな立地で開設します。この手法で全店黒字化しています。あまり目立たない場所に立地していますが、確実に利益を上げています。下の写真は西部モールに立地するワークマンです。



 そしてグループの中核、ベイシアです。売上高2500億円、営業利益94億円、店舗数92店舗です。ベイシアの食品の価格は確かに安いです。また、店舗レイアウトも頻繁に変更します。組織として販売効率改善部という部署が坪当たりの売上、粗利益、経常利益などを見ながら、不振部門を常時チェックしています。下の写真は西部モールの中心「ベイシア」の店舗です。


 このほか、ベイシア電気、オートアールズ、清閑堂などが主なグループです。また、西部モールには「いせさきガーデンズ」というモールを創造して集客力を高めようとしています。



 私はベイシアが「いせや」という名前のころを知っています。近所にはいせやに勤めていた人もいました。そのころはまだほんとうに一地方都市の零細量販店ということでした。そのころから商品は安かったです。しかし、安かろう悪かろうでいせやで買うのはなにか気がひけたものです。

 しかし、そのロープライス経営に徹底したことが今のベイシアになったのです。土屋会長のインタビュー記事に、ベイシア本部の会議室「凡事徹底」という標語が掲げられてると書かれています。いせやが開業したのが昭和33(1958)年ですから、ほんとうに愚直に「凡事徹底」した50年だったのだなあと私はかつての「いせや」を知る者として思いました。


ヤマダ電機LABI高崎11日にオープン

2008-07-12 19:38:02 | 経営全般
 高崎駅東口にヤマダ電機の大型店LABI高崎がオープンしました。午前10時の開店前に、記念セールを目当てに高崎駅から店舗へのペデストリアンデッキは長蛇の列になりました。一番乗りの人は午前4時から並んでいたそうです。

 この店舗の建物にはヤマダ電機の本社が前橋から移転しています。前橋ではそのため商談で訪問する取引先企業の営業マンがタクシーを利用しなくなりタクシー会社が売上減で困っています。

 高崎から20キロほど離れた私の家にも新聞紙と同じサイズで8ページの広告が入ってきました。家電だけでなく、飲食店も18店舗テナント入居していることも広告にでています。イベントスペースは「ラビガーデン」ではいろいろなイベントが企画されています。地下1階は生活雑貨や書籍などのフロアとなっています。いままでの家電量販店ではない総合店となっています。

 さて、本業の家電ですが、最近地元の個人家電店で51,000円購入したDVDレコーダが44,800円で販売していることが広告にでています。しかし、先着50名で持ち帰りです。6,000円ほどの価格差がありましたが、個人家電店では設定からアフターサービスまで心配ありません。家電製品をよく買うので、自宅で作っている「サクランボ」まで時期になるとおすそ分けしてくれます。

 それらのことを考えると6,000円ほどの価格差は損した気持ちにはならないのが本音です。

 とはいっても、まだ高崎駅東口にオープンしたヤマダ電機には来週にでも一度は地域産業経済に関心のある者としては行ってみるつもりです。下の写真はオープン前のヤマダ電機LABI高崎の建物です。






 

「働く人のためのキャリアデザイン」を読む

2008-07-11 21:25:15 | 今週の一冊
 

 金井壽宏神戸大学大学院教授の著書「働く人のためのキャリアデザイン」を読みました。キャリアデザインの本としては有名な本らしいです。内容は、先日新島短期大学の山口教授の講演で話されていたように、キャリアデザイン節目節を記述した本です。

 金井教授は、人生には節目節目があり、その時に自分のキャリア形成について真剣に考えればよく、それ以外は流れにまかせてドリフトすればよいという主張です。四六時中自分のキャリアデザインについて考えていては疲れてしまうという考えです。確かにそのとおりだと思います。

 いろいろ参考になることが書かれていてまた折を見て読み直してみたいです。

 この本にはいくつかの「エクササイズ」がありますが、自己イメージのチェックが自分のキャリアデザインに参考になります。
 以下の項目です。
①自分はなにが得意か
②自分はいったいなにをやりたいのか
③どのようなことをやっている自分なら、意味を感じ、社会に役立っていると実感 できるのか。

 この3項目を意識してキャリアデザインを考えていきたいものです。 

大分県の教員採用汚職はとんでもない事件

2008-07-10 21:12:13 | 経営全般
 経済、経営に関することではありませんが、大分県の教員採用をめぐる汚職事件事件は不愉快きわまりない事件だと思います。本来ならば不合格であった者が合格になり、合格できたものが不合格になってしまったわけですから、教員を目指して努力して不合格になった人のことを考えるとやりきれない気分になります。そして、その不正を教員としてはエリートの者が行った問題は根が深いです。

