TSUNODAの経営・経済つれづれ草

身近な経営に関すること、経済に関することを思うままに

自治体職員の28%が非正規職員の現状をどう考える

2008-09-30 06:42:35 | 雇用・就職
 全国日本自治団体労働組合(自治労)が29日に発表した地方団体職員の勤務実態調査で、臨時雇いや非常勤などの非正規職員が全体の27.8%を占めることが分かりました。

 調査は、全自治体に6月1日現在の非正規職員数や待遇などについて質問した結果です。全体の53.1%にあたる23都道府県と963市区町村から回答を得ています。その結果は、1,070,1496人のうち、297,571人が非正規職員でした。自治労は未回答の自治体を含めれば、「非正規職員は全自治体で500,000人を超える」と推定しています。そして、賃金の約65%が日給・時給型で、非正規職員の収入は、全体の80%以上が年収2百万以下です。

 自治労によりますと、地方自治体の非正規職員は1983年時点では約九万人でしたが、1990年代以降から急増したようです。その理由は、地方財政の悪化による職員数や人件費削減の対応するため、安価で入手しやすい労働力を確保して自治サービス水準を低下させないようにしたためです。

 非正規職員が30%という数値は、現在の企業の雇用率と同じです。雇用を安定させるべき行政がこのような実態です。霞が関は不夜城といわれるように、多くの職員が夜遅くまで残業をしています。サービス残業もあるようです。

 雇用条件に模範を示すべき行政がこの実態ですから、日本の雇用環境はよくならないのだと私は思います。 

地元「群馬労働局だより」が掲載されていました

2008-09-29 07:55:02 | 雇用・就職
 今日の地元上毛新聞に「群馬労働力だより」が掲載されていました。内容は、①首都圏派遣・請負適正化キャンペーン」、②守ろう確かめようこの最低賃金-群馬県最低賃金656円、③10月は労働保険適用促進月間です。

 それにしても、促進月間という「イベント」は意味があるのでしょうか。強化月間ということで、企業に労働者1人でも雇用していれば、労働保険料を納付しなければならないことを周知させるのでしょが、あえて強化月間を設ける意味があるのでしょうか。

 毎月しっかりと促進すればよいのではと思うのは私だけでしょうか。

秋の都市緑化フェア伊勢崎の準備が進んでいる

2008-09-28 07:39:06 | 地域文化・地域資源
 10月4日から11月9日までの秋の都市緑化フェア伊勢崎の準備が波志江沼で進んでいます。下の写真はその様子です(9月27日夕方)。







 秋のイベントに備えて、駐車場の整備や花壇の整備などを実施しています。地元の祇園祭りもイベントに入っているような話を聞いています。いつも思うのですが、イベント終了後の波志江沼や公園の整備はたいへんだ思います。ましてや地元出身の市長の任期もわずかになり、来年度の沼周辺の維持管理費予算がどれほど確保できるかも心配です。

 やっぱり、地元住民によるボランティアによる花壇などの維持管理がどうしても必要なことだと私は思います。そして、それが都市緑化フェアの精神だと思うのですが。




北関東自動車道の利用は進んでいる

2008-09-27 07:16:39 | 地域産業
 9月26日の地元上毛新聞に北関東自動車道の利用状況についての企業アンケート結果が掲載されています。県内1,000社を対象にたアンケート結果で487社からの回答を得た結果ですが、県内企業の8割の企業が利用していているという結果とななっています。下の写真は、本日の波志江PAの様子です。普通自動車の利用は少ないですが、トラック利用はPAの駐車場を見た限り多いです。



 高崎市からひたちなか市までの全線が開通したら利用する企業は、アンケート結果では9割以上となっています。要望として8割が「利用料金の低減化」を上げています。利用価値があっても、コストがかかるということです。また、「アクセス道路整備」も指摘されています。

 今後の高速道路整備は日本の論点ですが、北関東自動車道は、群馬県、栃木県、茨城県が工業立地件数も最近は全国上位であり、今のところ必要な整備という評価を得ているのではないかと私は思います。

製造業派遣の09年問題に対し厚生労働省が通達

2008-09-26 07:02:45 | 雇用・就職
 製造業で派遣労働者を3年の期限を超えて働かせる違法行為を規制するため、厚生労働省は26日に全国の労働局に一斉通達を出す方針を固めました。これは「製造業は県の09年問題」として問題となっている派遣終了後にいったん契約社員などにしてから、再び派遣として雇う違法行為が09年に相次ぐことを防ぐためです。

