つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信1174号 楽しさの肝は子ども自身が見つけるまで

2021年04月18日 | 抱っこ通信
 先週のつながりあそび動画の譜面です。
14日【キツツキツクツク】
 わらべうた風あそびのつながりでアップしました。先週のつながりあそびは乳児さんと、今週は幼児さんと遊んでください。
昔、♬ぺこぽんぺこぽんだ~れがつっついた♬なんてあそびしませんでしたか。地味なあてっこあそびです。あてっこあそびの場合だけではないですが、そのあそびの肝というか、楽しさをつくりだしているものを、『キツツキツクツク』の場合はあてっこあそびですから、その当てるコツというか勘というか技というか、また、当てられないコツというか勘というか技というかを子どもたちに教えない方が良いと思います。子どもたち自身に考えてもらいましょう。そのコツを見つけることが楽しいのです。
 でも、最近、そういう回りくどいというか、余裕というか、遊ぶ時間がないのでしょね。いつの間にか、あそびの消費者になってきてしまっているようです。
 これも昔、と言っても10数年ですよ。あ、十分に昔か、ある研修会で親子で参加されていた3歳位の子どもと『キツツキツクツク』を遊びました。もちろん、あてっこあそびとしてではなく、タッピング(つっつくこと)や待て待てあそびとして楽しみました。その間、親さんは研修に参加していました。
 コロナ禍の現場では、タッピングも憚れるのかな。



15日【あっちこっちどっち】
 誰でもが1回は遊んだことがある「あっちむけホイ」をからだ全体で遊びます。つられつりこませる遊びですが、何回か遊んでいく中で、相手の動き方の傾向がわかってくるのが面白いです。誰でも自分では気づかなくても癖があるのですね。人間って相手に同調しようとする力があるのですね。本来はいいことなんだと思うけど。『あっちこっちどっち』のあそびはずっと昔から考えていたのですが、実際に遊んでみたの初めてでした。子どもたちだったらどんな反応を示すか楽しみです。だれか子どもと遊んでみてください。

16日【風はともだち】
 この曲も『けやきのうた』と遠滋養に探し物をしていたら見つけた譜面の一つです。1992年頃の昨品だと思います。というのも、その年、「国連の障害者年の最後に年に何か楽しいことをやりたい」と実行委員会を組織し、東久留米市内の障害児・者の集い「にぎやかカー二バル」の開催に取り組ました。その中で全出演者の合同舞台をつくろうと創作曲を募集しました。実行委員でもあった市立わかくさ学園(通所施設)の佐藤さんがテーマソングになった『にぎやかカーニバル』の原詩を書いてくれました。たぶん、その過程で『風はともだち』が創作されたのではないかと思います。残念ながら未発表に終わっていますが、彼女のアドバイスでにぎやかカーニバルでは『パピプペポ』(つながりあそびチャンネルとして2020年6月10日にアップ)も創作、みんなで賑やかに歌いました。



にぎやかカーニバルについて①
 まずは参考として、抱っこ通信925号(2018年08月24日)にもにぎやかカーニバルについて書いていますので再掲します。地元での私の古希コンサートに出演してくれる仲間として紹介してます。
・・・・・・・・・・・
トップバッターは「にぎやかカーニバルの仲間たち」です。
 1992年12月19日に、「国連の障害者年の最後の年に、なにか楽しいことやりたいね」と話し合って、実行委員会を組織して、多くの障害児・者、家族、先生、指導員、関係者の力を束ねて開かれたのが、東久留米市障害児・者と共に楽しむつどい「にぎやかカーニバル」です。
障害児学級・通所施設・作業所・ボランティアグループ・他、14団体、約600人が出演者、太鼓・合唱・ロック・民舞・手話など盛り沢山の内容でした。
 それ以来、今まで、毎年「にぎやかカーニバル」は開かれ、施設職員や全レク一座の仲間たちが中心になってがんばり、楽しんでいます。

 私は市役所を退職して2年目(「つながりあそび・うた研究所」を立ち上げて2年目)、その年は299ステージと記録を見ると我ながら呆れ返る仕事・活動量だったのにもかかわらず、この日のために作業所・学校・サークルをまわって歌の指導やら会議やらと楽しんでいました。
 当日は、企画・演出・舞台監督と嬉しい悲鳴。諸会議も私の都合に合わせてくれていたのです。きっと今はもっと民主的な運営がなされていると思います。ま、なにかを立ち上げるってこんな時代でした。

 メインの合同舞台『とびだせ ぼくらのまちへ ステージ』で演奏する創作曲をつくろうと募集したところ、市立わかくさ学園の佐藤さんより、子どもたちの好きな言葉を集めてみましたと原詩が届き、直ぐに補作詞・作曲。
後半部分は、当時、小学校教員だった中山讓さんに補作曲してもらってできた曲が『にぎやかカーニバル』。今でもオープニングで歌われています。

 ちなみに、もう一曲の創作曲は『パピプペポ』。
グループ発表ができない仲間でも「にぎやかカーニバル」に参加できるようにと、破裂音を追いかけて歌う楽しい歌を創作。もちろん、先の佐藤さんのアドバイスもありました。全国の保育園でも歌ってくれています。

 残念ながら私の仕事、活動も全国規模になり、人と人とのつながりを広げる運動にも発展していく中で、「にぎやかカーニバル」に参加できなくなりました。もう一つ言えば全レク一座の仲間たちを中心に、「にぎやかカーニバル」をさらに豊かにできていること、主体者でもある障害児・者とその関係者の手で移りつつあることが確認できたこともあったので、安心してみていられました。それでも『晴れた日には』『心も空になれ』など「にぎやかカーニバル」の節目、節目には創作曲を贈っています。

 古希コンサート当日には何人が参加してくれるのでしょうか。歌ってくれる曲はもちろん『にぎやかカーニバル』です。

 尚、ここまでの文章は、雑誌『みんなのねがい』の寄稿文やつながりあそび・うた研究所機関紙『手と手と手と』での原稿を参考にしました。
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待ってるよ

2021年04月18日 | 抱っこ通信
今日、You Tube二本松はじめつながりソングチャンネルにアップしました。
『待ってるよ』
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わかくさイキイキ

2021年04月18日 | 抱っこ通信
今日、YouTube二本松つながりソングチャンネルにアップしました。
『わかくさイキイキ』
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