 口利きのあった受験生は15名ほどで、教員の子どもが多いようです。いわば2代目です。もしかしたら3代目かもしれません。2代目が多い業種は医者、政治家、俳優、落語家、中小企業の経営者、教員が多いように思います。私は中小企業を企業訪問していた経験から、戦後創業して高度成長を経て生き残った中小企業の多くが現在2代目が後継者としてなっています。

 2代目の多い業種を見ると、中小企業の経営者がいちばんまとも思います。なぜなら、中小企業の経営者は、いつ倒産してもおかしくない経営環境で命を賭けて経営しなくてはならないからです。倒産したならば、自分の財産を失うだけでなく、従業員の生活基盤も失うからです。一方、今回の事件のように、不正までして自分の子どもを先生にしようとする親も子どもも最低です。公務員という安定しか考えていないのではないのではないでしょうか。

 そのような人に、教員は生徒の成長を背負う責任ある職業だと考えるような使命もないでしょうし、生徒のことなど考えず、自分の出世や保身を最優先になると思います。

 ほんとうに不愉快で、やりきれない教員採用汚職事件です。
 

伊勢崎市立北小学校が「赤石楽舎」になりました

2008-07-09 20:11:46 | 地域文化・地域資源
 伊勢崎藩の陣屋跡にある伊勢崎市立北小学校が、小学校と地域交流センターの合体した街かなの学びの拠点として新築されました。下の写真はその小学校の教室の様子です。

 

 この校舎の前には、伊勢崎市指定重要文化財の旧時報鐘楼があります。この建造物は大正4年に建てられたこので鉄筋コンクリート構造の建造物としては、県内最古のものです。下の写真はその建造物と校舎の様子です。



 建物の入口には「赤石楽舎」の表示があります。下の写真はその表示と、建物内の教室等の案内図です。





 旧校舎は今は取り壊し中です。下は校庭と白く覆われた旧校舎です。



さて、この北小学校の校歌の作詞者は私の小学校の恩師です。歌詞を読みますと恩師の「人となり」がわかります。この校歌には恩師の思いが詰まっていることを感じます。以下その歌詞です。

     北小学校歌
 
 1 青空の下にそびえたつ
   この北小にしたしんで
   たがいに知恵をだしあって
   勉強すれば生き生きと
   みんなのひとみがかがやくよ

 2 庭の南のぐみの木は
   めだたないけど根をはって
   寒さに負けずに立ちとおし
   暑いときにはかげをつくり
   いつもみんなの友だった
 
 3 大地に足をふみしめて
   ひとりひとりが胸張って
   心とからだをきたえあい
   あすのしあわせつくるため
   力あわせて進もうよ

 

 

平泉が世界遺産に落選、暫定リスト8候補にも影響でそう

2008-07-08 18:45:04 | 地域文化・地域資源
 世界遺産登録を目指す「平泉の文化遺産」が、日本の推薦候補では始めて落選しました。登録延期になったのですが、世界遺産を起爆剤として観光振興や地域活性化を図る計画の地方自治体の活性化戦略に影響がでそうです。

 地元群馬県も「富岡製糸場と絹産業群」で暫定リストになっていますが、登録になるのは厳しい状況になることが予想されます。群馬県の世界遺産登録は富岡製糸場だけでなく、産糸業の関連施設を含む絹産業群で暫定リストになっています。

 私は、「富岡製糸場と絹産業群」が暫定リストになった時に、富岡製糸場は歴史の教科書には必ず載る近代遺産ですが、一般にはあまり知られていない施設なので世界遺産というレベルかと正直思いました。

 群馬県は、世界遺産登録に向けてより一層運動を盛り上げていくようですが、富岡製糸場の存在、その価値はちょと専門的な要素が強く、今回の平泉の落選でかなり厳しくなったと言わざるを得ないでのはないでしょうか。

伊勢崎東部SC「スマーク」のテナント従業員募集が始まる

2008-07-07 21:09:47 | 地域産業
 今秋のオープンする予定の伊勢崎東部SC「スマーク」のテナント従業員の募集が始まりました。このSCの核店舗は、衣料品「ユニクロ」「コムサイズム」、スポーツ店「スーパースポーツゼビオ」、フィットネスクラブ「RIO(リオ)スポーツ」、雑貨と家具「ルガ&アットイーズ」、映画館「プレビ劇場ISESAKI」、雑貨「ダイソー」、本屋「くまざわ書店」、食品「ベルク」です。