 「製造業の09年問題」とは、製造業への派遣が04年に解禁され、06年には実態は派遣なのに請負契約を結んで安全管理責任を免れる「偽装請負」が社会問題化しました。07年には派遣期限が1年から3年に延長されることを見越して、請負から派遣への転換が進みました。07年から3年が過ぎ、派遣を正社員や期間工などの直接雇用、又は請負契約に一斉に切り替える必要が生じる問題です。

 昨日、小泉前首相が政界引退を表明しました。小泉首相が構造改革を推し進めたなかで、この人材派遣事業の規制緩和が進み今の格差社会の問題を引き起こしました。人材派遣業の規制緩和は小泉首相が残した大きな「負の遺産」です。

 その小泉氏が政界引退し、息子に自分の地盤を継がせるようです。まったくの世襲です。人材派遣で正社員になれずに苦しんでいる者にとっては、夢のような話です。まさに格差社会です。

 政治家には、所詮、「庶民」の気持ちや生活はわかるはずがないと感じると私は思っています。

 

麻生内閣に日本の将来は任せられる?心配です

2008-09-25 06:57:02 | 経営全般
麻生内閣の閣僚の顔ぶれが決まりました。なんといっても、政治家二代目が目立ちます。世襲制の典型をみるような顔ぶれになっています。

 さて、麻生内閣には2人の地元群馬県選出の議員がいます。中曽根外務大臣と、小渕少子化担当大臣です。2人とも2代目、3代目の議員です。それから、地元群馬県選出といっても、群馬県に住んでいたことはほとんでないのではないでしょうか。世襲制議員は、麻生総理大臣も福岡県選出の議員ですが、小学校3年までしか福岡県に住んでいなかったようです。

 これが、世襲制の問題のひとつだと思います。つまり、地方の実態を知らない都会暮らしの人間が多いことです。田中角栄に代表される地元利益優先の政治家も問題ですが、地域の実態を知らない政治家が多くなるのも大いに問題です。

 そのような、政治家には、地方の疲弊や地域住民の困窮などわかるはずないからです。ほんとうに憂慮すべき事態が起きていると私は思います。

地元チーム「群馬ダイヤモンドペガサス」BCリーグ後期優勝

2008-09-24 06:41:35 | 地域文化・地域資源
地元チーム「群馬ダイヤモンドペガサス」BCリーグ後期優勝を昨日決めました。BCリーグに今年から参加しての快挙です。

 私は、今年このチームに試合を何試合か見ています。秦監督の教育方針なのか、野球選手である前に、よい社会人であれということで、礼儀正しく選手が多いチームとなっています。年棒が200万にも満たない中でひたむきに野球に打ち込んでいる選手の姿はすがすがしいものがあります。

 「おらが街のチーム」としてファンが増えて、地元として盛り上げていきたいものです。BCリーグは、地域というキーワードを体現することだと私は思います。

 ほんとうの意味の地域への愛着は、このようなチームへの愛着から醸成されていくものではないでしょうか。

日本産業カウンセラー協会上信越支部のキャリア交流会に参加しました

2008-09-23 06:19:21 | 雇用・就職
 今日は、日本産業カウンセラー協会上信越支部開催の「08キャリア交流会」に参加しました。交流会の内容は、今年度から実施されるキャリアコンサルタントの技能検定制度の概要説明と、木村周先生の講演でした。

 今年度かた実施されるキャリアコンサルタントの技能検定は、キャリアコンサルティング技能士2級試験ということで実施されます。試験は12月に学科試験、論述試験、年が明けて面接試験が実施されます。受験者は、2千人程度になるようです。今年度が第1回ですので、どのような試験レベルで、合格率になるのか皆目見当がつきません。協会の特例講習を受けると、学科試験が免除になるそうです。もうすでに、特例講習の日程は決まっています。私は今年度は受験するつもりはありません。
 
 木村周先生の講演は、「キャリア技能検定の意義と産業カウンセラーに期待されること」という題でした。先生の最後に話された3項目がよかったです。なかでも、現場力に関連して「働くことはなにか」というテーマを考えることが大切との話は今、私が自問していることで刺激を受けました。「働くことの意味」をキャリア・コンサルタントは常に自問していくことがたいへん重要なことだと私は思っています。私なりに考えていきたいテーマです。自分なりの結論を持つことが、キャリア・コンサルティングを実施する上で根になることだと最近、私は思うようになりました。

