筑波大学硬式野球部のブログ

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2019年 夏大企画 第七弾!

2019年07月16日 18時00分28秒 | 2019年 夏大企画
皆様こんばんは。
2年マネージャーの磯部です。
 
本日も夏大企画を行います!
今回は、松木(体育2・今治西)をご紹介いたします!
 
以下、松木へのインタビュー内容です。
 
 
Q出身高校を教えてください。
 
今治西高校です。
 
 
Qどのようなきっかけで進学したのですか?
 
甲子園に出たいという理由で今治西高校を選びました。
今治西には野球推薦だけあり、他の部活には推薦がありません。野球部も推薦があるとは言え一般受験での入学がほとんどです。
県外から進学してくる人もいますが、県外出身は推薦入学できず全員が一般受験です。自分は実家から電車通学で片道25分くらいかけて通っていました。
 
 
Q今治市はどんなところですか?
 
住みやすいところだなという印象があります。特につくばに来てから強く思います。1年を通して暖かく、冬もそこまで寒くないです。つくばは寒いですね。
 
 
Q練習はどのような感じでしたか?
 
グラウンドは野球部専用で、室内練習場もあります。特別に環境が良いとは言いませんが、公立高校にしてはいい方ではないかと思います。
17時から21時まで全体練習を行い、その後は室内練習場で自主練が可能です。
チームのこだわりとして全体練習がメインでやっています。自主練で向上するのではなくチーム全員でやる全体練習での向上を目指す。さらに投手と野手に分かれることなくみんなでやる。これが今治西のこだわりです。もちろんピッチングなど別メニューになることもあります。ですが私立と比べて指導者も多くないので全員でメニューを進めています。しんどいトレーニングも投手と野手が一緒にやることで乗り越えてきました。大学野球のように分業制ではないです。
さらにこだわっているのが練習の質についてです。練習時間は私立に勝てないけど、練習の全てで「試合と同じ1球にする」ことを意識して質にこだわってやっています。キャッチボールの1球から強くこだわっています。
 
 
Q筑波大学を受験するきっかけは何ですか?
 
筑波大学の受験のきっかけは高校の監督さんが筑波大学の出身であり、また先輩も多く進学していることが一つにあります。
指定校や野球推薦で大学進学するチームメイトが多い中、推薦ではなく勉強をして一般入試で大学進学したい。また勉強と野球の両立をしたいという思いもありました。お金のこともあり国立で野球が強く体育・スポーツも日本のトップである筑波大学に決めました。
 
 
Q夏の大会の最高成績を教えてください。
 
1年夏に甲子園出場しました。
 
 
Qその時はどのようにチームに関わっていましたか?
 
実力がまだまだだったのでスタンドで応援していました。何年も連続で出場していましたが自分もチームの一員として甲子園出場が叶ったことは嬉しかったです。甲子園というテレビの中の世界を見ることが出来ました。
甲子園では清宮幸太郎(現北海道日本ハムファイターズ)のがいた早稲田実業高校と1回戦で対戦しました。結果は惨敗でしたが目標の甲子園でプレーをする実感が少しは沸きました。
一方で同学年の1年生から2人も甲子園のベンチメンバーに選ばれており複雑な気持ちもありました。尊敬と悔しさの両方を抱えていたのを覚えています。
 
 
Qそうなんですね。そのほかに夏の大会の思い出はありますか?
 
やっぱり3年の夏ですね。結果だけ言うと2回戦敗退でした。相手は確かにまとまりのあるチームではあったが自分たちの力があれば勝てると思っていました。勝って次の済美高校戦への意識はありましがここで負けると思っていませんでした。
試合が終わり負けた瞬間はポカーンとしていて泣くこともなく状況を受け入れられてなかったです。自分は背番号14を貰いました。
最後の夏は3塁コーチャーという役目を果たしました。試合に出られないという実力不足は受け入れていて、与えられたコーチャーの仕事をしっかりやってやろうという思いで大会に臨みました。先輩などから3塁コーチャーについて教わったりもしました。決して上手かったわけではないが、やりきったという自信はあります。
 
 
Q自分の役目をやりきった夏ですが、やはり選手として出たいという思いがあったのではありませんか?
 
それはもちろんです。3年間を通しても出場はほとんどありませんでした。守備で少し使ってもらったぐらいです。
でも、選手として出場はなかなかできなかったがトータルではよかったと思える高校野球ではありました。
なぜなら監督の人柄など、すべてが良かったからです。一つ一つの言葉が熱くて今後の人生にも繋がるし、人として成長出来た部分が本当に大きいです。
いい仲間にも出会えて、苦しい練習を乗り越えてきた大切な仲間は一生の宝物になる存在だと感じています。
 
 
Q高校野球での経験が今に生かされていると思うことはありますか?
 
自分の力で甲子園出場はかなえられなかったが、それも今の大学野球にはつながっていると思います。
甲子園を目指していた過程で得たものを次のステージにつなげること。進路はそれぞれある中で生かすことが大事だと感じています。
改めて思うのは、高校野球での経験のすべてが今の自分のためになっているのは間違いないですね。
 
高校で監督に出会い野球観がかなり変わりました。甲子園出場を目標に今治西へ入学し、勝つことや野球というスポーツの楽しさを学びました。
困難なことへ立ち向かう「耐えて勝つ」を学びました。「コツコツやって最後の最後に勝てるように」という意味です。
受験でもD判定しか出ていませんでした。センター試験直前の模試でも成績は上がらず担任の先生からは筑波大学以外を進められましたが自分の意思は固かったです。結果、逆転合格となり、「耐えて勝つ」が身をもって成果として出た一つだと思います。
自分がやりたいと思っていることはやり抜くことが大切と学びました。やらないことの後悔の方が強いと思います。やはり、やりきることの大切さですね。
高校では監督からの指導が大きかったですが今の大学野球ではほとんど自主性で、学生が主体となって選手や学生コーチで練習を進めていて、本当に学生でチームが成り立っている印象があります。高校生の自分は他人に流されてばっかりだったと思います。とりあえず何となく練習をやっていました。今は自分を考えて本気でうまくなるために練習している。学生コーチにメニューの提案をするなどの自主性の利点を生かしたいです。本当に自分に必要なことをやることが出来ていると感じています。
 
 
Q最後に高校生へ向けてメッセージをお願いします。
 
試合に出ていない人でも高校野球には得られるものがある。本気でやればなにかがつかめる。モチベーションを上げたり保ったりするのは難しいが、試合に出られない葛藤など、控えならではの経験などがあります。これはスポーツでしか経験できないことです。
糧にして成長につなげることがなにより大事。自分の立場を精いっぱいやりきる。どの立場でも真摯に取り組む。高校野球をやりきってください!!
 
 
インタビュー内容は以上です。
次回は、熊倉(体育1・新潟)をご紹介いたします。
 
どうぞお楽しみに!!!
 
 
マネージャー
磯部友以乃