 7月6日(日)には進出テナントのスタッフ募集の広告が大々的に新聞折込に入ってきました。無印良品、ワールド、Right-on、ツツミ、イトキンなどがスタッフを募集していました。

 建物建設も下の写真にように着々と進んでいます。





 それにしても、目新しいテナントは見当たりません。多店舗展開している小売業はどこも同じだからです。私たちは次から次とオープンする店舗になにか踊らされれているようで、冷静に考えると腹立たしいです。

いせさきガーデンズの店舗コンセプトは「若者の集う街」

2008-07-06 16:08:58 | 地域産業
 旧カインズ伊勢崎店の店舗を活用した「いせさきガーデンズ」の店舗コンセプトがわかってきました。この店舗の入居しているテナントを見ると10、20代をターゲットとした店舗にするようです。下の写真はオープンガーデンの様子です。



 入居しているのは、まず蔦屋書店です。書籍、文具、CD、DVD販売レンタルで若者のカルチャーを扱っています。



 次に、美容室のラブヘアはオープンしています。美容室も若者のファッションを示す業種ではないでしょうか。下の写真はそのテナントの様子です。



 それからオープンしているがポイントの新ブランド「インメルカート」です。レディース、メンズ、雑貨を販売するテナントです。下の写真はその様子です。



 店舗内はまだテナントが入居していないスペースもありますが、今後も若者をターゲットとしたテナントが入居するものと予想されます。下の写真はまだ空きスペースのある店舗内です。



 店舗の北側は下の写真のようにインターロッキングの遊歩道が整備されています。このような空間は西部モールにはありませんでした。



 店を若者をターゲットしようとしたのは、この店舗近くにに北側にはブランド商品販売の「サントノーレ」が立地し、南側には生活雑貨の「ハンプティダンプティ」が立地しているからではないでしょうか。この2店舗は若者に支持されている店であり、買物客の回遊をいせさきガーデンズは狙っていると私は思います。下の写真はその「サントノーレ」と「ハンプティダンプティ」の店舗です。

 



 いせさきガーデンズのテナント構成と周辺の店舗を見て、歩いてみて「若者の買物空間」を造ろうとした意図がわかりました。あとはどのよテナナトが入居するのかとこの周辺にどのようなな店舗が進出してくるかが、この「いせさきガーデンズ」が消費者に支持をうけるかどうかのポイントになるのではないでしょうか。

新島短期大学主催の「キャリアデザイン」講演会に参加しました。

2008-07-05 18:39:26 | 地域文化・地域資源
 高崎市の新島短期大学で開催された「キャリアデザイン」講演会に参加しました。下の写真は新島短期大学の様子です。高崎市立女子高校の校舎を利用しているのですが、手前の円形校舎があるのが印象的でした。



 さて、講演ですが私は山口憲ニ教授の「キャリアデザインへのアプローチ」に参加しました。講演内容は、キャリアの意味から、キャリアデザインの類型、キャリアの図式と話が展開していました。キャリアの定義として山口教授が考える「生き方の意識化→自分で自分の人生を生きている実感」というのはなるほどと納得いくものでした。シャインのキャリアアンカーの説明もありましたが、よく理解できました。

 最後にヴィクトール・E・フランクルの引用が出てきたのは以外でした。私はキャリアデザインの本を読んでいますが、フランクルのことに言及したものはなかったからです。山口先生は、キャリアデザインの類型として、①目標逆算型、②偶然活用型、③節目重視型、そして④意味発見型と分類していました。その④意味発見型の説明でフランクルを引用していました。③までは実務的という感じがしますが、④意味発見型は哲学的で次元がちがう感じがします。しかし、納得です。

 キャリアの図式はいいです。今後の自分のキャリアを考える時にたいへん刺激になります。山口教授の講演聞いてよかったです。下の写真は講演の様子です。写真は先生が編集した本のカバーにこだわりがあることを説明している時のものです。



 なお、キャリアデザインの公開講座は今後も4講座(講演)が予定されているそうです。その内容は新島短期大学のHPに出ていました。
そのHPは↓です。
http://ns.niitan.jp/h001_koukai.html

