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ミズノ専務語る「競泳水着、情報戦に負けた」-日経ビジネス2008.7.7の記事から-

2008-07-04 21:12:27 | 経営全般
 日経ビジネスの連載記事に「敗軍の将、兵を語る」というものがあります。今週号の記事は、スポーツメーカーミズノの上治専務が、イギリススピード社の競泳用水着について語っています。日本のミズノ、デサント、アシックスの3社は日本水連とサプライヤー契約を結んでいますが、北京オリンピックではスピード社のレーザー・レーサー(LR)を着る選手が大半になりそうです。

 レーザー・レーサーは禁止されていた水着にポリウレタン製の皮膜を張った水着です。昨年11月まで禁止されていたのですが、国際水連がルール改正をして禁止でなくなりました。上治ミズノ専務は、スピード社が前々から国際水練と綿密に連絡を取りながら、レーザー・レーサー(LR)を開発を進めていたのではないかと推察しています。
                                
 そして、国際水連とのコミュニケーションが足りなったことを悔やんでいます。技術力では負けない自信があったのでしょうから悔やんでも悔やみきれないようです。ましてや、契約している北島選手もレーザー・レーサーを北京オリンピックでは着るのですから、水着に関しての企業イメージダウンも大きいと思われます。

 しかし、国際水連をはじめとする国際スポーツ団体は欧米中心であり、日本が綿密に情報を取り合う関係になれるとは思えません。水泳、スキージャンプ、柔道など日本人が強いスポーツは日本に不利なようにルール改正されたと聞いています。

 北京オリンピックが開幕しますが、水着の良し悪しが選手の優劣に影響するとすれば、厳しい練習をして大会に望む選手がなにかかわいそうな気がします。 


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