つながりあそび・うた研究所二本松はじめ

二本松はじめ(ピカリン)の活動予定や活動報告、日頃、考えていることなどを書きます。研究所のお知らせも掲載します。

抱っこ通信676号の1 子どもも親も頑張った6年間

2016年02月02日 | 抱っこ通信
抱っこ通信676号の文章がおかしかったので、訂正して再度投稿します。はるちゃんのフェースブックでの投稿も加えて。

とても近くに感じる親さんたち

1月30日 ひかり保育園父母の主催親子つながりあそびコンサート

園舎が新しくなった8年前から父母の会主催で親子つながりあそびコンサートを続けています。
コンサートが終わったら瞬間に、来年度の予約が入ります。嬉しいことです。

ひかり保育園での親子つながりあそびコンサートで嬉しいことは、参加する親さんの一人ひとりの表情がよく見えるということです。もちろん、すべてというわけではありませんが、会場の広さとか参加人数ということとも関係すると思いますが、その表情が一人ひとり違ってよく見えるのです。ま、あたり前なんですが。

あそんでいるときも話を聞いているときも、楽しそうな表情が見られるということは、ちゃんと顔をあげているのです。そして、子どもの顔もちゃんと見られているのです。あそびでノリノリ親さんがいれば、子どもを誘ってもあそんでもらえず、困っている親さんもいたりと、いろいろですが、この場にいることにあまり不自然さを感じさせない親さんたちです。幼児の親さんになれば、特にです。親さんたち一人ひとりが生かし、生かされているのでしょうか。今度、園行事だけでなく、保育での親さんの参加も聞いてみたいです。

さて、9時からは0・1・2・3歳児の親子で1時間あそびました。
『グーパー』から『ぐるぐるぐるぐる』『ゴシゴシゴシゴシ』と定番つながりあそびで、親子でべたべたしたり抱っこしたり、次第に上着を脱いでいく感じでした。久しぶりにお父さんを「ホットドッグ」しましたよ。子どもをまるごと受け止めてねというつながりあそびからのメッセージです。

最後に3歳の子どもにガンつけられたからといって、その子を殺してしまったという悲しい事件に触れながら、その青年がなぜ?子どもを殺してしまったのかという疑問について話しをしていました。最初からその話をするつもりで親子コンサートに臨んでいたわけではありませんが。青年は、きっと生まれてから20年間、大人たち、仲間たちの笑顔の中で育ってこなかったのではなかったか、そして、愛しい人に抱いて抱かれてという経験がなかったのではないか、というようなことを話していました。いろいろあるけど、親は笑顔でいましょう、とみんなで笑顔になるおまじないを練習しました。

10時10分からは4・5歳児の親子で1時間20分間あそびました。
幼児ですから抱っこも『おチヤラカホイダンス』で。親子で一度離れて、飛びついてです。
楽しそうに嬉しそうに抱き合う親子見ながら、『相手がいるから』で親子対抗ジャンケン、そして、家族対抗の『相手がいるから』に展開しようと思ったのですが、どういうわけか『指相撲』『足相撲』を間に挟んでいましたよ。『指相撲』って、親指をのぞく指を相手と組んで、親指で相手の親指を抑え込んで10数えれば勝ちというあそびです。子どもの頃に誰でもやった記憶があるのではと思いますが・・・。

最近、保育士さんから聞く話に『いないいないばあ』とか『だるまさんだるまさん(にらっめこしましょ わらうとまけよ あっぷっぷ~)』などを知らない親さんが増えている、また、知っていても「ばかばかしくて」と言ってやらない親さんが増えていると聞いています。家庭文化というのか、子育て文化というのかな、そういうあそびがいろいろと変わってきているのでしょうね。それだけでなく、『いないいないばあ』の子どもにとっての楽しさや大切さに気付いていないのですね。そんなことが頭をかすめて『指相撲』だったのです。これなら家に帰ってもあそべますからね。

お父さんさんの参加も多かったのですが、これまた久しぶりの『すすめすすめ』で鬼が棲む森へ遊びに行きました。そして、鬼が棲む森の入り口にある鬼の門で『オニの三兄弟』。私のつながりあそびコンサートの場合、こうやってストーリー性をつけてあそびを展開していきます。自分自身もあそびに入れますしね。

この時に、子どもを誘ってもあそんでもらえなかったお父さんを鬼の門に誘えばよかったかなと、ちょっぴり反省しています。お父さんのいつもと違う姿を子どもに見せたいですからね。お父さんには4人のお子さんがいるそうで、仕事も生活も大変で、子どもも多いことで、なかなか一人ひとりの子どもと向かい合う時間がないのでしょうね。それでも、子どもはお父さんが他の親子とあそんでいる姿を見ながらニコニコしていたんですよ。

最後に『また歩きはじめるさ』を親さん向けに歌いました。
♪走りつかれたら歩けばいいさ 歩き疲れたら休めばいいさ 休み疲れたら また歩きはじめるさ 生きていれば♪と。