ミズノ専務語る「競泳水着、情報戦に負けた」-日経ビジネス2008.7.7の記事から-

2008-07-04 21:12:27 | 経営全般
 日経ビジネスの連載記事に「敗軍の将、兵を語る」というものがあります。今週号の記事は、スポーツメーカーミズノの上治専務が、イギリススピード社の競泳用水着について語っています。日本のミズノ、デサント、アシックスの3社は日本水連とサプライヤー契約を結んでいますが、北京オリンピックではスピード社のレーザー・レーサー(LR)を着る選手が大半になりそうです。

 レーザー・レーサーは禁止されていた水着にポリウレタン製の皮膜を張った水着です。昨年11月まで禁止されていたのですが、国際水連がルール改正をして禁止でなくなりました。上治ミズノ専務は、スピード社が前々から国際水練と綿密に連絡を取りながら、レーザー・レーサー(LR)を開発を進めていたのではないかと推察しています。
                                
 そして、国際水連とのコミュニケーションが足りなったことを悔やんでいます。技術力では負けない自信があったのでしょうから悔やんでも悔やみきれないようです。ましてや、契約している北島選手もレーザー・レーサーを北京オリンピックでは着るのですから、水着に関しての企業イメージダウンも大きいと思われます。

 しかし、国際水連をはじめとする国際スポーツ団体は欧米中心であり、日本が綿密に情報を取り合う関係になれるとは思えません。水泳、スキージャンプ、柔道など日本人が強いスポーツは日本に不利なようにルール改正されたと聞いています。

 北京オリンピックが開幕しますが、水着の良し悪しが選手の優劣に影響するとすれば、厳しい練習をして大会に望む選手がなにかかわいそうな気がします。 

日雇い派遣が原則禁止に-今秋の臨時国会に改正案提出される-

2008-07-03 20:03:41 | 雇用・就職
 自民、公明両党の「新雇用対策に関するプロジェクトチーム」は日雇い派遣を原則的に禁止する案をまとめました。1986年に労働者派遣法が施行されて以来、規制緩和の流れが続いてきた派遣制度は、規制強化に向けてターニングポイントを迎えています。

 今秋、臨時国会に提出される改正案は、①日雇い派遣については、通訳などの専門性の高い業務を除いて原則的に禁止、②派遣会社に手数料(マージン)の開示を義務化、③特定企業だけの労働者を派遣する「専ら派遣」についての規制強化などです。

 しかし、今秋提出される上記の改正案については、野党側はより厳しい規制を求める可能性もあり改正案はすんなりと成立しそうも状況にあるようです。また、人材派遣業関係者には日雇い派遣が原則禁止されれば企業は人手不足に悩み、日雇い派遣で生計を立てている労働者への「影響は大きい」と予想されています。

 現実は、派遣されることで生計を維持している労働者がいる状況です。法改正で規制強化した時に、このいわば弱い立場の者がどうなるかです。

 フルキャストやグッドウィルのような禁止業務への派遣や違法天引きを行っていた派遣企業が規制強化で淘汰されるのは当然ですが、この派遣に依存しなければならなかった労働者をどのように救済していくかの案がないのでは片手落ちの改正案と言わざるを得ないと私は思います。

地元群馬県内のガソリンスタンドまた値上げです

2008-07-02 19:43:59 | 地域産業
 原油価格の高騰の影響でまた、ガソリンが7月1日から値上がりしました。レギュラーガソリンは10円近く値上げして175円から178円ほどになっています。沼田市では180円以上の値を付けたガソリンスタンドがあるようです。下の写真は6月30日のガソリンスタンドの様子です。明日(7月1日)から値上げすると聞いて給油待ちの自動車でいっぱいでした。ちなにみレギュラーガソリンの値段は166円(現金会員163円)でした。



 下の写真は7月1日の同じガソリンスタンドの様子です。レギュラー176円(現金会員173円)になっていました。給油する自動車は6月30日とうってかわって2台のみでした。



 群馬県石油商業組合によりますと、消費者の買い控えでガソリン販売量は減少傾向にあります。スタンド間の競争も激化しており、年内には50ヶ所近いスタンドが廃業するのではないかと予想しています。

 飽和状態にあったガソリンスタンドの廃業は相次いだのが5、6年前だったのではないでしょうか。その頃は、レギュラーガソリン80円を切っていたのではないでしょうか。その後景気回復してきて、ガソリンスタンドの開店もぼちぼちですが見うけられました。そして今年に入ってからの値上げです。

 原油価格の高騰も1バーレル原価3ドルほどが投機により、140ドルほどに値上げになっている状況だそうです。投機という要素に翻弄される小売も、そして私達消費者も腹立たしい限りです。