11/1(火) ~ 11/27(日) 佐倉歴博・くらしの植物苑で古典菊の展示が行われています。
古典菊は、平安時代~鎌倉時代にさかのぼる伝統的な菊です。
1. 嵯峨菊 9 世紀初頭 嵯峨天皇の時代から宮廷に植えられ、茶会や歌会に並べて鑑賞したそうです。
2. 伊勢菊 伊勢神宮の斎王や彼女に仕える女房たちが京の都を懐かしんで取り寄せた嵯峨菊が基本になりました。
3. 江戸菊 江戸時代の初頭から栽培が始まりました。今の花形が成立したのは文化・文政時代です。
4. 丁子(ちょうじ)菊 江戸時代に盛んに栽培されました。中心の筒状花の花弁が大きく発達して盛り上がって咲きます。
5. 肥後菊 江戸時代肥後藩主が栽培を奨励ししたことから熊本地方に広まりました。
この肥後菊をここの植物苑が種から育てました。
とても知ることの多かった菊花展でした。