つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信847号 2017年から2018年へ(3)

2018年01月11日 | 抱っこ通信
2017年は鹿児島療育ツアー第10弾(2月)、第11弾(4月)、第12弾(12月)と計18日間26ステージ、つながりあそびを楽しんできました。

鹿児島療育ツアーは、鹿児島子ども療育センター30周年記念に向かって、県内の療育の場を“つながりあそび”で笑顔いっぱいにしようと2013年にはじまりました。

昨年の8月、鹿児島市で開かれた全国障害者問題研究会第51回全国大会のオープニングで、鹿児島子ども療育センター運動でつながった、鹿児島市、伊佐市、阿久根市、湧水町などの30組の親子(年長と小学一年生)が、つながりあそびで元気いっぱいのステージを飾ってくれました。
『元気いっぱい』と『レッツゴー№2 あしたへ』を歌い踊ってくれたのです。

「会場のみんなを一気に療育の世界に引き込んでしまいました」と鹿児島県発達支援通園事業連絡協議会(鹿児島県通連)の大迫より子さん書いています。(大迫さんがオープニングに寄せて執筆した原稿より)。
「ステージで輝く親子の姿は、鹿児島がこれまで32年間発達保障運動を続けてきた成果であり」「32年前の悲惨な育児の状況や親たちの頑張り、子どもたちの可能性の素晴らしさ、関係者の頑張りが走馬灯のように浮かんできました」とも報告書に書いていました。

「ピカリンが元気なうちは療育ツアーを続けます」と大迫さんや鹿児島県通連の仲間たちは強く!おしゃってくれています。
療育でのつながりあそびの課題ももらい、可能性も引き出してくれている療育ツアーを今年も続けなくてはね。


昨日(10日)は、上の姉の一周忌法要。昨年の1月に癌で亡くなりました。
正直、3月末までは活動をする気が起きなかったです。仕事もキャンセルしました。

気持ちの整理がつかないまま1年が経過してしまいました。
一年はとても早いです。早すぎます。
私にとっていろいろな意味で影響力を持った姉でした。

両親と弟と同居していてくれましたので、両親が亡くなるまで世話をしてくれていました。妹弟、甥、姪、親類、友だちを大事にしていた姉。

姉がいてくれたから、両親や家族のことなど、なんの心配もなく、私は活動ができたのです。
私のつながりあそび活動を陰に日なたになり応援してくれていました。
自分のように気にしながらも喜んでもくれていました

仕事、書道、旅行、フクロウグッツの収集・・・
いつも仲間と一緒でした。
仲間たちからはまとめ役として慕われていました。

そんな姉が、私が高校生の時に日本のうたごえ祭典に誘ってくれました。高校時代に合唱部に入っていたこともあり、社会人となっても合唱を続けたかったのだろうと思います。千駄ヶ谷にあった東京都体育館での祭典でした。会場に入るまでの道路にはためく旗の多さにびっくりしたことを今でも思い出します。

うたごえだけでなく、当時、活字だらけの「月刊学習」なんていう雑誌も密か?に読み、見せてくれたのも姉でした。

私の大学進学を支援してくれたのも姉でした。本当ならば本人が進学したかったのだろうなと思います。
学生時代の4年間、私のアルバイト先の東京・有楽町で、よく昼食をご馳走してくれました。

私が社会人になってからは、私が家を出てしまったこともあり、年1回も顔を合せなかったこともありましたが、ずっと私を応援してくれていたと思います。

約6年前に癌が発症してからは、年1~2回は旅行に行ったり、病院への送迎の車の中で話したり、途中でお茶したりなんて、鉄砲玉の私としては、それまでは姉にしたことのない経験をしましたが、遅かったです。

11月16日に病院に連れて行ってそのまま入院でした。
翌日、ホスピス緩和ケア病室に入り、約2か月で亡くなってしまいましたが、ツアーから帰ってきて約1か月間、毎日のように病院に行きました。
その間に、もっともっといろいろな話を聞いておけばよかったと後悔しています。

姉のエンディングノートに書かれたことを誠実にやってあげること。
そして、姉が楽しみにしていたつながりの活動する弟の姿を見せてあげることが供養なのかなと思います。

一周忌の昨日も高校時代からの七豆会の仲間、書道の仲間、会社の同期の仲間に参加していただきました。


もう一つ辛かったことに、弟も11月に亡くしました。彼の人生は幸せだったのだろうか。いろいろ考えてしまいます。
自慢の4人姉弟が2人になってしまいました。


私自身に残されている時間もわずかだと考えています。
一日、一日を大切に、一人の人間として、自分のやりたいことを、やらなくてはならないことを精いっぱい、楽しみながら2018年です。

写真は鹿児島県全国障害者問題研究会のフェイスブックより



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 抱っこ通信846号 201... | トップ | 抱っこ通信848号 201... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

抱っこ通信」カテゴリの最新記事