TSUNODAの経営・経済つれづれ草

身近な経営に関すること、経済に関することを思うままに

富岡製糸場や蚕糸絹業学ぶ伝道師養成講座始まる

2012-11-30 22:25:50 | 地域文化・地域資源

  県と富岡製糸場世界遺産伝道師協会(近藤功会長)による伝道師養成講座が29日、県庁で始まりました。世界文化遺産登録を目指す「富岡製糸場と絹産業遺産群」や蚕糸絹業について、県内外の受講生35人が、1日まで3日間の講義や現地研修で学び、今後の伝道師活動に生かしていきます。

 初日は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産の概要や養蚕、製糸業の基礎知識について、県世界遺産推進課の職員と同協会員が講義しました。同課の松浦利隆課長は、世界遺産の価値を厳密に審査するユネスコの現状を踏まえ、富岡製糸場と絹産業遺産群は、高品質な生糸の大量生産を実現した養蚕、製糸の技術革新と世界的な技術交流を価値に掲げていることを話しました。

 2日目は、世界遺産候補の4資産をバスで巡り現地研修。最終日は県庁で、外部講師の講義やグループ討論、伝道師活動の説明を行う。講座修了後、受講生は伝道師として、同遺産群の世界遺産登録に向けた普及、啓発活動を展開しています。

 現在は、200名以上の人が伝道師として活躍しています。3日間の講義や現地研修でどれだけのことが理解できるかはさておいて、伝道師という名目で多くの人が「富岡製糸場と絹産業遺産群」に興味を持ってもらう機会があることはいいことではないでしょうか。

 このようなことで、県が目指す世界遺産登録が県民運動になることが、県に残る文化遺産を次代に語り次ぐことになるのではないでしょうか。


絹産業の重要拠点 宮神輿登録でシンポ 藤岡

2012-11-29 19:52:41 | 地域文化・地域資源

みこしを通じた地域活性化を目指す藤岡市の諏訪神社御神輿(みこし)保存会(堀正昭会長)が神社の参集殿でシンポジウム「近世・近代 絹の道IN藤岡」を開いた。約350人が江戸期に三井越後屋から奉納された諏訪神社の宮神輿を眺めながら、藤岡の絹産業の歴史を考えた。

 日本の蚕業史に詳しい経済学者の石井寛治東大名誉教授は特別講演で「近世の関東生絹の最大の集散地が藤岡。呉服を扱った三井越後屋との結びつきは強く、近代になってもその関係は続いた」と解説した。

 パネルディスカッションでは、石井名誉教授のほか6人が登壇。三井家の史料収集に当たる公益財団法人「三井文庫」の由井常彦文庫長は「三井越後屋の本店から藤岡に派遣されたのは将来性のある優秀な人材ばかり。それだけ藤岡は重要な所だった」と述べた。絹を扱った豪商の作品も手掛けるノンフィクション作家の新井恵美子さんは「日本の国を当時支えた絹を大量に取り扱った藤岡という地域に自信を持ってほしい」と呼び掛けた。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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絹産業の歩み学ぶ 旧碓氷社本社事務所を見学 安中

2012-11-28 18:13:18 | 地域文化・地域資源

高山社を考える会(小坂裕一郎会長)は絹産業遺産群の見学会を行い、会員約30人が「ぐんま絹遺産」に登録されている旧碓氷社本社事務所(安中市)などを訪れて、絹産業の歴史を学んだ。

 碓氷社は1878(明治11)年に農家が組合員となって組織した県内初の組合製糸。会員は、1905(明治38)年に建てられ外観が和風の本社事務所の中に入り、洋式の構造を興味深そうに見て回った。

 見学会では同事務所のほか、現在も操業している碓氷製糸農業協同組合(安中市)や流通面で絹産業を支えた碓氷峠鉄道施設(同市)、日本絹の里(高崎市)にも足を運んだ。


富岡製糸場,開かれた場にチェコの院生ら活用策を提案

2012-11-27 19:08:56 | 地域文化・地域資源

 産業遺産の研究を専門とするチェコのブルノ工科大大学院建築学部のヘレナ・ゼマンコヴァ教授と大学院生5人が、富岡市の旧官営富岡製糸場で「富岡製糸場の再生と活用」をテーマに研究成果を発表しました。

 ゼマンコヴァ教授は2010年に前橋市で開かれた「シルクカントリー群馬国際シンポジウム」への参加をきっかけに製糸場に興味を持ち、大学院で学生とともに製糸場の活用方法を研究。昨年12月には学生とともに製糸場を視察しました。