 それから、大工原上信越支部会長の「ナレッジ・シート」はためになりなりました。特に交流会の目標を漢字1字で表し、その目標ついて具体的に3項目記述するのは、いりいろな機会で使いたいです。

 きょは、行くのをやめようかと思ったのすが、参加してよかったです。


地元企業サンデンが研究用の施設を開所

2008-09-22 06:46:55 | 地域産業
 地元企業サンデンの新しい研究施設「SGCTセンター」がサンデンの創業の地伊勢崎市寿町に開所しました。この研究施設は最先端の実験設備などを備え、総工費が35億円でした。この施設は各拠点に分散していた技術者や情報を集約し、250人体制で次世代を担う新技術の開発を目指します。下の写真はそのセンターです。





 サンデンは、この施設を含む地区一帯を「グローバルセンター」と位置付けて整備を進めます。すでに、人工芝のサンデンフットボールパークが整備されています。このグランドは地元J2プロサッカーチーム「ザスパ草津」の練習グランドになっています。下の写真がそのグランドです。



 さらに、「カルチャーセンター」「歴史館」を整備する予定です。「歴史館」はテクニカルセンターに南隣の「牛久保海平邸」を予定しているようです。下の写真はその牛久保邸です。



 この地区の中核となるテクニカルセンターは、冷熱開発、材料研究、工法開発、電子開発の4部門です。環境分野に力を入れ、100億円事業を目指した新技術の芽を育てる計画です。

 一方で、この地域の一角には、下の写真のような、サンデンの人材派遣部門もあります。



 研究開発に従事するサンデン社員もいれば、サンデンキャリアサポート(人材派遣)から現場に派遣された労働者もサンデンにはいます。なにか、企業の光と影を見るようです。



 

今、小学校は運動会の時期

2008-09-21 20:02:34 | 地域文化・地域資源
  今小学校は、運動会の時期です。下の写真は、赤石楽舎のある伊勢崎北小学校の様子です。

 



 この場所は、伊勢崎藩の陣屋のあったところです。この小学校の南には、「学習堂」という藩士の学問の場所がありました。伊勢崎の文化資源の伝統地です。

 私は、この小学校の西に位置する「伊勢崎市立図書館」に行くといつもこの地区の歴史に思いをはせます。この地区を私たちは大事にしていきたいものです。

「群馬ダイヤモンドペガサス」の試合を見てきました

2008-09-20 20:26:55 | 地域文化・地域資源
 久し振りに群馬ダイヤモンドペガサスの試合を見てきました。今はBCリーグの後期で群馬ダイヤモンドペガサスは上信越地区の首位です。後期優勝にマジック3となっています。今日は、北越地区の「石川ミロオンスターズとの試合でした。

 試合は4時からでした。結果は11対3で群馬ダイヤモンドペガサスの負けでした。下の写真は試合の様子です。



 4時からでしたので、5時からはナイターになりました。ナイターの野球もいいものです。



 試合には、群馬ダイヤモンドペガサスの運営会社「群馬スポーツマネジメント」の代表取締役糸井氏が来ていました。観客の様子を見ていました。現場を観察して来客数を増やす手立てを考えているのでしょうか。下の写真がその様子です。



 久し振りに試合を観戦に行きましたが、応援に熱がこもっていました。マジック3になったせいでしょうか、応援団が増えてきているためでしょうか。群馬に「おがらチーム」ができたことを今日の応援で感じました。



 そして、きょうも5回が終わるとダイヤモンドペガサスの控えの選手によるグランド整備がありました。マウンドの周辺を丁寧に整備している選手をよく見るとせ背番号20の富岡選手でした。富岡選手はダイヤモンドぺガサスのエースです。西武ライオンズなどのチームに所属していた日本プロ野球の選手でした。その選手が率先してグランド整備している姿は他の選手にも野球技術でない選手の姿勢として模範になるのではないでしょうか。下の写真がその様子です。



 群馬ダイヤモンドペガサスを「おらがチーム」として地域住民で育てていきたいものです。そして、上のランク(日本プロ野球)で活躍する選手を育ていたいものです。


 

