筑波大学硬式野球部のブログ

筑波大学硬式野球部公式HP http://club.taiiku.tsukuba.ac.jp/baseball/

ラストシーズンに懸ける想い②(体育4・石毛大地/県立相模原、体育4・井上大輝/三条)

2023年08月15日 20時30分00秒 | 2023年 ラストシーズンにかける想い

平素より筑波大学硬式野球部へのご支援、ご声援ありがとうございます。

 

 

第2回は、石毛大地(体育4・県立相模原)と井上大輝(体育4・三条)です。

 

 

是非ご覧ください。

 

 

 

みなさんこんにちは。

筑波大学硬式野球部4年の石毛大地です。

 

 

ついに自分が「ラストシーズンに懸ける思い」を書く時期が来たのかと驚いています。

もう自分も22歳。大学入学から体重が15kg増加、体脂肪率も10%ほど上昇し、心身ともに健やかな発育を遂げています。

文章が上手くまとまらず見づらい部分も多々あると思いますが、最後まで読んでいただけると嬉しいです。

 

まずは私の人生の転機である高校時代から振り返っていければなと思います。

 

 

高校は神奈川県にある相模原高校(通称:県相)に通っていました。実家は横浜市にあるため、片道1時間半かけて通学するというだいぶハードな生活を送っていました。

 

何度寝過ごして終点の駅で駅員さんに起こされたか分かりません。野球部では名将佐相眞澄先生の指導のもと、技術面はもちろん精神面も大いに成長することが出来ました。

 

あれほど怒られることはこの先の人生でない言うほど怒られたことも今ではいい思い出です。

 

 

そして一番の思い出は、高校3年生の夏に当時3連覇中だった横浜高校に勝って創部初のベスト4に進出したことです。

 

6回終了まで5-0とリードされていましたが、その後見事に逆転し6-8で勝利しました。当時の横浜高校は現阪神の及川投手や現ENEOSの度会選手などを擁したスター軍団でした。そんな横浜高校に、グラウンドとスタンドが束になって戦い勝利した瞬間の横浜スタジアムの大歓声は今でも決して忘れません。

 

その後の準決勝は東海大相模高校に11-2で負けてしまいましたが...。

 

 

高校で野球を辞める予定でしたが、井口史哉さん(県相→筑波の4つ上の先輩、県相のレジェンドの方)に憧れたのもあって筑波大学で野球を続けたいと思うようになりました。

 

1日10時間を超える猛勉強の末、何とか現役で合格することが出来ました。

 

 

しかし大学に入学してからの最初の2年間は人生で一番辛く苦しい時期が続きました。

 

 

入学直前にコロナウイルスが蔓延して影響で大きく活動が制限されてしまいました。

 

また大学野球のレベルは非常に高く、150人を超える部員の中で存在感を出せずにいました。人見知りな性格もあってなかなか友達も出来ず、失恋も重なり人生のどん底を経験していたと思います。

 

野球でも結果が出ず、私生活も充実しない状況はとても辛いものでした。正直下級生の頃は毎日部活を辞めたいと思っていました。

 

一時は選手を辞め、学生スタッフへの転身も考えました。

 

何に対してもやる気が起きず、鬱に近い状態になっていたと思います。

 

そんな中、2年生の春リーグ終了後にAチームに上がることが出来ました。このまま終わってしまっては応援してくれている家族や友人に申し訳ないと思い、最後のチャンスだと割り切って本気で野球に取り組もうと決心しました。

 

必死にAチームに食らいついていった結果、なんとか秋のリーグ戦に出場し今後への可能性を示すことが出来ました。あの時頑張ってよかったと心から思っています。

 

 

 

その後2年生の冬には、最強タッグである東條航さんと木村匠汰さんに出会いました。

 

この出会いが自分の人生を変えたと個人的に思っています!お二人の指導によってフォームや考え方を1から見直して臨んだ3年生の春季リーグ戦では首位打者・ベストナインを獲得して一気に飛躍することが出来ました。

 

「人生何があるか分からない」というのを肌で感じました。

 

 

その後は大学日本代表選考合宿に呼んでいただくなど、数か月前の自分では想像もできないことも起こりました。日本代表には選ばれませんでしたが、大学トップレベルの選手とプレーできたことは大きな財産となりました。

 

長々と書いてしまいましたが、高校~大学の振り返りをしてみました。改めて振り返ると良いことも悪いこともあって濃い時間だったなとしみじみと思います。ほんとに人生何があるか分かりませんね。

 

 

だからこそ後輩たちもどんなに辛いことがあっても諦めずに食らいついて欲しいなと思います。その先に得られるものはきっとあるし絶対に良い経験になるはずです。

 

 

 

また自分ひとりでは決してここまで来ることは出来ず、多くの人に支えられた野球人生だったと実感しています。

 

 

いつも支えてくれる家族、帰省したら遊んでくれる地元の友達、バッピをしてくれたりノックを打ってくれたりする学生コーチ、お世話になった監督・コーチなどなど挙げればキリがないほど多くの人に助けてもらってきました。

 

 

野球人生振り返れば辛いことばかりでしたが、野球を通じて素晴らしい経験をさせていただき、多くの人と出会うことが出来ました。

 

早いもので残すは秋のシーズンのみとなってしまいました。

 

筑波が17年ぶりに優勝した瞬間を想像するだけでワクワクします。

 

「共創」のスローガンのもと優勝してみんなで新しい歴史創り上げましょう!

 

 

体育専門学群4年 石毛大地

県立相模原高校

 

 

 

 

日頃より弊部へのご支援ご声援を頂き、誠にありがとうございます。

 

筑波大学硬式野球部4年の井上大輝です。

 

拙い文章でありますが最後まで読んでいただけると幸いです。

小学3年生から始めた私の野球人生が節目を迎えようとしています。

 

私の野球人生は素晴らしい方と出会い、多くの刺激を受け、本当に恵まれたものであったと思います。

 

そして、自分が夢中になって取り組める素晴らしい環境に感謝しています。

 

 

特に、挑戦をサポートしてくれた両親、どんな時も味方でいてくれたからこそ、逃げずに弱い自分と向き合ってきました。今までどれだけの労力とお金を自分にかけてくれていたかを考えると頭が上がりませんがこれからも成長した姿を見せていけるように頑張ります。

 

 

 

私は高校野球での悔しい思いを晴らすべく、大学野球に挑戦する決断をしました。

 

 

入部してからこれまで、選手としては全く結果を残すことができませんでした。

 

また、スタッフとしてもチームに影響を与える存在になっていません。

 

 

そんな自分でもラストシーズンはこのチームの戦力となれるよう、

選手を全力でサポートしていきます。

 

 

また、自分が苦しかった時期に支えてくれた先輩方には深く感謝しています。

必ず結果で恩返しします。

 

 

自分はグラウンドに立つことはできませんが、自分のできること(バッピ以外)を精一杯してチームの勝利に貢献したいと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

秋リーグも温かいご声援をよろしくお願いします。

 

体育専門学群4年 井上大輝

新潟県立三条高校

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ラストシーズンに懸ける想い①... | トップ | ラストシーズンに懸ける想い③... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

2023年 ラストシーズンにかける想い」カテゴリの最新記事