TSUNODAの経営・経済つれづれ草

身近な経営に関すること、経済に関することを思うままに

原発シンポで「やらせ」相次ぎ判明

2011-07-30 18:58:56 | 経営全般

 原発に関する国主催のシンポジウムで「やらせ質問」や社員の動員を電力会社が行っていたことが判明しました。

 四国電力や中部電力では、電力会社を監督する経済産業省原子力保安院が動員とやらせをを依頼していた疑いが浮上しています。

 国の関与の疑いがでてきたことで、海江田経済産業省は緊急記者会見を開いて、第三者委員会を設置し、8月中に調査をすること表明しました。

どうやら、質問で反対派だけにならないように、住民に依頼したり、シンポジウムの人数が少なくてはかっこ悪いので、社員の動員をおこなっていたようです。質問依頼はともなく、シンポジウムの動員はいりいろな団体等で行っているのではないでしょうか。人数が少ないと、企画した方としては失敗と思われるので動員するのですが、そのことによって、マネジメントサイクルの評価を行わなくなります。

 そもそも、いろいろな企画で、動員しなくてはならないよう企画は失敗なのです。失敗を隠そうとして動員して水増し人数でその成果の評価ができなくなることの愚を繰り返してはいないでしょうか。このようなことは特に、無料の講演会やシンポジウムを企画することが多い国や地方公共団体に多いのではないでしょうか。

 公的機関こそ、投資採算性を意識した事業展開すべきと思います。 

 

 


パナソニックが三洋電機の白物家電を売却

2011-07-28 22:21:06 | 経営全般

 パナソニック傘下の三洋電機は中国の家電大手、「ハイアール」に洗濯機と冷蔵庫事業を売却します。

 2011年内を目途に日本と東南アジアにある開発・製造拠点を譲渡する予定です。三洋電機にとっては2012年1月のパナソニックとの事業統合を控え、懸案だった重複事業を解消する計画を実施することになります。

 これは、中国企業が日本の大手製造業を主力事業に買収する初のケースとなります。三洋電機とパナソニックにとっても、ハイアールにとっても有意義な売買ですが、まさにグローバル世界を感じさせることではないでしょうか。


情報誌「ぴあ」が休刊に

2011-07-27 20:41:56 | 経営全般

 情報誌「ぴあ」が本日を持って休刊となります。

 昭和47年10月が創刊ごうということですから、39年にも及ぶ歴史に幕を閉じたことになります。この「ぴあ」ですが、東京に住んでいたときに、必ず購入していました。情報として映画館の上映が知ることができてたいへん重宝していました。いわゆる300円3本立ての名画座情報はこの「ぴあ」でしか得られませんでした。

 インターネットが普及した今では、ペーパーでの情報は即時性の点から魅力がなくなってしまったようです。

 それにしても、いまだに公的な観光案内はパンフレットに頼っています。数えきれないほどの各種パンフレットが県、市町村からでていますが、その投資採算性が話題になったことはありません。

 地方財政難が言われる今、これらのパンフレット等の投資採算性について考える時期にきているのではないでしょうか。

 


平成23年8月24日に「地デジ移行完了」

2011-07-25 21:45:11 | 経営全般

 平成23年8月24日に、東北3県を除き、「地デジ」移行が実施されました。移行に関して特に大きな問題はなかったようです。

 地デジ化は、デジタル社会の潮流の動きです。技術の進歩は日進月歩です。一方、時代に追いつかない人も生まれてくるには事実です。テレビ受信者支援センターには、24日に、98,500件もの問い合わせがありました。内容は、大半が地デジの受診方法だったようです。

 この9万にも及ぶ問い合わせの中には、時代に追いつかない相談も多いのではないかと思います。


「雇用創造-拡大するミスマッチを断つ」-日経新聞2011.7.21-

2011-07-21 20:21:29 | 雇用・就職

 今日の日本経済新聞の経済教室に、雇用創造-拡大するミスマッチを断つ-職業訓練の効率性高めよの記事が記載されていました。

 その内容は以下のとおりです。

 日本企業は社外の訓練や資格を重視しない傾向が強い。その結果として、企業外での教育訓練の効率性が低くなっている。もし企業が公的資格や企業外で培った人的資源を正確に評価でき、企業内で有効活用できたならば、企業外部での効率性はより高まるかもしれない。

 そうでしょうか。私は、前職の経験は転職の時に、大きな要素になるでしょうが、雇用保険での教育訓練については、その効果について疑問を持っています。

 日本の雇用慣行は、終身効用の中で技能、技術を身につけるものでした。この雇用慣行の中で、その企業内で(しか)通用する技能・技術が身についたのでした。

  この雇用慣行は、汎用的な教育訓練とは馴染まないものではないでしょうか。記事には、離職者訓練を利用した人の訓練終了後3カ月以内の就職率は6割であり、これらの数字から職業訓練がどれだけ効率的であるか判断が難しいが、経験者と比較すれば経験が不足することを考慮すればそれほど悪くない数字と評価しています。

 実情をわかっていない記事だと私は思います。この6割のうち、どれほどが教育訓練で学んだ業種に就職しているのでしょうか。。この視点の分析をしていないデータのみを見た論であるのではないでしょうか。この記事書いた人は、ジョブカードの有効活用を述べていますが、その活用の意味が重要とは理解できますが、そもそも日本語にできない施策は、私は信用していません。