立ち枯れ家計-日経ビジネス2008.9.22-

2008-09-19 06:41:11 | 経営全般
 今週号の日経ビジネスは、1700世帯で調査した50代の苦境が特集記事になっています。世帯収入は前年と比べて減少、毎月の収支は赤字、今後の家計予想も苦しくなるとうアンケート結果となっています。他人ごとでない現実です。

 「個人レベルでは好景気を全く感じることはなかった。挙句の果てが今回の値上げだ」(千葉県、40代、男性)のアンケートに寄せられた声です。国全体の稼ぎのどれだけを労働者側に配分するかを見る「労働分配率」は2001(平成13)年度は54.3%をピークに2007(平成19)年度は49.6%まで下がっています。2002(平成14)年1月から始まった戦後最長の景気拡大は、企業が稼いだ儲けを労働者への配分を抑えることで71か月続いたといえます。その間には正社員の昇給植生のほか、派遣社員やアルバイトなどの非正規社員の活用という人件費抑制策が実施されました。

 この間、労働者=消費者の生活を支えたのはデフレ経済でした。2002(平成14)年度から2007(平成19)年度までは消費者物価指数は低位で推移しました。収入が上がらなくても、物価が上がらなかったから、どうにか一定水準の生活がでいました。

 しかし、今年に入っての物価上昇です。労働者=生活者の生活は苦しくなっています。総理を辞める福田総理が打ち出した対処療法の「緊急総合対策」の効果など建設業者以外はだれも期待していません。特集記事に書かれているように「節約こを最大の防衛策」なのでしょうか。それは国民消費の縮小を招き、経済の縮小スパイラルをもたらしてしまうと私は思います。

三笠フーズの汚染米問題は泥沼に

2008-09-18 06:36:57 | 経営全般
三笠フーズの汚染米問題は泥沼になっています。転売先には老舗があったり、社長が自殺したりでたいへんな社会問題になっています。

 三笠フーズによる汚染米の不正転売先として、ういろうで知られる名古屋の老舗菓子メーカー「青柳総本家」があることがわかりました。青柳総本家の説明であは、昨年12月に名古屋市の食材卸売業「福田商事」から購入した粉40キロに、三笠フーズの汚染米が含まれていました。5月までにようかんなどの5商品計8300点でした。

 また、三笠フーズによる汚染米の流通米として公表された流通先として奈良県の米穀販売業「ナカガワ」の社長が自殺しました。

 三笠フーズは汚染米の転売のみならず、冷凍食品にしか使えない「加工用米」を主食用として不正に転売していたことも判明しました。加工米は主食用より1~2割安く、もうかるためにやったと説明しています。

 金儲けにためになんでもしてしまう三笠フーズは、今回発覚したことで社会的な制裁をうけることが明らかです。

 今回の事件が発覚したのは内部告発ではないでしょうか。このような悪事を働く企業の抑止のためにも、今後も不正をしている企業あれば内部告発が続けばと思います。

 話は変わりますが、大分県教員採用汚職も「内部告発」ではないでしょうか。不正が発生しない社会が理想でしょうが、それは理想でしょうから、次善の策として「内部告発」ができる社会であってほしいものです。

リーマン・ブラザースの経営破たんの日本への影響は大きい?

2008-09-17 07:11:40 | 地域産業
 米国第4位の証券会社リーマン・ブラザースが経営破しました。公的資金投入による支援は実施されず、大手銀行等の支援も実施されませんでした。米国の金融危機は一段と深刻になりそうです。我が国への影響、そして地元群馬県の金融機関にも影響がありそうです。

 地元群馬県では、東和銀行がリーマン・ブラザース日本法人と不良債権処理業務で提携しています。そのため、東和銀行に派遣されている3人の社員が引き上げられそうです。そのため、同行は不良債権処理の一時的な停滞を危惧しています。

 また、高崎信用金庫はリーマン・ブラザースが発行した円建て外債(サムライ債)を数千万円保有しており、債務不履行になる恐れがでています。

 栄枯盛衰とはよく言ったものです。リーマン・ブラザースがライブドアのニッポン放送株買い占めに資金を供給した時のことを思うと、ライブドアは昔日の勢いはありませんし、そのリーマン・ブラザースは経営破たんしてしまいした。

 地道に、実直に経営努力している企業が最終的には生き残っていくということなのでしょうか。