どういうわけか、親子つながりあそびコンサートの最初の『元気いっぱい』の挨拶歌の後に、すみれ組(年長さん)の親さん向かって「保育園生活もあと2カ月。6年間、ご苦労さまでした。子どもたちも頑張ってきたけど、親さんも頑張ってきたんだね」と話しかけていたんですよね。
しゃべっている自分に驚いてしまいましたが、それだけ親さんたちの一人ひとり顔が見えていたんでしょうね。知らない顔ばかりだったら、そんな言葉が口から飛び出てはこなかったと思います。それだけひかり保育園の親さんには親近感を持てています。そういう距離を代々の親さんたちとつくってきたのでしょうね。

帰り際にすみれ組の親さんが音響の片づけをしている私の傍までわざわざ寄ってきて「今年が最後です」「もう会えなくて寂しいです」「6年間ありがとうございました」「お元気で」と口々に挨拶して帰りました。ありがとうは私から。


平和でなければ遊べない

31日は静岡市清水区で平和コンサート7070。

京都サマー・カレッジで「ヒロシマの空」を聴いたはるちゃんが、静岡の仲間たちにも聞いてほしいと、若い仲間たちに広げて企画。
最後の挨拶の中で、「時代の歯車がおかしな方向に回り始めているから、いま、自分で社会についてしっかり考えることが大事」と話してしていました。
仲間たちによるとはるちゃんって、そうやって人前で発言したり、何かを率先してやるタイプではなかったそうですが、一歩踏み出したんだね。
だから、コンサートの中でも言いましたが、彼女一人のためだけでもいいからコンサートを開きたかったと。

会場の照明を真っ暗からほの暗い状態にしてもらって、参加者の顔を見えるようにしてもらいました。ほぼ知っている静岡サマー・カレッジの参加者だったので、一部のトークは静岡サマカレネタとユズリンネタだけでしたよ。笑いました、笑いました。
いろいろあったのでしょう、中には最初から泣いている仲間もいましたが・・・。

一部の最後は新曲『笑って笑って笑って』。ピアノ、ヴァイオリンが入るとすっごくいいです。勢いが出ました。
アンコールでももう一度歌いましたが、立ってピアノの弾くシモシュ、コーラスも入れてくれるまるこさん、キレキレのコーラス追っかけのみやちゃん、みんな突っ走っていました。

二部は『ヒロシマの空』『あなた(父母から聞いていた時代にも出さないために)』『ぼくらの空に』『花咲かす』などを、しっかり聞いてもらいました。一部は譜面を忘れるやギターのカポタストの位置(音の高さ)を間違えるやトークがあっちにこっちに飛ぶはで大騒ぎでしたが、二部はテーマを届けることができたかな。

終了後の交流会には5人の若者たちが参加してくれて、飲みながら食べながらおしゃべりしました。よく笑ったなあ。

はるちゃんフェースブックには
「いよいよ1月30日は ぴかりんの平和コンサートでした🎶

1人でみるのが夢
2人でみるのが希望
そして、3人4人…と仲間でみるのが目標

今回はこの言葉に尽きるコンサート
おもいに賛同して目標に迎える仲間
そのおもいを受けて参加してくださった仲間
そのおかげで至らない所いっぱいでしたが、無事に終えることができました!
静岡の仲間に聞いてもらえて嬉しい♡
参加してくださった方々 本当にありがとうございました‼

ココロ踊る楽しい1部。ココロにしみる2部。全てが貴重な時間でした!」と書いていました。


31日は地元、東久留米の新春のつどい

これまた一年前には日程が決まっている出演です。
最後の25分間、全レク一座の仲間たちと参加者を巻き込んでの「みんなでうたおう」でした。

一昨年までは、『上を向いて歩こう』『学生時代』などの参加者の年齢に合わせたポピュラーな歌をうたっていましたが、昨年から自分の歌でもその場で歌える歌を選曲しています。今年は『あなたを誘うよ』『誕生日って』『九ちゃん音頭』、参加者を褒めて賺して持ち上げて、叱咤激励してと大忙しですが、どんどんうたごえや手拍子や動きがスムーズになってくるのと同時に、からだじゅうが笑顔になってくるのが伝わってくるのです。これが楽しい。

途中で2月29日の夢わかばプロジェクト東日本大信復興支援コンサート“3.11を忘れない”の宣伝と、自主出版のCD『ぼくら太陽の子』の発売の宣伝を兼ねて、佐々木洋子さんと全レク一座に『やさしい時間につつまれて』を演奏してもらいました。最後は『笑って笑って笑って』。こういう集会にこそ、こういう集会ソングが生きてきます。5番の歌詞を追加して、参議院議員選挙で平和と立憲主義を守り発展させる候補を押し出そうと訴えました。また、来年もです。





コメント (1)
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