つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信687号 個性が見える『ダルビュッシュ』

2016年02月26日 | 抱っこ通信
今日は調布のオリンピア保育園の幼児さんと遊びました。
11月の時は遊べなかった『ダルビュッシュ』をメインに、なにして遊ぼうかな?なんて、あまり計画性もなく・・・、あっ、そうか、いつものことでした。

『元気いっぱい』であいさつした時に、そうか、竹組さん(年長さん)はあと一ヶ月で卒園か、と気づいたのです。
そこで『君からもらった宝物』を手話つきで、しっかり、じっくり覚えてもらいながら歌いましたよ。保育園生活での宝物、それが「友だち」だったら嬉しいな、と話もしました。話しながら、今日のテーマはこれだ!と決めましたよ。いい加減。

15分間くらいうたっていたので、次は『でんしゃにのってゴーゴーゴー!』。
1年間の保育生活の中でちゃんと自分で自分をコントロールできているかな?
さすがに竹組さんのお兄ちゃんお姉ちゃんです、バラ組やユリ組の弟、妹たちをリードしたり、注意したりする姿も見られました。
何回か繰り返していくなかで、スピードも変えられるようになっていきましたよ。
でも、無意味に転ぶ子どもが多いです。もちろん、本人たちには意味があるのでしょうけどね。そこは押さえつつ「転ぶと危ないよ」と言うだけです。転んでる本人は大丈夫なのですが、まわりの友だちにとっては危険だよ、という意味なんですが。

いよいよ『ダルビュッシュ』です。年齢別に遊びましたが、それぞれの成長、発達段階がよく見えます。担任の先生から見れば、子ども一人ひとりの、今の姿がよく見えたと思うのですが。楽しくて楽しくて何回も挑戦してきます。
まず、一人ひとりの表情が最高です。きっとっ私の顔も最高の笑顔だったと思います。だれか写真を撮ってほしかったな。

遊んでいる子どもたちのこころの揺らぎなんかにも食い込めたら面白いだろうと思いました。実は明日の全国つながり青年学習会で『ダルビュッシュ』のあそびを取り上げて、幼児期の子どもにとっての「楽しい」とは何かを一緒に考えようと思っているのです。乳児と幼児にとっての「楽しい」という意味の違い、もしかしたら、発達との関係での質の違いになどにもふれられればと考えています。

そこまで考えなくても、楽しいけりゃいいのでは、と思う人もいるかもしれませんが、保育の中でのあそびを、文化の意味、役割を考えてみたいのです。
竹組さんだけは、最後にもう一回楽しみました。

最後は『夢わかば』と、もう一度『君からもらった宝物』をうたって1時間15分。竹組さんの一人ひとりに6年間ありがとうを伝えました。ありがとうでした。
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