TSUNODAの経営・経済つれづれ草

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コンビニとドラックの薬拡販競争-日経ビジネス2008.7.21から-

2008-07-23 20:30:20 | 経営全般
 コンビニとドラックストアの競争が激化しています。きっかけは、薬の「登録販売者」です。平成21年度に全面施行される改正薬事法によって、これまで薬剤師しか販売できなかったかぜ薬や整腸剤、ビタミン剤などが登録販売業者でも販売できるようになります。

 登録販売者を配置すればコンビニでも今まで販売できなかった医薬品を販売できます。コンビニ関係者は「薬の販売でも一日5000円から10000円程度の売り上げが見込める」と踏んでいます。一方、ドラックストアが期待するのは営業時間の延長です。薬剤師でなく登録販売者を活用すれば営業時間延長の道が開けると踏んでいます。

 このように、コンビニとドラックストアは薬を販売する24時間営業の店舗となり同質化が避けられず競争は激化することが予想されます。

 業態開発して棲み分けのできていたコンビニとドラックストアの「仁義なき戦い」が始まりそうです。今後は業界の枠を超えた再編が起こりそうです。