つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信719号 あそびでも一人ひとりの気持ちに寄り添って

2016年05月18日 | 抱っこ通信
抱っこ通信の前号での「フレッシュ&リフレッシュセミナー」の報告の中で、自分が遊んだあそびで一つ書き忘れたものがありました。『大きくなるんだ』のダンスを踊った後にすぐに遊んだあそびは『あんたが好き』でした。

『大きくなるんだ』の3番の歌詞の中にある♪いっぱい好き好き 一緒が大好き♪♪いっぱい愛して ひとりじゃないんだ♪をみんなと歌っている中で、急きょ思いついたというか、みんなの表情を見ていたら遊びたくなってしまったのです。

また、ダンスの前の流れが、新人さんを参加者みんなで励まさそうというプログラムだったこともあります。
新人さんには、子どもたちに好かれる保育士になる前に、子どもたちを好きになれる保育士になってほしい、という思いもありました。
きっと、人間だれもが、だれからも「好き」と言ってもらいたいのだろうなと思っていたからです。もちろん、私もです。
だからレジュメには入れていなくてもここは『あんたが好き』が出てきたのです。

『あんたが好き』を終えた時に聞いてみました。「だれとも腕を組まなかった人?」(じゃんけんであいこの人がいなかった人)。いましたよ、しん君ただ一人。これはあんまりだと思い、もう一回あそびましたよ。というかくり返すのは予定通りだったのですが・・・。

別に腕を組む人数や回数を競う遊びでもないし、ルールはあってないようなもので、ただ顔を見合わせて「あんたが好き」と言いあって、別れたりくっついたりしているだけです。それでも「あんたが好き」と言っている仲間たちの顔が可愛いです、嬉しそうです。「あんたが好き」と言われている仲間たちの顔も可愛いです。嬉しそうです。

リードしている私も、一人の仲間としてあそびに参加していますから嬉しいですし、あそびを導入、展開するリーダーとしても嬉しいです。みんなの倍以上は楽しんでいます。
あいこの人がいると歓声をあげて喜んでいます。あいこの人がいなくても笑顔で新しい人を捜しにいきます。楽しいな。

この雰囲気だったら、この集団だったら、この仲間たちだったら集合ゲームをやって、もし、ひとり残ってしまっても大丈夫だろうな、傷つかないだろうなと思って、次の『なんかでるぞ』に移行していったのです。

つながりあそびです。人と人とのつながりあいも、時間と時間とのつながりも、空間と空間とのつながりも、心(気持)と心(気持)とのつながりもまるごととらえています。


当日のまっちゃんのブログが素敵なことを書いてくれています。
まっちゃんのブログを読みながら、いつも私もこんな風に綴れたらなと思っています。

「そしてお待たせ!午後後半はぴかりんでした
歌を使わないあそび!!!!!を中心に・・・

今、保育現場では一番必要なもののような気が僕はします
CDやうたに併せて、ではなく
人にあわせてこどもにあわせてのあそびが、です

この日の、この時間帯の、この参加メンバーの、この瞬間にしか
味わえないぴかりんのあそびです

同じ内容をしても楽しいところは違うし、同じものは二度とないし
当然したくてもできませんね

なぜなら主役はこの日参加していた一人ひとりだから、なのですね
人が違えば楽しみ方も内容も変わってくるし変わらざえない・・・

与えられた寸法のあそびの枠を越えると
人が動き出して主体的になれる

しかもそのあそびは知らないうちに全員参加になってる!
保育士とか幼稚園とか一年目とかベテランとか、その人を
知ってるとか知らないとか関係ないんです

楽しいって、夢中って、そういうこと!」
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