 ゼマンコヴァ教授は製糸場を芸術と産業文化のための「日本シルクセンター」と位置づけ「国内外の観光客や産業遺産の専門家、すべての世代の地元住民に開かれた場所にしたい」と説明しました。

 当時の建物を保存しながらもインフォメーションセンターやカフェなど都会的なスペースを確保。従業員寮を宿泊施設にしたり、ブリュナ館に読書室や会議・セミナー室を設ける案が出席者の関心を集めました。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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ゆるキャラグランプリで地元群馬のぐんまちゃんが3位になる 

2012-11-26 18:44:59 | 地域文化・地域資源

  国内外のご当地キャラクターなど865体による人気投票「ゆるキャラグランプリ2012」の結果発表が25日、埼玉県羽生市の「ゆるキャラさみっとin羽生」で行われ、本県のマスコットキャラクター、ぐんまちゃんが約26万ポイントを集めて3位に輝きました。約4万9000ポイントで18位だった昨年の5倍以上の票を獲得。早くもテレビ出演の依頼などが舞い込んでいるといい、群馬県は「群馬のイメージアップの救世主に」と期待しています。

 グランプリは昨年からインターネットで投票する形式になり、9月中旬から2カ月間、パソコンや携帯電話などで投票を受け付けました。県は県内各地のイベントや駅などで、ぐんまちゃん自ら投票を呼び掛けるPR活動を展開してきました。その甲斐あっての結果のようです。

 今後は、「ぐんまちゃん」キャラクターを全国発信していく方策をアイデア勝負で実施していってもらいたいものです


地元伊勢崎市での「いせさき明治館の魅力再発見!」を見てきました

2012-11-25 20:05:25 | 地域文化・地域資源

 地元伊勢崎市のいせさき明治館で開催されている「いせさき明治館の魅力再発見!」を見てきました。この企画は、「いせさき街並み研究会」が実施したものです。

 展示内容は、①いせさき明治館に魅力、②明治館の仲間たち、③蘇る明治の洋館、④歴史資産の活用、⑤当時の伊勢崎市の街並み、⑥この頃の流行の銘仙たちです。

 内容が充実していて見に行った価値が充分にありました。

それから伊勢崎市立図書館でも「いせさき明治館」の企画を行っていました。内容は、いせさき明治館と同じ1912年に生まれた作家展でした。

 この企画は、「いせさき明治館100年物語」実行委員会が開催したものです。

 

 

 


「それで、どうする!日本経済これが答えだ!」を読む

2012-11-24 18:49:05 | 経営全般

 竹中平蔵、榊原英資と田原総一朗の鼎談の本、「それで、どうする!日本経済これが答えだ!」を読みました。

 内容は、①それで、どうする!日本経済、これが問題だ!、②それで、そうする!中国経済、これが答えだ!、③それで、どうする!アメリカ経済、これが答えだ!、④それで、どうする!ヨーロッパ経済、これが答えだ!⑤それで、どうする!原発、これが答えだ!、⑥それで、どうする!日本経済、これが答えだ!という章により構成されています。

 相変わらず、竹中平蔵は、規制緩和が日本経済を復活させる重要なファクターであることを述べています。榊原英資は、日本は成熟社会になっているので、成長はしなくてもよいという主張を展開しています。

 そして、グローバリゼーションの進展が日本経済の低迷の大きな要因であるということは、両者とも同じ認識にあります。もう製造業は日本の基幹産業でないことも両者に認識は一致しています。

 それではどうするのか、竹中氏は「イノベーション」をキーワードとしています。そして、榊原氏は、日本は自然、環境、安全で世界一の国であることは確かであるので、成長国家など目指さす、成熟国家で目指せばよいと主張しています。

 それでは、成熟国家とはなんなのでしょうか。フランスのような国と榊原氏は主張していますが、、隣に中国という大国があり、今後、世界経済の中心となっていく国が周辺にひしめくフランスと日本は違うのではないでしょうか。ファッションに見られるように「創造力」も日本は?と私は思っています。

 とうことで、竹中氏の主張のほうが魅力をこの本を読んで感じました。

 