 雇用支援については、現場のことがわからないデータ等での分析からの論が多いように思います。だから、どうしたらよいかと言われると困るのですが。


地元群馬県の各地で古文書を読む講演会が開催されている

2011-07-19 22:55:06 | 経営全般

 古文書を学習していて気づいたのですが、地元群馬県の各地で古文書を読む講演会が開催されています。

 7月30日(土)には、玉村町の歴史資料館で「宇津木文書にみる玉村の戦国時代」という講演会が開催されます。8月13日(土)には、伊勢崎市の赤堀歴史民俗資料館主催の「赤堀文書の世界」という講演会が開催されます。

 古文書を読む魅力が楽しめる講演会が多いことに気がつきました。

 


「農商工連携」の視点

2011-07-18 20:22:40 | 地域産業

 農商工連携のことについて最近、興味を持っています。

 さて、なぜ農商工連携に興味があるかといえば、農商工連携は食品を扱うことが多いからです。食品は、だれでもが馴染みのものです。そして、食品には、その地域の歴史、風土がその背景にあります。

 農商工連携を調べていくと、地域の歴史、風土も調べることになります。一時期「ディスカバージャパン」ということが観光コマーシャルで言われたことがありますが、農商工連携は「「ディスカバージャパン-ディスカバーわが郷土」です。

 農商工連携について調べていくうちに気づいたことがあります。それは、農商工連携については、現地に行く、見る、買う、食べるという「現地、現物、現実」を試みなければなにもわからないということです。


地元伊勢崎市の平成23年度「歴史文化講座」に行ってきました

2011-07-17 19:11:36 | 地域文化・地域資源

 地元伊勢崎市の赤堀歴史民俗資料館主催の平成23年度「歴史文化講座」に参加してきました。

 5回連続の講座で、きょうは第1回で、元早稲田大学非常勤講師の青木宏氏による「利根川ー水と人関わり」という講演でした。

 青木氏は、四大文明から水(川)の文明における意味づけ、日本の風土、そして日本の川の特徴ということから利根川の歴史を講演していだだきました。

 青木氏は、島村蚕種について研究されており、利根川が島村蚕種の発展に果たした地理的役割を詳しく説明してくださいました。

 島村の人は、一言でいれば「リスクテイク」を厭わない商人だったということだと思います。

 今後は、1カ月に1回のペースで4回講演があります。都合をつけて参加できればと思います。

 なお、資料館では、企画展「赤堀文書と伊勢崎地域の城館」展が開催されています。講演の後に訪れましたら、館長さんの展示の説明が聞けました。


「経営戦略の教科書(遠藤功著)」を読む

2011-07-16 19:42:50 | 今週の一冊

 「経営戦略の教科書」という本を読みました。

 経営戦略については、中小企業診断士の資格取得を目ざしている時に、学習の中核としていた内容です。この本には、「アンゾフの成長戦略」、「マイケル・ポーターの競争戦略」、「ボストンコンサルティングのPPM理論」、「製品ライフサイクル」、「経験曲線」などの20年前に学習した内容が記載されています。

 内容的には、新しいことはないのですが、経営戦略の基礎の基礎が書かれている本だと思います。760円(税別)での購入はちょっと損した感じですが、知識の再確認ができたのでいいかなあと思っています。


「3年内に海外移転」が4割も

2011-07-15 06:45:28 | 経営全般

 日本経済新聞社の「社長1,000人アンケート」によると、約4割の経営者が、今の日本経済の状況では生産拠点の海外移転もやむなしと考えています。

 経営者が海外移転やむなしとするのは、円高と、法人税率の引き下げが進まないこと、それに加え、政府のエネルギー政策の混迷です。今の状況は、「ゆでカエル」状況です。長期的な戦略が必要です。


国民生活調査で高齢者世帯1,000万突破

2011-07-13 19:51:36 | 経営全般

 2010年の国民生活基礎調査で、「高齢者世帯」が1,000万世帯を突破したことを、厚生労働省が発表しました。

 この「高齢者世帯」は65歳以上の高齢者だけか、高齢者と18歳未満の子どもだけの世帯です。総数で1,020万世帯に達し、初めて1,000万世帯を突破し、世帯数に占める割合は21.0%になりました。

 高齢者の増加を反映し、国民の経済格差を示す指標の一つとなる「貧困率」も16.0%と過去最悪を更新しました。「1人暮らし」は501万8千世帯で、独居老人の世帯が5,000万世帯を超えました。

 正に高齢化社会です。この問題が様々な社会の問題の根底にあると思います。

 


地元前橋市で電気自動車を無料で貸与

2011-07-12 20:23:29 | 地域産業

 地元前橋市は8月1日から、公用車として購入した電気自動車を観光客に無料で貸し出します。

 9月末まで実施するJRグループの大型観光企画に合わせて前橋への誘客を図るとともに、電気自動車について理解を深めてもらう狙いがあります。

 利用時間は午前9時から午後4時までで、ぐんまフラワーパークや赤城神社といった市内の観光地を巡る70キロメートルコースを巡ってもらい、返却時にアンケートなどを応えてもらいます。

 なかなかの企画だと思います。車の保険等の問題を考えるとこのような企画は躊躇してしまいがちですが、踏ん切りよく実施するものだと思います。


「赤石」まちめぐりワークッショプ発表会に行ってきました

2011-07-09 21:07:10 | 地域文化・地域資源

 地元伊勢崎市の赤石楽舎でおこなわれました「赤石ワークショップ発表会」に行ってきました。

 

いせさき街並み研究会代表の栗原さんと街なみワークショップを実施した参加者の発表会でした。このワークショップでできた「赤石まちめぐり散策マップが」たいへんよくできています。

伊勢崎の街の形成を散策することで体験できるマップとなっています。