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春. 夏. 秋. 冬. 河童の散歩

八王子の与太郎河童、
つまづき、すべって転んで、たちあがり・・。
明日も、滑って、転んで・・。

秩父札所の結願所、水潜寺。

2021-07-04 22:20:57 | 秩父34札所

鳥の鳴き声が変われば、空模様は変わる、
鳥が鳴かなかった、朝から雨の金曜日、
昼前に、雨がやんで、かすか遠くで鳥の声も、

今日はずっと雨、鳥も雨宿りでしょうか・・。

埼玉県最西端、東京、長野、群馬、山梨各県に隣接して、
市の花に芝桜を、
鳥は八王子市の高尾山でも鳴き声が聞こえる、
👇オオルリ。




今は6万人が住む秩父市に、平安時代の頃には、
様々な悩みや苦しみから逃れ、
平穏な暮らしにしたいと願い、観世音菩薩や薬師如来、
極楽浄土への転生を保障するという阿弥陀如来への信仰が、
庶民の中に広がり、有力者の帰依を避けて、
修験者とともに、小さな堂宇を建てた。





👇奥長瀞渓谷に



👇日本百観音結願所、
秩父札所34番、日沢山・水潜寺の石碑が見えて、


👇33体の観音像が並んでいます。





👇緩い坂道、観音像を見ながら登りきると、
納経所で32番法性寺、33番菊水寺でも、
釘付けになった男性が姿を見せました。



👇本堂。
寛政の頃(1789~1800)
江戸在住の人々の寄進によって再建されたと伝えられる、
方形屋根、四間四面の建物。


👇日焼けした小坊主が、
疲れをいやすように「水でもお飲みください」 なんて・・。
百観音巡礼を終えた巡礼者は、
笈摺(おいずる:巡礼者が羽織る白衣)や、
金剛杖、菅笠、千羽鶴などがお札とともに奉納し、
水を浴びて、帰るのが、習わしとのこと。






👇お砂の上に立てば、
西国阿弥陀如来、

坂東薬師如来、
秩父千手観音の三体の御本尊を拝めば、
日本百観音巡礼の功徳が得られるといわれております。 

初めての札所巡りは、秩父だけ、
何となく、躊躇った・・・踏めば次の札所巡りの、
機会をなくすようで・・。
でも・・踏みました。





👇日本百観音結願堂。


👇仏足跡の堂。








👇一言も言葉を交わすことなく、
彼は、納経所👆から出ると、
ベンチでカメラを持って座る私の前で、
立ったまま動きませんでした。
レンズを向ける、
非礼が非礼で無くなったわずかな時間でした。
撮り終わった直後に彼は、
「2回目が終わりました。これで東京に帰れます」
それだけ・・。

遠くに流した目に、彼の胸の中、
返す言葉はなく、ただ頭を下げた。
彼のひょうひょうとした動きは、
私には、神々しく見えました。





私も帰ります。

一番四萬部寺から
三十四番水潜寺まで
静寂な山村と美しい自然の
風光を背景した
一巡約100km程、
👇坂道の
千手観音像から、
一尊、一尊、
目に焼き付けるようしてです。







コメント (6)
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