地元群馬県庁でフランス祭りが開催される

2012-11-23 19:18:20 | 経営全般

 群馬日仏協会(牛久保雅美会長)と県の共催の「第2回ぐんまフランス祭2012」が22日、県庁で始まり、フランスの朝市(マルシェ)のようなにぎやかな空間で、大勢の人が買い物や音楽を楽しみました。

 県民にフランスを身近に感じてもらおうと昨年から開催。38のブースに、フランスの食べ物や雑貨、クラシックカーが大集合した。1日2回コンサートも開かれ、シャンソンが雰囲気を盛り上げました。

 協会の植木康夫副会長が「フランスを味わってほしい」と話すように、特に食のコーナーが充実。今フランスで流行しているという「bento」(弁当)やキッシュ、ケーキがところ狭しと並びました。

 地元群馬県庁の県民ホールは、以前は毎週イベントが開催されていましたが、最近は開催する回数が減っているようです。今回のフランス祭りなどは、国際化を進めている県としては今後も実施していってもよいイベントではないでしょうか。

 
 
 
 
 
 
 
 
 
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日経平均終値が6か月ぶりに9300円台回復 

2012-11-22 20:10:46 | 経営全般

 22日の東京株式市場は、日経平均株価が140円を超える値上がりとなり、5月2日以来、約6カ月半ぶりに9300円台を回復して取引を終えました。外国為替市場が円安に傾いたことを受け、輸出関連株を中心に買い注文が優勢になりました。

 終値は、日経平均が前日より144円28銭(1.56%)高い9366円80銭。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は、同9.42ポイント(1.23%)高い776.43。出来高は20億2千万株でした。

 なぜ、株価が上昇したのでしょうか。選挙の影響でしょうか。政権交代機運が株価に影響しているのでしょうか


「ぐんまちゃん」パンに 駅売店で期間限定販売

2012-11-21 20:25:49 | 経営全般

JR東日本リテールネット(東京都新宿区、大和田徹社長)は20日、群馬県産の牛乳を使用した「チョコチップミルクホーン」を発売しました。運営する「ニューデイズ」「キオスク」約650店で26日まで販売する予定です。。

 ミルクホーンはデニッシュ生地にチョコ入りホイップクリームを詰め、包装に「ぐんまちゃん」が描かれています。1個125円。JR高崎駅構内の店舗には20日、「ぐんまちゃん」が登場し、通行客においしさをアピールしました。

JR東リテールネットは本県のほか、熊本県の「くまモンもん」や愛媛県の「バリィさん」など6都県のゆるキャラと食材を活用したパン8種類を開発しています。

 「くまモン」と「バリーさん」は全国区のゆるキャラです。「ぐんまちゃん」も全国区になったということでしょうか


シャープは希望退職2960人、 パナソニックは2段格下げで「投機的」寸前に

2012-11-20 20:15:05 | 経営全般

 シャープは20日、国内従業員の約1割にあたる2960人が希望退職に応じたと発表しました。想定していた2千人の1.5倍に達した。応募者は原則、全員が12月15日に退職します。

 希望退職者には退職金と特別加算金を支給し、2012年4~12月期に約253億円の特別損失を計上します。13年3月期の連結業績予想(4500億円の最終赤字)にはすでに織り込んでいます。

 本体と国内の連結子会社7社に勤務する40~59歳の従業員を対象に11月1~9日に募集しました。募集期間は当初、14日までとしていたが、応募者が予想以上に多かったため、9日に前倒しで打ち切っています。

 シャープは募集初日の11月1日に13年3月期の業績予想を大幅に下方修正しており、応募者が相次ぐ要因になったとみられます。希望退職に自然減や関連会社への出向などを合わせた人員削減数は8月時点の計画(5000人)を上回る見通しになりました。

 系格付け会社のムーディーズ・ジャパンは20日、パナソニックの長期発行体格付けを、これまでの「Baa1」から2段階引き下げ「Baa3」にしたと発表しました。あと1段階下がると「投機的」とされる水準に転落します。

  ムーディーズは格下げの理由に関し、液晶テレビをはじめとしたデジタルAV家電などの市場で進行する構造の変化や、景気低迷の影響で収益がさらに圧迫される可能性があると説明しています。

 家電メーカーの雄の凋落が顕著です。景気回復基調にならないのももっともです。


留学生が楽山園、富岡製糸 群馬の魅力体験ツアー

2012-11-19 19:27:24 | 地域文化・地域資源

 群馬県内の大学に通う留学生に本県の魅力を体験してもらう「ぐんまのいいとこ伝え隊」の第4回ツアーが18日、西毛地域の3市町で行われました。6大学の留学生ら14人が茶道を体験したり、旧官営富岡製糸場や古墳を回って歴史と文化を学びました。

