つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信718号 「やっぱ、いっしょになってつながらないと」

2016年05月16日 | 抱っこ通信
「なんとなく関東は元気ないぞ」と、最近のつながりあそびを楽しむ中で感じていました。
元気がないのは全国的な問題ですけど。人と人のつながりを分断して元気が出ないようにされているのでしょうね。
特に、関東のサマー・カレッジの仲間たちは職場でのしんどさもあってや会場問題などもあって、ちょっとばかり心配でした。

余談ですが、全国をつながりあそびを楽しみながらなんとなく「頭の関東、からだの関西」と感じていました。
あそびを一緒に楽しんでいても、頭で理解しようとする関東、からだで感じようとする関西なんです。

その実、怖いですよ関西は。筋がちゃんと通っていないものには見向きもしないです。
楽しいものは楽しい、おかしいものにはおかしいと言えるのです。
本物を見抜く力というのが子どもの頃から体験として育っているのでしょうか。
遊んでいるあそびも楽しんでいますが、リードしている人、表現している人そのものを見ています。楽しんでいます。

それに対して関東はたいして楽しくないと思うものも楽しそうに付き合ってくれます。
おかしいものにはおかしいと直に言えないのです。
また、言い過ぎかもしれませんが、作品の裏にいる人にはあまり興味が持っていないように見えます。が、その実は・・・。

ま、私の個人的な意見ですが。


5月15日、関東の保育の仲間に元気を取り戻してほしい、サマカレの仲間に元気を出してほしいと願って「フレッシュ・リフレッシュセミナー 思わずからだがわらっちゃう」をまっちゃんにも協力してもらって企画しました。

実際は、このネーミングも、講師との応対も、チラシ作成も、参加者の組織も、その他の準備も、この4月からつながりあそび・うた研究所の所員になった大吉つぁんが進めてくれました。今回の企画は大吉つぁんに丸投げでした。ほんとうにご苦労さん。ありがとうです。

彼にはつながりあそび活動のこういう裏方・事務方の活動もたくさん経験してほしいと思います。
裏方、事務方は大変なことの方が多く、それを楽しいと思えるようになるには時間がかかると思いますが、実際にサマカレや研修会やコンサートをつくってくれている仲間たちは、もっと大変な思いをしてくれているのですからね。それでも楽しんでくれている仲間たちと共感しあえる関係をつくってほしいし、近づいていくためにもね。
そういうことを知った上でのつながりあそび・うたですから。裏方・事務方あってもの表方です。


当日の参加者は約72人プラス講師4人+子ども2人プラスその他2人。
関東の各地のつながり楽集会でも取り組んでくれて実行委員もたくさん参加してくれて、当日のスタッフとして活動してくれました。春のつながり講座を待っていてくれた仲間や職場ぐるみの参加などもあり、男性保育士も10人以上参加していました。

また、この4月から保育仲間になった新人さんが14人も参加してくれました。誘ってくれた先輩たちに拍手です。今回のセミナーの目的の一つが、この新人さんを励ますことにもあるのです。5月病なんて言う言葉もあるし、疲れもピークの時期だしね。

午後の私の時間に『大きくなるんだ』を歌った後、その14人に前に出てきてもらい、保育士になった動機や、まっちゃんからの質問「どんな保育士になりたい?」のかを話してもらいました。
聞いていた先輩保育士たちが新人さんの話に頷く姿が印象的でした。

先輩の感想の中にも「新人さんコーナーでの新人さんの発言にはおどろいたな。みな、自分の考えを持ち、しっかり働いている!すごいなぁと思った。」「新人のフレッシュなお話、初心に戻りました」「新人の方の話を聞いて、改めて考えなおすこともあれば、刺激になることもあり、“保育士”をしていることに誇りを持ちもした。明日からも笑顔で頑張れます。」などがありました。
若い仲間が参加しているだけで嬉しいですね。先輩からの歓迎、励ましの言葉ももらいましたが、なかなか良い時間が持てました。


さて、あそびの内容はというと、午前中は大吉つぁんのあそびと福田翔さんのあそび。
大吉つぁんは張り切っていましたよ。大吉つぁんの新曲『あめがひとつぶ』も好評でした。
みんなの中に入って、という姿勢も良かったかな。
一緒にあそぶ機会を重ねることでどんどん脱皮していくと思います。

翔くんのあそびはつながりの中では初登場ということもあり新鮮だったようで、乳児さんの現場で使いたいという感想が多々ありました。さわやかさと音楽性からも好感を持って受け入れられていたようです。これからが楽しみですが・・・。

午後はまっちゃんの時間から。メインは『せっせっせーのよいよいよい』。
踊る前に会場いっぱい使って走り回ってのあそびで良い汗をかいてから踊りの講習となりました。
新聞紙でつくった太鼓のばちを持って、新人さんはもちろんのこと、日常にはない動きを楽しんでいました。
盛岡のさんさ踊りを取り入れた振り付けは好評です。
今年の保育園の運動会では取り組まれるだろうな、の予感します。

最後は私の時間、『大きくなるんだ』の輪踊りから『なんかでるぞ』『動物家族』『スイミー』と、サマカレでも他の研修会でも最近あまり遊んでいないものを楽しみました。
これまた参加者には新鮮に感じたようです。こういう世界もあるのかと思った人も多かったようです。
また、見ていた仲間からは私が一番楽しんでいたと言われてしまいました。『スイミー』なんかはもっともっとあそびを広げられるのですけどね。


最後のまとめの時に、来年度も同じ時期に、同じような趣旨で、まっちゃんを中心に、関東のつながり楽集会の仲間たちと一緒に、是非取り組んでほしいと希望しておきました。


まっちゃんのブログでのセミナーの呼びかけが嬉しかったです。

1回目。
「おしらせですょ~!!!
まぁまぁ、かたいこと言わずに
この日はいっしょにあそびましょ!
ねっ!」

2回目。
「さて再びのお知らせですょ~
さぁ!!!!あそびや歌のネタ集め!
・・・も、たしかに必要なんだけどぉ~
この日の講習会はどうやらそれだけではなそうですねぇ~
この日は、まずはあなた自身のこころとからだが
おもわずわらってしまうことを体験してみませんか?
そうなんですょ~!
”楽しい!”って、おもしろおかしい人になることでもないし・・・
まわりの人やこどもの反応を伺うことでもないし・・・
どれだけあそびうたの数を知っているか・・・
でもないんですよね~!
・・・まずはあなた自身が”楽しい!”をぼくらと
一緒にみつけてみませんか?つくってみませんか?
お待ちしていますね!」



最後は、何人かの参加者の感想の抜粋です。
「一つ一つの言葉の中に隠されたメッセージが伝わり、また振り返ること止まって見つめなおす機会になりました。」
「子どもに様に必死に遊んでいた」
「0歳になので子どもの心と私の心がつながるといいな」
「あそんでもらうんじゃなくて“いっしょにあそぶ”って、本当に大切。大人も本気であそんでいれば子どもたちも楽しさが伝わって自然と笑顔があふれてくるのでしょうね。
たのしかった!!たのしく、わらって、つながって・・・たのしいだけじゃなくて、わらうだけじゃなくて、やっぱ、いっしょになってつながらないと!!というのがすき」
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