 高崎市の二子山古墳を散策、近くの「かみつけの里博物館」で埴輪(はにわ)などを見て5世紀後半の暮らしに触れました。甘楽町の大名庭園「楽山園」では、庭園の構造や小幡藩主の織田家について学び、茶道を体験しました。 この後、一行は世界遺産登録を目指す富岡製糸場も見学しました。

 群馬県に住んでいても、なかなかこれらの場所に行ったことのない人もいるのではないでしょうか。それにしてもそれぞれの価値を説明するのはなかなか難しいかったのではないでしょうか。私達でも、その価値を知らない人が多いのですから。

 


「南三社と富岡製糸場」を読む

2012-11-18 18:18:47 | 今週の一冊

 上毛新聞社発行のシルクカントリー双書「南三社と富岡製糸場(今井幹夫著)を読みました。

 この南三社とは、碓氷社、甘楽社、下仁田社のことです。富岡製糸場があまりに脚光を浴びているので、この三社の歴史がかすんでいまっているようですが、群馬県の蚕糸業の歴史には重要な役割を果たした存在です。

 富岡製糸場は、模範的な機械製糸場でしたが、そのおひざ元の群馬県では、機械製糸は普及するのが遅く、改良座繰製糸が長く主流でした。その中心になったのが、碓氷社、甘楽社、下仁田社の三社だったのです。

 この本を読むと、現在の世界遺産登録の候補となっている「富岡製糸場と絹遺産群」の関係に?になります。要は、群馬県は、日本の蚕糸業の中心的な地域であるということでの、絹遺産群なのですが、富岡製糸場、荒船風穴、高山社、田島弥平宅の関係はあまりないということです。

 蚕糸業の発展に貢献した典型という意味での四資産という捉え方でようのではないでしょうか。


「赤煉瓦物語-富岡製糸場史-」を読む

2012-11-17 19:34:19 | 今週の一冊

 世界遺産登録を目指している、富岡製糸場に書かれている「赤煉瓦物語」を読みました。

 この本は、1986年の出版された本です。まだまだ世界遺産などの話がでていなかった時の本です。

 この本では、なぜ近代機械製糸場の場所に富岡が選ばれたか、その建設の様子、製糸場で働く工女の様子を和田英が著わした「富岡日記」で記載しています。

 この本は、「赤レンガ物語をつくる会」が記載したもので、このような団体の活動が今日に繋がっているのではないでしょうか


「愛国不買」に強いブランド-日経ビジネス2012.11.19-

2012-11-16 19:39:09 | 経営全般

 尖閣諸島の国有化を機に、中国各地で「愛国不買」が広がっているという特集が今週号の日経ビジネスに掲載されています。

 日本企業はかつてない逆風にさらされていますが、ブランドイメージは千差万別だと記載されています。日経ビジネスが、主要50ブランドについて独自調査した結果は以下のとおりでした。

 今回の事件にかかわらずブランド力のあるランキング。

 ①キャノン(49.8%)、②ソニー(48.8%)、③ニコン(45.7%)、④カシオ(44.8%)、⑤任天堂(44.1%)、⑥パナソニック(43.6%)、⑦シャープ(42.7%)、⑧資生堂(42.7%)、⑨シチズン(42.4%)、⑩オリンパス(41.7%)、⑪東芝(40.4%)、⑫日立製作所(38.6%)、⑬トヨタ自動車(37.6%)、⑭ホンダ(37.0%)、⑮三洋電機(35.0%)、⑯明治(34.9%)、⑰吉野屋(34.6%)、⑱マツダ(34.6%)、⑲日清食品(34.1%)、⑳三菱自動車(34.0%)となっています。

 精密メーカーが上位を占めているのが特徴的です。家電メーカーの人気はともなく、キャノン、ニコン、カシオはブランドイメージが強いです。一方、トヨタやホンダは低迷しています。日本の自動車メーカーは中国の売上高が前年比で3割から4割となっていると記載されています。

 中国進出している中小企業のトップの方と話したのですが、尖閣諸鳥問題以降は売上が激減してたいへんだったと話しておられました。最近になって上向きになってきたと話しておられました。

 日中関係の悪化は、日本経済に大きな影響を与えます。そのことを政治はよく認識してもらいたいものです。